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LIQUID -Star Chronicle- 月の杯編
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【美少年が美少年と美少年パーティを】
未知なる大地に、
ロベルト・エメリヤノフ
は目を見開く。
「ネット越しに美少年とゲームができる……VRって最高だね!」
無垢で耽美でうつくしい少年に愛を注ぐロベルト。自分がヴァーチャルに築かれた世界へ飛び込むならば、隣で冒険を共にする仲間を操作するのは、ネットの向こうの美少年であるかもしれないではないか。素敵な出会いがあるかもしれないではないか。
とはいえ実際のところどんな相手と話しているか、VR用ヘッドマウントディスプレイを通じては分からないし、何よりいわゆる出会い厨のような輩と同類になるのは本意ではない。
「なんとなく、ゲームでの交流を通じて、気配を感じられれば僕はいいんだ……それってイマジナリーでイリュージョンだよね」
チュートリアルクエスト後に引ける無料ガチャで運よくレアな英雄キャラをゲットし、彼はリキッド大陸へと降り立った。
「おおっ。すごい!」
思わず感嘆が漏れる。どこまでも続く青空には金色の光がマーブル状に混ざり込み、まるで絵画のようだ。道行く人々の装いはさまざまで、いかにも村人や町人といった出で立ちはNPCだろうか。鎧を着て武器を帯びた戦士や杖を携えた魔法使いは、プレイヤーが動かしているのだろうか。街並みは作り物であるはずがなんとも緻密で、そこかしこに匂い立つようなリアリティを感じることができた。
そこに立つ彼もまた、今やリキッド大陸の住人だ。
防具屋の店先に置かれた姿見を覗く。ゆるくウェーブがかった金色の髪を風にたなびかせる、弓矢を携え神々しい面持ちの少年が立っていた。名はアポロン。外なる世界の神の名を冠する、ワインツ帝国出身のバレットチェイサーだ。
美しい。まるで宗教画に描かれる天使が飛び出してきたかのようだ。なるほどこれは美少年だ。イマジナリーでイリュージョンだ。
「ゲームの中で美少年を操作し、美少年キャラと触れ合う……なんて素晴らしいんだ! この時間を大切にしたいね」
アポロン=ロベルトはさっそく冒険へ出かけることにした。行動せねば美少年との出会いもあるまい、いやそればかりを目的とするわけではないのだが、せっかくガチャで美少年英雄キャラも手に入れたし出会い系のような真似をしてアカウントBANされたりしたくはない。
などとまごまごしつつも第一歩を踏み出そうとしたところで、
「わーっ、アポロンだ!」
「すげー、それレアキャラっすよね!」
声をかけられた。
振り返り、アポロンは息を呑む。
「なあっ!? こ、これは……!」
目を輝かせている少年がふたり。いたいけで無垢な、凛々しい美少年のアポロンとはまたタイプが違って美しい少年がそこにいた。
まるで双子のようにそっくりな二人は、それぞれに色の違うオッドアイをきらきらとさせ、アポロンを見上げて言った。
「かっこいー! いいなあ……」
「英雄キャラガチャで引いたんっすか? どのくらい課金したんっすか?」
「ええと、これは最初の無料ガチャで」
「ええーっ、すごーい!」
「めちゃ運いいっすよーそれ! うらやましー!」
口を揃えてすごーい! かっこいい! と言ってくれるので、借り物の姿とはいえアポロンも悪い気はしない。
「ねえアポロンさん、よかったら、パーティ組まない?」
「そうだ! おれたち、クエストに行くところだったんっすよ。いっしょにどうっすかー?」
「えっ、いいの? 僕がお邪魔しちゃっても……」
出会い厨のごとき真似はするまい。と固く誓ったはずなのだが。
早くも少々、揺らぎそうなアポロンことロベルトである。
クエストはサイディア王国郊外の森へ分け入り、有用な茸を規定数取ってくるというものだ。
単なる採取クエストと思っていたら、これが案外強敵が出現するので油断ならない。
「そっち、いったよー!」
少年の声に、愛用の<形見の弓矢>へ矢を番えて放つ。どういった由来の品かはフレーバーテキストからも伝わらないが、アポロンの悲しき記憶に思いを馳せるのもまた楽しみの一つだろう。
「<疾風の矢>!!」
音も置き去りにして飛翔する矢がケルピーの首を狙い違わず貫いた。ケルピーは馬の姿をした水の精で、高圧水流をレーザーのように放つ強敵だ。危険度が高いが、アポロンはそれらを巧みな体さばきでかわしては反撃の一矢を撃ち込んでゆく。
「バトルもなかなか、爽快感があるねー」
「うわ、やばいっす! 攻撃くらったっすー!」
二本の短刀を構えた、「~っす!」と活発な美少年が、ウェポンマイスターのユウ。杖を持ち、小さなぬいぐるみ型悪魔を召喚して戦う、おっとりした……と見せかけて小悪魔系な美少年が、イビルサモナーのアユ。よく似た二人は実際、双子であるらしい。
ケルピーを協力してあしらいながら、目的のキノコを採取する。キノコは正解と不正解のものがあり、間違ったものを採取するとダメージを受けたり、状態異常にかかってしまう。思いのほか大変ではあるが、
「わ~、ニセキノコだあ~! ダメージ受けちゃったよ~」
「おっと。回復するよ、<癒しの矢>!」
「ありがと~、アポロンさん!」
「頼りになるっすねー!」
「いやぁ、それほどでも。ははは、照れるなぁ」
こんな美少年たちと一緒なら、ちょっとくらいの失敗も楽しい冒険物語の一編となるものだ。
相応に苦労しつつクエストをこなし、依頼人の美少年NPCへ報告したところで、二人が言った。
「アポロンさん! ぼくたち、チームワークばっちりだね!」
「よかったらまた、パーティ組んでくれないっすか? おれたち初心者だから、フレンド増やしたいんっすよ~」
「ね~、おねが~い!」
なんだか懐かれてしまったらしい。
(このゲーム……いいかも!)
これからどんな冒険が待ち受けているだろうか? なんだか楽しくなりそうだ。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
墨谷幽
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
冒険
バトル
ゲーム
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2023年02月05日
参加申し込みの期限
2023年02月12日 11時00分
アクション投稿の期限
2023年02月12日 11時00分
参加キャラクター一覧
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