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【2年遠足】河口湖に行って、なにしよう?
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【フッジーに遭遇】
「そういえば、聞いた話なんだけど、ここってフッジーって恐竜いるらしいよね」
杜守 綾乃
と一緒に乗ったボートをこぎながら、
佐々 寿美礼
が言った。
「あっ、その噂、私も興味あるんです」
景色の写真をとっていた綾乃が、カメラをかざした。
「チャンスがあったら撮ってみたいんですけど、会えないままのほうがロマンがあるかも……」
「あたしは見てみたいな! フッジーってちょっと、うちのお兄ちゃんみたいな名前なんだよね」
「そうなんですか?」
「うん。そうだ、フッジーっておにぎり食べるかな?」
寿美礼は鞄から昼食のおにぎりを取り出して、水の上で振ってみせた。
「濡れちゃいそうですよ?」
「うーん……、出てこないね-。撒き餌にしてもいいけど、湖を汚しちゃうもんね」
寿美礼はおにぎりをしまうと、湖に向かって叫んだ。
「おーい、フッジー出てこーい!」
「フッジー、出てきてくださーい!」
笑いながら、綾乃も一緒に呼んでみた。
「なーんて、本当に出てきたらびっくりしちゃいますよね」
「そうだね、……あれ、あれれ?」
ボートをこぐ手をとめて、寿美礼が目を丸くした。
「どうしたんですか、寿美礼ちゃん?」
「杜守ちゃん……、あれ……!」
寿美礼が指を指すほうに目を向けると、湖面がゆらゆら揺れていた。
「丸い影……、えっ?」
揺れる影の中央から、にゅっと何かが姿を現す。
緑の細長いそれには、いびつな形の目がついているように見えた。
「まさか、フッジー……!?」
二人は慌ててカメラを向けた。
「やったー! フッジー、おーい!」
手を振ろうとする寿美礼に気づいたのか、フッジーはボートに狙いを定めて、水をビューっと吹いてきた。
「わわっ」
「ひゃっ!」
途端にあたりは水びたしだ。
「今のって、フッジーの挨拶かなっ」
なぜか喜ぶ寿美礼の隣で、綾乃は顔を拭った。
「どうなんでしょう……。あ、フッジーがいない!?」
「えーっ、あっ、本当だ、どこ行っちゃったんだろ? フッジーやーい!」
「行ってしまいましたね……」
「もっと遊びたかったな」
水中に隠れてしまったのだろう。探しても気配がなかった。
「すっかり濡れちゃいましたね」
「うん。そうだ、写真! ちゃんと撮れたかな?」
二人はカメラのデータを確認した。
「あー、ブレちゃっててよくわかんないやー」
「私も、水しぶきであまりはっきり撮れませんでした……」
幸いなことに、鞄の中のお弁当は無事だった。
「本当はボートの上で食べたかったんですけど、濡れてますからね。降りてから湖畔で食べましょうか」
「うん、賛成!」
「ええ風やなー、心地ええ、立派な湖やほんま、なー」
フッジーを求めて茂みの近くでボートをこぎながら、源太郎は考えた。
「せや、ネッシーは、象が水浴びしたときの鼻やいう説もあったな」
名前が似ているくらいだ。ネッシーとフッジーには共通点もあるだろう。
「いっちょ、わしがエレガントに変身して、おびき出してみよ。ナイスアイディアや、冴えとるのー」
幸いなことに、茂みに隠れて人目もない。
「ついでに写真も撮っとこ」
茂みにボートをつっこんで、カメラをタイマーでセットする。
源太郎はろっこん『エレガント&エレファント』を発動させて、ナウマンゾウに変身した。
重みに耐えかねて、ボートがぐらぐらと揺れる。
(おっとっと、転覆しそうや)
転がり落ちるように、源太郎は湖に飛び込んだ。
盛大な水しぶきがあがる。
(思ったより深いやんかー! しかし負けへんで!)
源太郎は根性で、鼻だけ湖面から出して写真にうつった。
(フッジーも来るなら今やで、ほれ、お仲間はここやー)
ぶくぶくと沈みながらも、源太郎はご満悦だ。水を吹く鼻は、遠目にはネッシーにもフッジーにも見えているかもしれない。
「ん? もがっ……!」
突然、なぜかろっこんが解除されて、源太郎は湖面に浮いた。
「お、お!? あれは! フッジーやんかー!!!」
あたりを見回すと、茂みの向こうにフッジーらしき何者かが、覗き込むようにこちらに首を伸ばしている。
「浪漫やー!!」
目があったと感じて、手を打って喜ぶ源太郎の顔に、盛大に水が吹きかけられた。
「何だあれは、格好いいじゃねぇか!」
ざぶんと湖面が揺れて、近くの湖面に
野沢 コブラ
が顔を出した。
「フッジーやで、本物やー」
二人の見守る中、フッジーは水中に姿を消した。
「行ってしもうた……」
ボートにあがる源太郎に続いて、コブラもあがる。
「ちょいとお邪魔するぜ」
案内所から抜け出してきたのだろう。コブラは再び、海パン姿で泳ぎを楽しんでいたようだ。
「空は青くて、湖は広い。素晴らしいロケーションに、フッジーも誘われたんだろうぜ」
「せや、写真とりそこなってもうた-!」
うちひしがれる源太郎の額に、白い塊がヒットした。
「うっ」
「おおっと!」
続いてコブラの後頭部にも、一発、二発、とどめの三発。
「あれは……!」
フッジーが去っていったのとは反対側の湖上に、ボートに仁王立ちするウォルター先生の姿があった。
「言うことをきけないおばかさんはここかなぁ~!」
「なっ、なぜ見つかったんだ!」
叫ぶコブラを目指して、ボートがぐんぐん迫ってくる。
先生の表情は影になっていて判然としないが、ひきつっているようにも笑っているようにも見えた。
「僕のところにフッジーの中の人から連絡があってねぇ。うちの生徒がボートから落ちているって」
「フッジーに中の人など、おるわけないやろ!」
かっと目を見開いて、源太郎が叫んだ。
「そこは信じなくてもいいよ~、僕も子供の夢を壊すようなことは言いたくないしねぇ。それより、いったいどういう了見なのかなぁ、君たちは」
「わわわ、わしは何もしとらん!」
源太郎は抗議するが、ウォルター先生の心には響かない。
「はい、ブブー。一人で遠くに行かないこと~」
「あいたっ」
再びチョークが源太郎を襲った。
「そして周囲に迷惑をかけないことだよ~、もちろん僕にもねぇ」
ウォルター先生の手には、たくさんの白い塊が握られていた。
「あいたっ、いたっ、あたたたたっ」
ビシバシと、チョークが源太郎とコブラにヒットする。
先生はさすがのコントロールの良さをみせ、飛んできたチョークの残骸は、全て源太郎が乗ってきたボートの上に転がった。
「掃除は君たちがやるんだよ、ほら、帰るからね~」
ウォルター先生はロープをボートにくくりつけると、次の目標に向かってボートをはしらせた。
揺れる湖面に、
亜魚隈 猯利
は糸を垂らしていた。
雄大な富士山を背景に、ルアーフィッシング。最高の気分だ。
かなりボートをはしらせたために、猯利は一人だ。
「む、釣れたな」
ブラックバスが釣れるたびに、サイズを確認してリリースする。
視界の端を、遊覧船が進む。
近くで、ボートの駆動音が響いている。
「そういえば……」
先ほど、フッジーらしき影を見た。
続いて騒ぐ人の声も聞こえていたが、猯利には関係がない。
「釣りの邪魔になるからな、こちらには来てほしくはないな」
そうつぶやく猯利の額に、白い塊がヒットした。
どんどん近づいているボートの主は、ウォルター先生だ。
「……チョークか」
白くなった額をこすって、猯利は釣り具を見下ろした。
「ここにもいたねぇ、約束を守れないキッズたち、ためだよ~」
ウォルター先生が牽引するボートの上には、ぐったりと横たわる源太郎と、寒さに震えるコブラが転がっている。
「おしおきだからねぇ、当然覚悟はできてるよねぇ?」
どうやらタイムオーバーのようだった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
瀬野 とうこ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
学校生活
定員
50人
参加キャラクター数
50人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年10月31日
参加申し込みの期限
2013年11月07日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年11月07日 11時00分
参加キャラクター一覧
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