this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
【お三夜】猫と人とあやかしと、三つの世界が交わる夜
<< もどる
1
…
16
17
18
19
20
…
24
つぎへ >>
●SideB:霊界:母蜘蛛<2>
仲間たちが、母蜘蛛に対峙する者と、お三夜さまを探す者たちに自然と分かれた。
母蜘蛛に相対する夏朝に踵を返し、夏夜は幾重にも張り巡らされた強靭で巨大な蜘蛛の巣に飛び乗る。
探すのは、猫サイズのぐるぐる巻きの繭である。
「お三夜さま!」
修が言っていた粘らない縦糸、それから歩が作ってくれた土ぼこりまみれの糸を伝って、お三夜様を探す。
「お三夜さま、聞こえているなら返事を頼む!」
なあ、と幽かに猫の鳴き声がした。
「!」
夏夜はあたりを見回す。
あった!
巨大な蜘蛛の巣の真ん中に鎮座する母蜘蛛の真下。
猫のサイズの繭が、ぶらぶらと蜘蛛の巣からぶら下がっている。
きっとお三夜さまだ!
中で暴れているのか、繭は激しく揺れていた。
夏夜は回り込んで繭の方へ移動する。
「あと、ちょっと!」
必死に手を伸ばして繭に指先が届いたそのとき。
母蜘蛛が気づいた。
糸束が夏夜の背に迫る!
「夏夜ちゃん!」
危険を知らせる夏朝の声。
振り返る。闇を穿つようにして迫りくる糸。
避ける? 間に合わない! ただ、目を見開く間しかない!
「ッ!!」
そのとき、迫ってきた糸の軌道を、飛んできた衝撃波が曲げた。
夏夜が衝撃波の発生源のほうを見ると、そこには、ペンを持った萌々子がいた。
「手伝います!」
萌々子が来て、背中合わせに夏夜を守る。
「初めての霊界なのに! こんな事件でなければもっとを楽しめたのにっ!」
「同感」
「糸攻撃はこっちで防ぎます。お三夜さまをお願いします!」
「わかった」
夏夜は背中を萌々子に任せて、お三夜さまの繭に集中することにした。
萌々子は両手に一本ずつペンを持つ。
「来るなら来なさい!」
萌々子のろっこんの名は<ペンは剣より出でて剣より強し>。
ペンなどの筆記用具で空中に線を引くことで、ペンの軌道に沿った衝撃波を放つことができる。
先ほど夏夜を救ったのも、この衝撃波だ。
母蜘蛛が放った糸の第二波。
萌々子は再びペンを振るって衝撃波を放ち、退ける。
「この調子なら」
糸は怖くない。
そう慢心したそのとき。
別の方向から繰り出された糸が、右手のペンに絡みついた!
「ペンが!」
糸に絡み取られ、手から離れる。
なんてことだ。
「残った1本で何とかしなければ……」
萌々子は残った左手のペンをぎゅっと握る。
せめて。
「せめてこのペンがもっと大きい棒状だったら、蜘蛛の糸に絡めとられたりしなかったのに」
そう、強く願った瞬間のことだった。
ぎゅっと握ったペンに違和感を感じる。
見れば、ペンはどんどん巨大化して――。
「杖ぐらいの大きさになりました!?」
目を瞠ったのも一瞬のこと。
「何となく察しました、これはろっこんが進化して新しい能力が付いたと!」
これを振るえば衝撃波と共に打撃を当てられる!
そう確信した萌々子は、巨大化したペンを、剣のように両手で持った。
「さあもう一度……お三夜さまを返してください!」
萌々子は、粘らない糸をたどって、頭上の母蜘蛛に駆けあがる。
振り上げて、軌道を描く。
狙いは、糸を出す尻の先。
「いっけえええ!!!」
萌々子のろっこんでは、引いた線の長さや勢いによって衝撃波の強さが変化する。
ゆえに。巨大なペンで引いた勢いのよいラインで発射される衝撃波の強さは、ペンのサイズの時とは比べ物にならない!
衝撃波が母蜘蛛が突き出した尻を撃つ。
そこに、巨大なペンによる殴打の追撃!
バランスを崩した母蜘蛛に向かって、歩がくる!
土ぼこりで粘らぬようになった糸を駆けて、母蜘蛛の腹目掛けて、ムーンサルト!
「俺が相手してやんぜ! 虫なんだから腹は柔らかいよなぁ?」
だだだ、と一瞬で何撃も蹴り上げる!
母蜘蛛は悲鳴のような音をあげた。
ひっくりかえってもがき、半分巣から落ちかける。
「いまだ! 巣を落とすんだ!」
修の声。
「糸は蛋白質、火に弱いはずだ!」
「そういうことなら儂に任せろ」
両手の指10本に分けて狐火をともした阿呂江がにやりとする。
「よーし、出遅れたが蜘蛛共覚悟するのじゃー!」
母蜘蛛がいる蜘蛛の巣の、支えになっている個所を狙って火をつけてゆく阿呂江。
修も松明で縦糸を焼き切る。
「上のほうにはこいつをお見舞いだ」
整髪料缶を構えガスを発射。
着火マンで火を点ければ、即席の火炎放射器だ!
「母蜘蛛を落とすの、協力する……!」
タイミングを合わせて、夏朝が猫シールを母蜘蛛に発射した。
何枚も、何枚も。
貼り付けたところで、ろっこん<重く軽く>を発動。
「黒白さんを解放しろ、お三夜さまを解放しろ! 楽しいお三夜祭りを返せーーー!!」
一気に母蜘蛛に重力をかける!
燃え盛る蜘蛛の巣。
いままで巨大な母蜘蛛を支えていた強靭な糸も、こうなってはもたなかった。
母蜘蛛が、落ちる!
盛大な轟音と土煙をあげて、地面にめり込む。
修が油断なく叫ぶ。
「行くぞ、落ちてからが本番だ!」
<< もどる
1
…
16
17
18
19
20
…
24
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
【お三夜】猫と人とあやかしと、三つの世界が交わる夜
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
バトル
神話・伝説
定員
1000人
参加キャラクター数
29人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2023年01月28日
参加申し込みの期限
2023年02月04日 11時00分
アクション投稿の期限
2023年02月04日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!