this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
【星幽塔】第五階層 "サクラ"のお茶会
1
2
3
4
5
…
9
つぎへ >>
花の見頃以外に何の特色もない、ということはだ。
スローライフにぴったりな穏やかさと言えば聞こえはいいが、率直に言えばただの田舎である。
「はあ、どうするんだよ……」
ティオレ・ユリウェイス
は周囲の甘酸っぱい空気など気にせず、盛大に溜息を吐いた。
こういった開拓の進んでいない土地には、まだまだ手つかずになっている遺跡が残っていることも多い。冒険者として、いち早く周辺住民が迷い込んでも安全か確認したり、新たな文献で学びを得たりできるのは喜ばしいことだし――さらにお宝なんかもあれば、言うことはない。
そう思ってはるばるやってきたというのに、ティオレが見つけたのは古き建築を模して新しく造られた神殿もどき。つまり観光名所だ。当然、お宝などあるわけもない。
されど、ここに来るまでもタダではない。新しい遺跡の噂話となれば、酒の一杯と交換だと持ちかけられることもあるし、辺鄙な場所になるほど移動手段も無く、様々な状況を想定して荷物だって増える。かかった費用を考えると、帰路は踊り子紛いをしながら食いつなぐ他ないだろう。
まあそれは、普段からその日暮らしであるティオレにとってはいつものことだけど。
(……赤字だな)
予想が大幅に外れて、ティオレは途方に暮れるしかなかった。
逆に、予想が外れて安堵する者もいる。
何度か星幽塔に訪れたことのある
鴻上 彰尋
は、周辺の様子から第五階層に来たことを感じ取った。
ただ、ここへ来るタイミングもだんだん掴めていたためか、先に思うのは転移の戸惑いよりも階層の心配。大なり小なり、ここへは住人に困りごとがある時に呼ばれることが多いからだ。
(今は観光シーズンなのかな?)
何事もないなら、それに越したことはないけれど。彰尋にとって第五階層は凄く思い入れのある階層で、つい熱心に様子を窺ってしまう。
見た所、特に重大な問題が起きているようには感じない。どちらかというと、お祭りのように賑わっているようだけど――どこか、村人の様子には焦りが見える。
詳しく話を聞いてみれば村興しで悩んでいるようで、彰尋は間を置かずに快諾した。
(花を使った特産品、か)
またこの階層の力になれるのなら嬉しい。それに、フェリントの花にはどうやら恋を連想する逸話があるようだけど……もし、女性向けとするなら、
あれ
が良いだろうか。彼女なら、どんな物であれば喜んでくれるだろう。
そんなことを考えていると、素っ頓狂な
七夜 あおい
の声が聞こえてきた気がした。
「あれっ? 今、コンビニに入ろうとして……」
きょろきょろと周囲を確認している様子から、気付かぬうちに星幽塔への扉をくぐってしまったようだ。それでも、こんな状況に慣れたあおいは落ち着くのも早い。見知った顔を見つけたなら、尚更だ。
その微笑みを見て、彰尋は思い出す。
あの時、何を思って作ったのか――誰に、使って欲しかったのか。
「あおいさんと一緒に作りたい物があるんだけど、良かったら手伝ってもらえないかな?」
広大な田畑を抜けて村に戻ってきたティオレは、出立の資金でも集めようかと人通りの多い道を探す。
元々が小さな農村だ、夜の酒場もあてにならないなら、観光客を相手に軽業でも披露した方がいくらかマシだろう。
(こんな田舎に来て手ぶらで帰る羽目になるとは……)
せめて特産品のひとつでもあれば、気も晴れただろうに。調査の合間に耳にしたのはフェリントという花くらいで、腹にも懐にも足しにはならない。
ティオレが諦めたように道を歩いていると、若い男女が楽しそうに語らっている声が聞こえてきた。
「俺は保湿クリームはどうかなって。名産品なら、やっぱり手に取りやすい物がいいよね」
「これからの季節にぴったりだと思う! それなら、一度薬局みたいなところで材料を見せてもらおうよ」
別階層の薬草の名前を出しながら話す様子を見ると、ただの観光客でもなさそうだ。
(名産品に、ケア用品か)
自分の手を見つめ、苦笑する。冒険稼業が本業に戻れば、すぐに荒れてしまうだろうけれど。
そういう土産があるなら、少なくとも手ぶらにならず済みそうだ。
「あきらめないでーっ!」
「……はい?」
「ガーデンパーティへ行くのに、着替えに困っている冒険者さん! お任せ下さいっ!」
そこには全く困ってないし、むしろガーデンパーティって何のことだ。
怪訝な顔をされても、村人はまったくめげる気配が無い。あれよあれよと勝手に仕立て上げ『誰かと仲良く過ごして、いい感じの噂を広めてね!』ときた。赤字の今、無料の飲食は嬉しい限りではあるが。
「おひとり様なんだけど」
その困惑もなんのその。村人は意気揚々とティオレをガーデンパーティへと案内した。
1
2
3
4
5
…
9
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
【星幽塔】第五階層 "サクラ"のお茶会
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
浅野 悠希
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
NPC交流
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2023年01月23日
参加申し込みの期限
2023年01月30日 11時00分
アクション投稿の期限
2023年01月30日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!