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LIQUID -Star Chronicle-
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【君がいれば、それでいい】
オサム(プレイヤー:
八神 修
)はスペルブレイカーを選択した。寝子ヶ浜の軍師を名乗る彼には、多彩な魔法で追い詰め刈り取る魔法使いこそふさわしいと言えるだろう。
得物は<魔剣魂喰らい>。杖のように魔法の触媒として使えるのに加え、魔力を物理攻撃力に変換する能力を持ち、遠隔攻撃を得意とするスペルブレイカーに格闘戦の選択肢をも与える便利なレアアイテムだ。斬り付けた敵の魔力を吸い上げ、己の傷を回復する副次効果も持ち合わせるが、戦闘中は常時魔力を消費し続けるというピーキーな武器でもある。
「だからこそ、気にいってるんだけどな」
スキルもあまり見ない、特異なものを選択している。<魔法創造>は言霊からオリジナルの魔法を作り出し、即興で行使する異例のスキルだ。自身のパラメータを越える魔法を扱うことはできないが、それでも修のバトルに七色の手管をもたらしてくれる。<魔法召喚>は、一度でも自分が受けた魔法を習得することができるという、これまた変わり種。扱いの難しいことで知られているが、オサムにとっては使いでがあり幅広い局面に対応可能な良スキルといっていい。
巧みなキャラクター育成で唯一無二の特性を得たが、それをひけらかそうというつもりはない。普段は単純な炎の魔法と索敵用の探知魔法を主力としカモフラージュしているくらいだ。
「能ある鷹は爪を隠す。ってね」
これらを行使するのは、必要な局面のみ。冒険やバトルを楽しむことももちろんあるが、そればかりではこのゲームを最大限に楽しんでいるとはいえまい。あらゆるプレイスタイルを許容する度量を持つのが<LSC>なのだ。
よってオサムは今回も、己が得たスキルや武器を使う予定はない。
「……うわぁ、なにこれすごい! VRってすごいんだね。あ、修君? そのキャラクター、修君だよね?」
「ああ。来てくれたか、あおい」
受験で少々お疲れな
七夜 あおい
を、LSCで歓待するのだ。
ロケーションは吟味した。サイディア辺境に位置するこの湖へたどりつくには、数々の難敵を退けねばならなかった。道のりも険しく困難だったが、あおいの労いのためと思えば楽しいくらいだ。
フィールドの主、ウォータードラゴンを見事撃破し、ボスが再出現するまでのしばらく、周辺は美しいリゾート地となった。
「最近のゲームって、こんなに綺麗なんだ。本物みたい……」
「最新だからな。それでいて安価に始められるんだから、いい時代になったものだ」
「ほんとだね。修君、今日はお誘いありがとう!」
往復分の簡易ポータルアイテム<銀の翼>を渡しておいたおかげで、アオイもこの場へやってくることができた。
彼女はウェポンマイスターとしてリキッド大陸へ降り立ったばかりであり、右も左も分からないのだが、オサムは全てに手を貸したりはしない。ゲームの楽しさは自らが体験してこそ。その機会を彼が奪うような真似はしたくなかった。
「透きとおった湖に、お花畑。青空が綺麗……あっ、ボートがある!」
「うん、後で乗ろうか」
「ほんと? 乗りたい乗りたい!」
初めてのゲームにはしゃぐアオイを、オサムは微笑ましく見つめる。
修に先んじて、あおいは先日、受験を終えた。九州の医療福祉専門学校だ。何度も勉強を見てやって、彼女の成績や実力はある程度把握しており、きっと受かるのではないかと思う。
片や修は、東大を受ける予定だ。たがいに良き結果が出れば、少なくともしばらくの間は、遠く距離を隔てたところでお互いに頑張ることになるだろう。
(そのための労いと……俺がもう少し、彼女と過ごしたい、というのも本音だけど)
「あっ修君、見てみて! 猫がいる……って、大きい!?」
「ああ。俺のペットモンスターの<玉尾>だ」
丸々とした巨大猫にもふっと抱き着くあおい。リスやキツネなどの小動物も寄ってきた。中には角や羽の生えた幻想生物も混じっている。
さわさわとゆるい風、水のせせらぎと陽光にきらめく湖。淡いピンクや水色の小さな花々が咲き乱れ、湖畔はまるで楽園のようだ。
「ああ。癒されるぅ」
気を張って勉強に取り組んでいただろう。ずっと緊張を強いられていたはずだ。無論結果が分かるのはまだ先で、手離しで安堵とはいかないが、少なくとも激闘を終えた戦士にご褒美の一つも贈りたいではないか。
それが恋しく想う相手であれば、なおのことだ。
「修君、このゲーム、最高! 綺麗だし、可愛いし」
「気に入ってくれて良かった。今度、冒険にも出かけてみるか?」
「いいの? 私、修君より強くなっちゃうかもしれないよ~?」
からからと明るく笑い、おどけて、さまにならないシャドーボクシングなどしてみせる。
美麗な景観の中で光を浴び輝く彼女を眺めているだけで、オサムは満たされてゆく。自らも受験という名のクエストに立ち向かう、たぎるような活力がみなぎるのだ。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
墨谷幽
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
冒険
バトル
ゲーム
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2023年01月17日
参加申し込みの期限
2023年01月24日 11時00分
アクション投稿の期限
2023年01月24日 11時00分
参加キャラクター一覧
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