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華やかなステージにようこそ
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ステージは大いに沸いた。次々に登場するポールダンサーのトリックに誰もが胸を熱くした。
カウンター席にいた三人も例外ではない。
朝鳥 さゆる
はノンアルコールカクテルのモスコミュールを手にした。グラスを軽く回しながら目をステージに向ける。
甘えるように肩を寄せた
姫木じゅん
はシンデレラで喉を潤す。ツインテールが微かに揺れている。流れる曲に合わせて頭を振っているようだった。
「二人はポールダンスに興味があるみたいね」
葉利沢 倫理子
はMariceとして底意地の悪い笑みを浮かべて言った。
二人は反応しない。目だけは正直でグラスを傾ける合間にステージへちらりと視線を向けた。
Mariceは二人と同じ、ノンアルコールのレッドアイを飲んだ。口元が赤く濡れて二人に見せつけるように舐め取った。
じゅんは露骨に眉を顰めた。
「まるで吸血鬼ね」
「妖艶という意味で受け取るわ」
喜ぶMariceにじゅんは見せつけるような怒りを目に込めた。
さゆるはじゅんの膝に手を置いた。真意を汲み取るように上から手を重ねた。
Mariceは気付いていないのか。ステージのトリックにそれとなく目をやった。
若々しい女性が肩で息をする状態でステージを降りた。
代わって現れたキャストは観客席に向かって声を張り上げる。
「ここからは飛び込みのダンサーを募集します! 男女の性別に関係なく、各種サイズの水着はこちらでご用意できます。ポールダンスに少しでも興味がある方は遠慮なく願い出てください!」
いきなりの展開にざわつきが起こる。
「どうするよ?」
「俺は無理だな」
「美奈は水泳やってたよね。出てみれば?」
「水着は慣れっこだけど、ポールダンスはしたことがないし。見るのはいいけど、ちょっとね」
消極的な言葉が多く聞かれた。
その中、Mariceは隣り合う二人に向けて言った。
「私達でやってみない?」
その提案に二人は少し考える素振りを見せた。Mariceは見逃さず、いきなりステージに向けて手を挙げた。
「私達、三人がステージに立つわ」
二人は揃ってMariceを睨んだ。
「ありがとうございます。では、こちらで着替えてください」
ステージのキャストの笑顔にさゆるとじゅんは顔を見合わせる。
「じゅん、やるしかなさそうね」
「展開が気に入らないけど、興味はあったから」
「三人で仲良くポールダンスを楽しみましょうね」
やはり二人は反応しなかった。Mariceは誰にも見られないようにして、ほくそ笑んだ。
三人は更衣室で着替えを済ませた。ビキニで揃ったが色は異なる。
さゆるは赤でじゅんは青。Mariceは迷うことなく黒を選んだ。
打ち合わせがないまま希望する曲名をキャストに伝え、三人は本番のステージに立った。勇気を湛える拍手が耳朶を打つ。
さゆるは真ん中に自然体で立ち、左隣のMariceは気だるげに佇み、右隣のじゅんは愛らしく科を作った。
電子音を多用したユーロビートが流れ出す。観客の上体が自然に揺れる。雰囲気は一変してディスコ会場と化した。
さゆるは腰をくねらせてじゅんに近づく。動きで応えると二人は近い距離で踊った。その状態を維持してポールへ向かう。
二人の間にポールが挟まると息を合わせて握って片手で回り始めた。同じ速度もあって両者は見つめ合うようにして回り続けた。
Mariceは激しく頭を振って二人に近づく。が、回転の中には加われず、燃える炎のような動きに終始した。
回転の速度が落ちた。さゆるは降り立ち、じゅんを求めるように口を開く。
「いいよ」
じゅんは静かに答えてポールを胸に挟み込む。同じようにして顔を近づけてきたさゆると唇を合わせた。
観客は予想できない展開に床を踏み鳴らした。歓声と嬌声を煮詰めた状態は熱狂を育む。
その熱はMariceに飛び火した。踊りながら二人に覆い被さり、等しく唇を奪った。
単調な電子音は何時しか心臓の音と重なり、心の底で眠っていた獣を解き放つ。三匹の女獣は汗で濡れ光る身体をそれぞれに擦り付けて喘いだ。
そそり立つポールも絡んで唾液と汗が飛び散るステージは観客を巻き込んで異様な興奮を生み出した。
曲が終わると三人は虚脱した状態となった。意識が飛んでいるのか。個々の歩みは遅く、どこかふらついていた。
鳴り止まない拍手を浴びながらステージを降りた。
代わりに
真境名 アリサ
がステージに駆け上がる。
「あんなの見せられたら、やるしかないよね!」
副店長の仕事を放り出したアリサは二回目へと突入した。
その日、水着ガールズバー『ジュエル』で行われたポールダンスは、ねこったーを介して広く伝えられた。興奮のライブと誰もが書き込み、当分の間、孕んだ熱気は失われそうになかった。
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あとがき
担当マスター:
黒羽カラス
ファンレターはマスターページから!
水着ガールズバー『ジュエル』で開催されたポールダンスは盛況の中、無事に終わりました。
一日限定ではありますが、評判が良ければ今後も行われるかもしれません。
初心者であっても頑張り次第で人々の目を引き付けることができました。惜しみない拍手を受けて、
今後もポールダンスに力を入れるなんてことも、あるのかも。
作中ではあまりトリック(技)について書かれていません。ぽつぽつと書いてはありますが目立たず、
裏方に徹しています。理由としては正式な名前が分かりにくいことと、字面だけでは動作が読み取れないものもあって、
描写で伝える方針に途中から切り替えました。タイタニックの名が付いたトリックは、なんとなく想像できるのですが。
最後になりました。参加していただき、誠にありがとうございました。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
黒羽カラス
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
スポーツ
お色気
NPC交流
定員
10人
参加キャラクター数
7人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2022年10月11日
参加申し込みの期限
2022年10月18日 11時00分
アクション投稿の期限
2022年10月18日 11時00分
参加キャラクター一覧
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