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【2年遠足】河口湖に行って、なにしよう?
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【遊覧船に乗ろう】
「きれいな湖ですね、水が澄んでいて、魚たちも住みやすそうです」
遊覧船のデッキで景色を眺めながら、
白浜 渚
はつぶやいた。
心地の良い水の音に、心が安まるようだ。
(そういえば、不思議な生物の噂もありましたね……)
神秘的な生き物がいても不思議ではないほど、湖は大きくて美しかった。
湖上の風が髪を揺らすが、前髪だけはぴくりとも動かない。
(ずっとこうして、船で揺られていたいほどです)
波打つ湖面を見つめて、渚は歌を口ずさみ始めた。
(本当にいい気分です……)
この場にふさわしい、穏やかなメロディだ。
やわらかな唇から、繊細な歌声が流れていく。
「あれ、誰だろう? きれいな歌が聞こえる……」
同じ船に乗る
音海 なぎさ
が、歌声に気がついた。
「……あっ」
細い声を漏らして、渚は口を閉ざした。
渚はかなりの人見知りだ。堂々と歌い続けることは、できなかった。
(私ったら、つい歌ってしまって……)
恥ずかしそうに下を向いて、渚はそそくさとその場を立ち去った。
添木 牡丹
も遊覧船のデッキに立ち、湖をながめながら、物思いにふけっていた。
今日の遠足で、ルームメイトの
丑都渡 紗姫
は友人と遊園地に行くのだと言っていた。
(紗姫さん、今頃どうしているのでしょう。楽しく過ごしているのでしょうか……)
こうしてのんびりと一人で過ごすのはなんだか久しぶりのような気がして、静かだけれども、少し寂しさも覚える。
(あら、あれは音海さん)
途切れてしまった歌声の主を探して、不思議そうにしているなぎさを見つけて、牡丹は近づいた。
「こんにちは、音海さん。……もし一人なら、一緒に回りませんか?」
「やあ添木くん。もちろんいいよ」
牡丹となぎさは、同じ保健委員だ。顔見知りの気安さからか、なぎさは人当たりの良い笑顔を向けてくれた。
「きれいな湖だね。風もおだやかだし、晴れてよかった」
「そうですね~。……湖といえば、ここにはフッジーがいるらしいですよ」
「僕も聞いたよ、その噂。本当にいるのかな。いるとしたら、水の中かな」
「どうなんでしょう。でも、見つけたら携帯で写真を撮りませんか?」
「いいね。遊覧船の上からでも見られるといいんだけど」
なぎさは、好奇心が強い部分がある。
この日も知りたがり精神を発揮して、湖に目を走らせた。
「水が澄んでいて、いい景色だね……」
思わず手すりから身を乗り出すなぎさを、牡丹が気にかける。
「音海さん、あんまり前に出ると危ないですよ~」
「あ、そうか。そうだよね。つい……」
「音海さんさん、子供みたいですぅ」
ふふっと笑う牡丹につられて、なぎさも笑った。
「……なんてきれいなのかしら」
遊覧船のデッキにたたずみ、
秋ノ宮 こまち
は富士山を見つめた。
富士山を間近に見るのも、河口湖に来るのも初めてだ。
(心が洗われるような風景だわ)
穏やかな表情の裏側で、心はわくわくしどおしだった。
(そうだ、写真を撮っておきましょう。記念になるもの)
こまちはデジカメのスイッチを入れて、目に映る景色を何枚もカメラにおさめた。
同じように、スマートフォンで景色を撮りながら歩いていた
安本 マコト
が、こまちに気づいて寄ってきた。
「何撮ってるの? ここからの眺め、サイコーだよねー」
「富士山を撮っていたの。湖も、きれいだったから……」
「俺も-! 湖ってなんかいいよねー。ムード満点だなって思わない?」
「ムード? ええ、そうね。心に残る眺めだわ」
「だよねーっ。遊覧船ってまじデートにうってつけ。まー、相手がいないんだけどねー、ってか、募集中!」
湖を指さして、いかにデートに向いたシチュエーションなのかを熱弁をふるいだしたマコトが、手漕ぎボートを指さして羨ましがる。
「あーっ、ボート見えるじゃん。すげーデートっぽいし、つーかあれってデートじゃね?」
「そうかもしれない、楽しそうね」
「チョーうらやまー。俺もああいうのしたいし! いいなー!」
いつか彼女ができたら同じ事をするんだと意気込んで、マコトはシャッターをきった。
「そういやさー、さっきから風景ばっかり写真撮ってるみたいだけど、自分はうつんないでいーの? 俺、撮ってあげよっか-?」
「私……?」
こまちはとまどいながらカメラを見つめた。
言われてみれば、景色ばかりを撮っている。
こまちは写真にうつるのが少し苦手だ。にっこりと笑える自信がない。
けれど、旅先での思い出になるのなら、そして誰かと一緒ならば、うつるのもいいかもしれないとこのとき感じた。
「ねー、君も一緒に写真とんない? こっちおいでよー」
気安くマコトが声をかけたのは、手すりにもたれかかってうなだれる
澪乃 澄佳
だった。
「あ、うう……」
「あれ? どしたん、具合悪い?」
「大丈夫、だよー。そんなにこわくないし、ちょっと暑いだけだよー」
「こわくないって?」
首を傾げるマコトに、澄佳は言い添えた。
「しんどくないってことだよーぅ」
北国出身の澄佳にとって、関東の暑さはこたえた。
「湖はちょっぴり涼しくてありがたいねぇ。内地は蒸しててつらいー……」
そう言いながら飲むお茶は、あらかじめ凍らせておいたものだ。
喉を下っていくひんやりした感覚が心地よい。
「夏はこれからが本番なのに、ダイジョブなん?」
「うー……、頑張るよー」
「まあ、大変ね。梅雨入りしてから、たしかに蒸し暑い日が続いていたもの」
「そうなんだよー。うん、でもここは他より涼しいからね」
「よーっし、じゃあ気分転換に写真撮ろ-!」
張り切るマコトの声に引き寄せられるように、なぎさと牡丹がやって来た。
「写真撮るの? 僕、撮ってあげようか」
「音海君、いいの? ありがとう」
「秋ノ宮くんのカメラで撮る? それじゃあ皆、並んで」
こまちからカメラを受け取ると、澄佳が牡丹を手招いた。
「牡丹ちゃん、こっちおいでよ」
「は~い。皆で写真って、とっても遠足らしいですねぇ」
「ええ、そうね」
こまちもどこか嬉しそうだ。
「いいかな、撮るよー」
「はーい」
なぎさがシャッターをきると、マコトが前に出た。
「じゃあ次は俺がとるからー。順番でとろー!」
わいわいと写真を撮る同級生の姿を、渚は離れたところからながめていた。
(よかった、どなたも楽しそうですね)
眼鏡で表情は隠れていたが、口元は穏やかにゆるんでいた。
(……あら? あれは何でしょう)
船の先で湖面がゆらぎ、緑色をした細長いものが水面に伸びてくる。
「もしかして、あれは……」
水音に目をやって、こまちも異変に気がついた。
「え!? あれは、もしかして……!」
振り向いた澄佳も、目を丸くする。
「え、なにさあの変な生き物……? こっちを見ているような……」
「まさかフッジ-!?」
「フッジー? ……って、きゃうっ!? しゃっこい! 水がっ!」
ぶしゅーっとフッジーに水をかけられて、澄佳が悲鳴をあげた。
「大変ですぅ! 澪乃さん、こっちへ……、あっ!」
澄佳を助けようと手を伸ばした牡丹が、足を滑らせて正面から水をかぶった。
「牡丹ちゃんー!」
「澪乃くん、添木くん、大丈夫!?」
「うう……、私、おっちょこちょいで……」
水をかけて満足したのか、フッジーは再び水中へと姿を消した。
「ああっ、写真も撮りそこねてしまいましたぁ~」
「おやおや、君たち、ずぶ濡れじゃないか。このタオルを使いたまえ」
そこへ、タオルを抱えた
鷹取 洋二
が現れて、澄佳と牡丹にタオルを渡した。
「あ、ありがとう……」
「おーっ、鷹取用意がいいじゃーん! あれ、ちょっち顔色悪いけどダイジョブか?」
洋二の足取りがおぼつかないことに気がついて、マコトが顔をのぞきこんだ。
「……少し酔ってしまってね。けれど、タオルが役に立ったなら、船にも乗ったかいがあったというものだよ」
「そっかー、鷹取も女子と遊覧船に乗りたかったんだなー!」
励ますように、マコトは洋二の背中をたたいた。
「……へんなものが撮れた」
壁にもたれかかって携帯をいじっていた璃音がつぶやいた。
遠足にはあまり興味のなかった彼女は、皆とは離れたところで時間をつぶしていた。
騒々しさにカメラを向けた先に、緑の生き物が長い首をもたげていたので、思わずシャッターをきったのだが。
「なに、これ」
ねこったーにアップするべきかも? と思いつつ、璃音は画像を保存した。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
瀬野 とうこ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
学校生活
定員
50人
参加キャラクター数
50人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年10月31日
参加申し込みの期限
2013年11月07日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年11月07日 11時00分
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