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寝子島高校
【生徒会選挙】威風堂々。挑め、生徒会甲子園!!
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◆お互いの心
伊藤 佳奈
と
伊藤 美緒
は生徒会甲子園の会場である東京ドームにやってきた。
佳奈は生徒会甲子園をよく分かっていないが、闇鍋を体験できると聞いて楽しみにしている。一方、美緒は挑まれた勝負は受けないわけにはいかないと意気込みを見せる。
「見てなさい、流ヶ崎! けちょんけちょんにしてやるんだから!」
先日乗り込んできた流ヶ崎高校の生徒会を見て美緒のなかで思う所があったのだろう。生徒会役員ではないのに気合十分だ。
「うーん、あたしは闇鍋食べられたらそれでいいかなー。初めてだから楽しみ♪」
「もう! そんなんじゃダメだって!」
美緒の様子とは対照的に佳奈は暢気に構えている。そうこうしている内に競技開始時間が迫ってきた。佳奈は『ガッツリ闇鍋大食い勝負』に、美緒は『バンカラ競歩<威風堂々>』に参加するため、それぞれ別々の競技スペースへ向かった。
佳奈は闇鍋のブースに到着した。闇鍋の経験は無くてもどんなものかは知っているし、今回の闇鍋も大きな違いはない。しいて違いを挙げると、すべての具材を食べ終えるとわんこそばのようにおかわりが投入されること。また対戦校の鍋に自校の地元食材を妨害目的で入れてもいいこと。
(一応競技だし、勝つことは考えた方がいいのかなぁ)
しかし特に作戦というものもない。佳奈は相手校に惑わされずにペースを乱さず一定のリズムで食べることを心がける。
開始の合図とともに箸を手に取った。どの学校も順調に食べ進めていく。闇鍋とはいえ食べられるものしか入っていないので、なんとか食べられるのだろう。だがその勢いは最初だけで、徐々にブレーキがかかり始める。佳奈はこの辺りでお邪魔食材として購買部で売っているあんパンやお団子を相手校の鍋に投入する。
(甘いものは満腹感を与えるから少しは妨害になるかな?)
そんなことを思っていると、自分たちの鍋にも先ほどまで無かった具材が増えている。
「うわ~、カステラが出汁を吸って重くなってるよ~」
佳奈はあちゃーといった顔でカステラに手をつける。しかし言葉の割にはそのカステラをニコニコで食べている。食べられないほどではないので、不思議体験のつもりかもしれない。
なかには、元がなんだったのか分からないものも出てくる。それも口に入れて咀嚼をする。それでも何か当てることが出来ない食材もある。
「これは未知との遭遇だね~」
佳奈は闇鍋で起こる一期一会を楽しんでいた。もちろん想像を超える出会いもあるだろう。しかし今こそ剣術修行で培った克己心を発揮するとき。肉を引き当てた時にはラッキーと思ってさらにニコニコになった。
そんな調子で食べ続け、タイミングを見計らってすかさず蓋をしめる。他の学校はどの程度食べたか把握できないが、それなりに食べた方だろう。
「美緒ちゃんのほうはどんな感じかなぁ?」
***
美緒は学ランに袖を通し、マントを羽織った。そして学帽を装着したら、いかにもといった雰囲気の格好になった。
「一度着てみたかったのよね♪」
自身の姿を何度も確かめてはご満悦だ。これから細長いランウェイを歩き、いかに生徒会らしく威風堂々と歩き切れるかを競う。ただランウェイの正面からは強風が吹き荒んでいる。さらに走者以外の参加者は、巨大送風機や巨大ウチワで風を起こして攻撃することができる。
開始の合図とともに各選手が一斉にスタート。彼女はとにかく正しい姿勢を保つことに気を付ける。
(何しろこちとら生まれた時から剣術修行をしてるんだから。その最大の成果は体幹の強さよ。ちょっとやそっとの風くらいじゃ揺るがないわ!)
美緒の姿勢を崩そうと風が吹きつけるが、彼女はそれをもろともしない。
「こんな風!」
バランスを崩さないように只々ランウェイを進んでいく。なにより正しい姿勢を保っていれば威風堂々とした姿に見えるはず。それはこの競技のうえで重要な部分だった。しかし帽子が吹き飛ばされると、走者が拾いに行き、飛ばされたポイントから再スタートになる。こればかりは姿勢をどれだけ正しく保っても難しい。案の上、帽子が後方へと飛ばされる。
(お姉ちゃんならこんな時もカッカしないはず)
美緒は焦る気持ちを抑えて、再スタートする。心は常に冷静に保ちながらも対抗心はちゃんと持っている。
(絶対流ヶ崎には負けないんだから!)
その思いを心の奥で燃やし続け、流ヶ崎との差を広げて上位に食い込んだ。よし、と小さく心の中で拳を握った。
「お疲れ様~」
「佳奈、来てたんだ」
「しっかり歩き切ったね~。疲れてない?」
「疲れてないわよ」
美緒は実際かなり疲労がたまっていたが、つい強がる。
「そっちはどうだったの? 闇鍋」
「未知との遭遇って感じかな~もうちょっと食べたいかも」
「は!? まだ食べるの!?」
「さっき食べてから時間も経ってるし~」
(まったく……どんな胃袋してるのかしら……)
美緒は驚きと呆れの混ざった感情を心の内で呟いた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
星織遥
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
ゲーム
定員
1000人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2022年11月26日
参加申し込みの期限
2022年12月03日 11時00分
アクション投稿の期限
2022年12月03日 11時00分
参加キャラクター一覧
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