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LIQUID -Star Chronicle- 月の杯編
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【サイドクエスト『家出令嬢を連れ戻せ』】
「あ、マーナ! おっそーい、待ってたよ~」
「ごめんごめん! 仕事が長引いちゃってさ……」
「あはは、うそうそ♪ 怒ってないってば。それじゃあいこっか!」
「ふふっ。ええ、今日もよろしくねアオイ!」
アオイ(プレイヤー:
仙藤 蒼
)がマーナとクエストを共にするのも、これで何度目だったろう。ウェポンマスターとオラクルマスター、前衛と後衛で役割分担が噛み合うこともあるが、それ以上にふたりはなんだかウマが合い、万事に相性が良かった。
他愛のない雑談やらマーナの時おりこぼす愚痴などを通じて少しずつ、彼女のプレイヤー事情も垣間見えた。どうやら社会人一年目のOLさんらしい。
「今日のクエストはっと。どれいこうか?」
「そうねー。あ、この『家出令嬢を連れ戻せ』は? 難易度ちょうど良さそう」
まあ、ネット上の付き合いに背後の詮索は不要か。深く探らず、仕事の愚痴は聞いて慰めるに留めて、二人でクエスト攻略を楽しむことにする。
依頼人はサイディア王国のとある貴族。一人娘のご令嬢は反抗期のお年頃。淑女たるべしと押し付けられる手習いや勉学に青春を浪費され、ひと時の自由を謳歌するもままならない窮屈な生活に嫌気が差し、令嬢はついに家出を敢行した。彼女を探し連れ戻してほしい、というのがクエストの概要だ。
「なるほど。まずはその、鉄砲玉令嬢の足取りを追ってみよう」
「でも確かに、気持ちは分かるかも。そんな堅苦しい暮らしなんて、あたしはごめんだわ。好きなゲームも遊べない生活なんて!」
「ほんとほんと。私も分かるな~」
ご令嬢に同情しつつも、クエストをこなさねば報酬は得られない。
関連するNPCに話を聞き、手がかりを探り出し、遺留品を見つけ、足取りを追ってゆく。サイディア王国を西から東へ。国境を越え、コーフィルへ入ると砂漠地帯が広がり、オアシスへとたどりついた。
コーフィルは多数の部族が集まり構成された国家だ。砂漠の民は荒々しく屈強で、大ざっぱだが反面懐が広く、どんな境遇の者も受け入れる度量を持つ。貴族の令嬢などと訳ありな逃亡者が身を隠すにはうってつけというわけだ。
「さて、ここのオアシスにいるって話だけど……どこかしら」
「もしかして、あれじゃない?」
アオイが指さしたのは、まさに今、往来で興業の真っ最中の、旅芸人の一座だった。色鮮やかな民族風の衣装に身を包み、火吹き芸に石食い芸、フープを回しながらのロープ渡りなど、奇抜な芸を繰り広げている。
コーフィルでは珍しくない光景だが、華麗なナイフ投げを披露する金色の髪の若い女は、周囲のギャラリーや通行人のコーフィル人に比べてあか抜けており、いささか場にそぐわない印象を受ける。
さっそく声をかけてみると、
「な、なんですのあなたたち!? わたくしは貴族の令嬢などではなくってよ!」
といってナイフ芸へ戻ってしまい、取り付く島もない。
「うーん、別のタイミングで声をかけなきゃいけないのかしらね?」
「そうかも。少し待ってみよっか」
オアシスの名物、<コナートジュース>でバフを付与しつつ、案外とサブカル方面に明るいマーナへカプセルギアを布教したりしながら時間をつぶした。
深夜。コーフィルの特徴的な土造りの住居の合間を縫うように、刃が閃く。
「ちょ、いきなり襲ってくるなんて、聞いてないわよ……!?」
「よっぽど鬱憤溜まってたのかな、お嬢さま……」
投擲用ナイフを雨あられと放ってくるのは、他ならぬご令嬢。貴族生活を脱し、旅芸人一座に拾われ身につけたのは絶技と称するにふさわしく、単なる芸とは思えないほどに研ぎ澄まされている。
それもそのはず。
「ふふふ。冒険者風情が、我らを探ろうとは……」
「誰!?」
令嬢の背後へ現れたのは、かの旅芸人一座の座長を名乗っていた男だ。頭にターバンを巻き、手には大きな曲刀。
さらにはずらずらと一座の面々が顔を揃え、アオイとマーナを取り囲む。
「我ら、バリスタール教団の暗殺一座の名誉にかけ、貴様らを逃すわけにはいかん! お前たち、やってしまえっ!」
「バリスタール……!? って、前にクリアしたクエストに出てきた、あのカルト教団!?」
「これ、続きだったのね……!」
阿吽の呼吸というやつか。幾度の共闘を経て構築された連携を、二人は目くばせひとつでやってのける。マーナがナイフを小型シールドで弾きつつ、<オートヒール>を詠唱。アオイへ自動回復を付与する。
アオイはナイフを振りかぶる令嬢の眼前へ肉薄すると、
「洗脳か何かされてる? これで目を覚まして……<炎風旋>っ!!」
金色の巻き髪の上から側頭部へ、回し蹴りを叩き込む。少々手荒いが、お嬢さまが昏倒している間にケリをつけるべく、さらに踏み込む。
「マーナ、支援お願い!」
「って言われる前に、詠唱完了よ! <旋風の加護>!」
「さっすが相棒、タイミングバッチリ! いっけぇ、<龍突拳>っ!!」
敏捷性を高めるバフ魔法を受け、突撃の勢いを乗せて繰り出す拳が、男を打ちのめした。
コーフィルを拠点に邪神バリスタールの信仰を広め、その復活を妨げる者を葬るべく活動する、彼らは旅芸人を装う暗殺一座であった。その芸は全て殺しの手法に基づいており、令嬢に授けられた投げナイフの秘技もまたその一つだったらしい。
とはいえ彼らに与していたのは令嬢の意志ではなく、教団の魔術によって洗脳されていたようである。本来の朗らかで豊かな表情を浮かべて、彼女は言った。
「アオイ、マーナ。わたくしを解放してくれたこと、感謝いたしますわ! わたくしは、シャローテ。この恩は忘れませんわよ」
「ううん、どういたしまして!」
もう家出はこりごりだ、と令嬢シャローテは家へと戻っていった……のだが。
「あれ。このクエスト、まだ続きがあるっぽい……?」
「え、そうなの?」
邪神教団との戦いは、シャローテとの再びの邂逅とともに、加速してゆくこととなる。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
墨谷幽
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
冒険
バトル
ゲーム
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2023年02月05日
参加申し込みの期限
2023年02月12日 11時00分
アクション投稿の期限
2023年02月12日 11時00分
参加キャラクター一覧
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