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- 種族
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- 学年：職業
- 00月00日生 00歳
- AAA000000
携帯戦記カプセルギア アーケード・クロス 絆で戦え比翼連撃！
旧市街をモデルに作られた街並みを駆け抜ける鬼の群れを、アタランテーが補足する。
「馬鹿のひとつ覚えみたいに突っ込んできやがって……楽勝楽勝♪」
スピードタイプのアタランテーは、攻撃力こそパワータイプに劣ってしまうも撹乱には優位だ。ひとたび前に躍り出て注意を引きつけることが出来れば、相手の突進をかわすことなど造作も無い。
「飛べっ！」
金の長い髪をなびかせて、アタランテーが滝原 レオンの声に従い大地を蹴る。すかさず二段ジャンプのボタン操作を行い視点を切り替えれば、取り囲むように襲ってきたはずの鬼たちが先ほどまでアタランテーのいたところへと走って行く姿が見えた。
「だから雑魚なんだよっ」
銀の弓を構え、矢状の圧縮エネルギーを複数生成する。これだけ集まってくれたなら、多少照準がブレても問題ない。
圧縮率を上げて攻撃力を強化せずとも、射出速度を優先しても連撃を繰り出す方が効率がいい。この雑魚は本当に攻撃力にパラメーターを振りすぎたのか、ダメージを食らってのけぞる間に次の準備が整う程には、体勢を立て直すのも遅すぎる。
そうして、敵の注意をアタランテーが引き寄せたことで悠々探索出来るようになったキングニャーサーが猫を救出する。大体の居場所は小さな周辺マップに表示されるものの、ベンチの下から屋根の上まで視点をぐるりと回転しなければ見つけられないのが難点だ。
「ほらおいでー、大丈夫だよー」
勇敢な騎士の風貌をしたカプギアが弱者を助ける。それはデモムービーにも採用されそうな程に絵になるシーン。けれど、操作する滝原 カノンはまだまだ子供っぽいところも抜けきらない。
「にーちゃん！ ねぇ、駄菓子屋さん見た？ お菓子も細かいんだけど、カプギアのバトルもやってて……」
作り込みの細かい背景に感動しながら、マップでアタランテーの所在を確認する。群れをなして襲ってくる雑魚を蹴散らしているようでいて、何かがおかしい。
（これ、敵……気付いてない？）
嫌な予感がして、カノンはニャーサーを走らせる。そこには、大きな倉庫のような建物の前で雑魚を蹴散らすアタランテーがいた。
「にーちゃん危ない！」
「なんでだよ、後ろは壁……」
雑魚の沸いてくる所には法則があるし、民家などはいわゆる壁なので上手く使えば安全だ。ただ、レオンが誘い込んでしまったのは――神輿をしまっている倉庫前だ。
溢れんばかりの閃光と共に、扉が開かれる。取り巻きを従えたエリアボスのご登場だ。
動揺するレオンに代わり、その気配に気付いていたカノンは敵の登場を待っていたかのように応戦する。
「いっけぇええええ！」
ニャクスカリバーを振りかざし、ニャーサーはまずは取り巻きを薙ぎ払う。その勢いで八の字を描くように、今度は逆側から切りつけた。何体か撃ち漏らしがあるものの、アタランテーが体勢を整える程度の余裕は確保できたようだ。
「悪りぃカノン、助かった！」
まずは自身で煽っていた雑魚を倒し、続いてニャーサーが削ってくれた取り巻きどもに止めを刺す。
調子を取り戻したレオンの様子に、カノンは安心して剣を構え直した。
「もー、気をつけてよね」
呆れたように言ってみるけれど、自分にもできることがあって、兄を守れて嬉しかったのだろう。カノンがニッと笑みを浮かべれば、ニャーサーは薄いオーラを纏い始める。
「ゲージたまった！」
「こっちもだ。カノン、俺が合図したらスキルを撃ってくれ」
残っている取り巻きも多くない、ボスの動きも心持ちしおしおしている。この弱体化しているチャンスを逃す手はない。
圧縮率を調整した無数の矢を、一息に浴びせて目くらましを狙う。そうしてボスの行動を一瞬だけも封じることができれば、ノーガード状態だ。
「……今だ！」
- - ORDER - -
- - COMBATANT キングニャーサー ＆ アタランテー - -
- - MASTER Kanon ＆ L - -
> !BURST SKILL! <
背後に回ったアタランテーの矢がボスの背中に渾身の一撃を食らわせ、体力を大きく削る。そこへ、ニャーサーがオーラを剣に纏わせるよう剣を振り上げれば、カットインと連動するように台座に置かれたカプギアの瞳が光った。
轟く雷と共に振り下ろされた剣に追従する形で再びアタランテーの矢が四方を飛び交い、その包囲網はネズミ一匹逃れられない。
「やっ……やったぁああああ！ にーちゃん、やったよ！ 倒せたっ」
ボスの爆発と、ステージクリアの文字を見届けて満足げに笑うレオンは、カノンの冷めやらぬ興奮に「そうだな」なんて落ち着いて返していたけれど――筐体から出て再び顔を合わせたとき、思わずハイタッチしてしまう程には、自分も浮かれているんだなと苦笑した。
「馬鹿のひとつ覚えみたいに突っ込んできやがって……楽勝楽勝♪」
スピードタイプのアタランテーは、攻撃力こそパワータイプに劣ってしまうも撹乱には優位だ。ひとたび前に躍り出て注意を引きつけることが出来れば、相手の突進をかわすことなど造作も無い。
「飛べっ！」
金の長い髪をなびかせて、アタランテーが滝原 レオンの声に従い大地を蹴る。すかさず二段ジャンプのボタン操作を行い視点を切り替えれば、取り囲むように襲ってきたはずの鬼たちが先ほどまでアタランテーのいたところへと走って行く姿が見えた。
「だから雑魚なんだよっ」
銀の弓を構え、矢状の圧縮エネルギーを複数生成する。これだけ集まってくれたなら、多少照準がブレても問題ない。
圧縮率を上げて攻撃力を強化せずとも、射出速度を優先しても連撃を繰り出す方が効率がいい。この雑魚は本当に攻撃力にパラメーターを振りすぎたのか、ダメージを食らってのけぞる間に次の準備が整う程には、体勢を立て直すのも遅すぎる。
そうして、敵の注意をアタランテーが引き寄せたことで悠々探索出来るようになったキングニャーサーが猫を救出する。大体の居場所は小さな周辺マップに表示されるものの、ベンチの下から屋根の上まで視点をぐるりと回転しなければ見つけられないのが難点だ。
「ほらおいでー、大丈夫だよー」
勇敢な騎士の風貌をしたカプギアが弱者を助ける。それはデモムービーにも採用されそうな程に絵になるシーン。けれど、操作する滝原 カノンはまだまだ子供っぽいところも抜けきらない。
「にーちゃん！ ねぇ、駄菓子屋さん見た？ お菓子も細かいんだけど、カプギアのバトルもやってて……」
作り込みの細かい背景に感動しながら、マップでアタランテーの所在を確認する。群れをなして襲ってくる雑魚を蹴散らしているようでいて、何かがおかしい。
（これ、敵……気付いてない？）
嫌な予感がして、カノンはニャーサーを走らせる。そこには、大きな倉庫のような建物の前で雑魚を蹴散らすアタランテーがいた。
「にーちゃん危ない！」
「なんでだよ、後ろは壁……」
雑魚の沸いてくる所には法則があるし、民家などはいわゆる壁なので上手く使えば安全だ。ただ、レオンが誘い込んでしまったのは――神輿をしまっている倉庫前だ。
溢れんばかりの閃光と共に、扉が開かれる。取り巻きを従えたエリアボスのご登場だ。
動揺するレオンに代わり、その気配に気付いていたカノンは敵の登場を待っていたかのように応戦する。
「いっけぇええええ！」
ニャクスカリバーを振りかざし、ニャーサーはまずは取り巻きを薙ぎ払う。その勢いで八の字を描くように、今度は逆側から切りつけた。何体か撃ち漏らしがあるものの、アタランテーが体勢を整える程度の余裕は確保できたようだ。
「悪りぃカノン、助かった！」
まずは自身で煽っていた雑魚を倒し、続いてニャーサーが削ってくれた取り巻きどもに止めを刺す。
調子を取り戻したレオンの様子に、カノンは安心して剣を構え直した。
「もー、気をつけてよね」
呆れたように言ってみるけれど、自分にもできることがあって、兄を守れて嬉しかったのだろう。カノンがニッと笑みを浮かべれば、ニャーサーは薄いオーラを纏い始める。
「ゲージたまった！」
「こっちもだ。カノン、俺が合図したらスキルを撃ってくれ」
残っている取り巻きも多くない、ボスの動きも心持ちしおしおしている。この弱体化しているチャンスを逃す手はない。
圧縮率を調整した無数の矢を、一息に浴びせて目くらましを狙う。そうしてボスの行動を一瞬だけも封じることができれば、ノーガード状態だ。
「……今だ！」
- - ORDER - -
- - COMBATANT キングニャーサー ＆ アタランテー - -
- - MASTER Kanon ＆ L - -
> !BURST SKILL! <
背後に回ったアタランテーの矢がボスの背中に渾身の一撃を食らわせ、体力を大きく削る。そこへ、ニャーサーがオーラを剣に纏わせるよう剣を振り上げれば、カットインと連動するように台座に置かれたカプギアの瞳が光った。
轟く雷と共に振り下ろされた剣に追従する形で再びアタランテーの矢が四方を飛び交い、その包囲網はネズミ一匹逃れられない。
「やっ……やったぁああああ！ にーちゃん、やったよ！ 倒せたっ」
ボスの爆発と、ステージクリアの文字を見届けて満足げに笑うレオンは、カノンの冷めやらぬ興奮に「そうだな」なんて落ち着いて返していたけれど――筐体から出て再び顔を合わせたとき、思わずハイタッチしてしまう程には、自分も浮かれているんだなと苦笑した。
シナリオ
シナリオデータ
シナリオスケジュール
- シナリオガイド公開日
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- 2022年10月15日
- 参加申し込みの期限
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- 2022年10月22日 11時00分
- アクション投稿の期限
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- 2022年10月22日 11時00分
