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暴け! 秋だけの美味しいヒミツの暗号
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イベントがあってもなくても、常連客というものは関係なく顔をだす。
いつものように店に来て、いつものように本を読む
倉前 七瀬
は、我関せずと言ったように黙々と本を読み続け……ていたのではなく、本当に気付いていなかったようだ。
3冊目の本が読み終わった区切りで顔を上げると、ざわりと周囲の音が一気に流れ込んでくる。本に集中していた時には気にならなかったが、今日はいつもより人が多いだろうか。
だとしても、どうしても読みたい続きがあるでもないから人と本の取り合いになることはないし、忙しいなら無理に店長とお喋りをする必要もなく。人が多くても自分のすることは変わらない。
(これは棚に戻して、それから次は……)
どの棚から取ってきたんだったかなと店内を歩き、良く知る人を見かけた気がして数歩戻る。そこには、やっぱり本棚を眺めている
ウォルター・B
が居た。こうした喫茶店でパッと目に付いた本を読むのも楽しければ、目当ての本を探すこともあるだろうし、何にせよ彼にもゆっくり読書を楽しんで――いや、待って。
「ウォルター先生! なんしとーとですか」
再び通り過ぎようとしてしまった通路を、再度戻って声をかける。あまりに本棚が似合いすぎていたから1度は流してしまったけれど、ウォルターに会って声をかけないなんて無作法があってはならない。
「何って、本を読みに?」
「それはそうでしょうけど」
それ以外に何か特筆することがあるだろうか。七瀬にとっては本を好きなだけ読むことが出来る居心地の良い場所の1つであり、他の要素を気にしたことがないので思い当たらない。
今日はいつもより人が多いから、特別読書が捗るほど静かなわけでもないし、ウォルターの家に比べたら椅子の座り心地が良いわけでもないだろう。
「あれ、知らない? この店、季節限定メニューをやってるんだよ」
これが美味しくてねぇ、と笑うウォルターに初耳だと七瀬は聞き返す。
「限定メニュー? え、いつの間にそんなものが?」
七瀬にとってこの店は喫茶店として利用するよりも、飲食が許された図書館に近かった。読書をする場所代としていくらか支払うような感覚で飲み物を頼むことはあれど、その飲食がメインになることはないため、普段のメニューですらさして気にしたことはない。
常連であるのに知らなかった……それも悔しいので、早速限定メニューをオーダーしようと思ったのだけど。
まさか暗号になっているとも思わず、七瀬はめずらしくこの店で本を読む手を止めるのだった。
そうして面食らってる人物がここにもいた。
先ほどまで穏やかな秋空の下で幸せを噛みしめていた
朝鳥 さゆる
は、何故暗号と向き合っているのかがわからなかった。
本当の意味で心を通わせることの出来た
姫木 じゅん
の存在に感謝し、胸の内側で小さく、それでも確かに息づいた想いを大切に2人で育んで行きたいと――生まれて初めて意識したその感情をなんて呼べば良いのかと思っていたはずだ。
いや、その想いは決して消えてはいないのだけど。
「これ限定メニューだって! やるよね?」
「……いいけど」
暗号に興味津々のじゅんからは、先ほどまでのロマンチックな想いに浸れそうな気配が薄れてしまった。
おかしい。
雰囲気の良さそうな喫茶店だと思って入店したのに、どこでこうなったのだろう……。
「見た感じ、ひらがなばっかりね」
以前に観覧車で謎解きをしたときだってそうだったけれど。
面白そうと食いつくのはじゅんが先であるのに、問題を解くのはいつもさゆるの仕事だ。
希にアニメで出てきたからとコアな逸話を知っていて知識を披露することはある。けれど、少しでも勉学に絡みそうな謎と直面すれば「現役の学生が頑張るべき」だなんて都合良く大人ぶって撤退してしまうのだ。
それだけならまだいい。じゅんは自分には無理だと悟ったとき、飽きるのも早かった。そうなっては真面目に解くさゆるを揶揄うしかすることがないのか、やり始めたら終わらせたいさゆるにとっては妨害と感じるような横やりだって何度もある。誘ってくれたのなら、少しは協力して欲しいと言ったこともあるくらいだ。
だから、今日だってじゅんが真面目に謎解きをするとは思っていなかったのだけど。
「さゆる! みんなあそこでノートを見てる。怪しくない?」
早々に匙を投げると思われたじゅんは、意外にも周囲を観察していた。そして的外れでも無さそうなことを言うから、驚くのはさゆるのほうである。
「そうね」
「こういうのはさ、謎と根比べをするんじゃなくて情報が大事と思うわけ」
「……そうね」
また、何かアニメの影響だろうか。一緒に楽しめるなら、それはそれで構わないのだけど……どこまでこの興味が続くやら。
さゆるはあまり期待はしないでおこうと、小さく息を吐いた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
浅野 悠希
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
NPC交流
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2022年11月16日
参加申し込みの期限
2022年11月23日 11時00分
アクション投稿の期限
2022年11月23日 11時00分
参加キャラクター一覧
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