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【星幽塔】第五階層 "サクラ"のお茶会
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普段は別階層の食堂で働く
リリエル・エーテライト
は、そこを利用する冒険者たちから噂を聞きつけて、この農村までやってきた。
階層ごとに育つ植物も違うため、フェリントをよく知っているわけではないが、だからこそ新しい食材を使ってのメニュー開発には心が躍る。
「どうやら可食部分は多いようですし……あとは私の頑張りどころですね♪」
村興しとして使うなら、フェリントは余すところなく使いたい。そして、できることなら季節を問わず提供できるもので、かつ花のシーズン以外も訪れたくなるような違いを出したいところ。
あまり特殊な材料ではなく、この村で安定して確保できるものといえば、農村で育てている穀物や周囲の森から収穫できるものだろうか。
(それなら……)
候補を定め、まずは主原料となる穀物の粉をチェック。触ってみると粒が細かいのか滑らかで、きゅっと握ればしっとりと手につきやすい。恐らく、デンプン質の少ない粉と見て間違いないだろう。
「こちらでは甘みをつける食材や、ふわふわにするための方法はなんでしょう?」
同じ星幽塔内でも、全ての物が同じ名前で流通しているとは限らない。星幽塔以外からおいでになった人にもわかりやすく伝えると、木苺がフランボワーズやラズベリーと呼ばれるのと似たような感じだ。
名前だけが違えば良かったのだが、味や効能が同じでも見た目が違うこともままある。そのため、よほど別階層と交流が盛んな都市部で無い限りは、全く同じ物を取りそろえることは難しい。
けれども、リリエルは使い慣れた材料の代用品が何になるのか、自分の経験と村人との対話で探し出す。なんとか材料を揃えることができたら、次は試作を繰り返して最高の組み合わせを見つけ出す工程だ。材料の配分もそうだが、知っている材料とは勝手が違うかもしれないので、手探りで進むほかない。
とはいえ、最終的に調理をするのは村人たちだ。あまり煩雑な手順にならず、誰でも気軽に作りやすいレシピに留めておくのも、また料理人としての腕の見せ所。
(それでは張り切って……フェリントを使ったメニュー開発がんばリリエルです!)
ふわりと漂う甘い香りに、顔をあげる。
街の看板を眺めていた
倉前 七瀬
にとって、それが活字よりも魅力的だったかと問われたら返答に困ってしまうのだけど、何の気なしに意識を逸らしたせいか気付いてしまったのだ。
(あれ、これは……文字ですかね?)
看板のデザインは多種多様だ。色味が視認性の高いもの、フォントの判読性に欠けるもロゴマークとしては何を伝えたいかわかるもの。暗号や洋書の苦手な七瀬には可読性の高い日本語の活字が好ましいが、次々現れる看板は飽きずに眺められる文字のひとつで、特に分析などしながら眺めてはいなかったのだけど。
「ううむ……?」
苦手な暗号のようで、知っている文字のような。
そういえば、国内でも在住外国人が集まる街は海外に迷い込んだかのようになっていると聞く。このあまり見慣れない街並みは、そうなのだろうか。
それにしては、道行く人の姿が一部人外の様相なのだけど。
(これは、噂の星幽塔ですかね?)
噂程度には知っていたが、来たのは初めてだ。こちらの看板の文字も読めてしまうから、いつ迷い込んだのかはわからないが……まあ来たのなら帰れるだろう。
(こっちの文字も独特ですねぇ。なのに読めるというのが面白かです)
気分良く散策を続けようと、あちらこちらに目を向ける。市場、農具の修繕所、隣町への乗合馬車に、広大な田畑――のどかな通りを抜けると、一面に淡いピンク色の花が咲き誇っているのが見えた。先ほどから香っていた甘い匂いが、一層近くなった気がする。
(お茶会、でしょうか)
賑わっている、という表現でいいのだろうか。あまり場の空気を読まない七瀬には、むず痒いような甘ったるい雰囲気がよくわからない。
わからない、けれど。
「あれって……」
その空気を物ともせず、優雅にティータイムを過ごす
ウォルター・B
がいたことは、間違いなかった。
そんなお茶会の最中、ぽつんとメイドが立ち尽くしていたとしたら。
「すみません、どなたか配膳をお願いします!」
声をかけられた
水上 桜
は、しげしげと自分の服装を見つめ、そうして声の主を見やる。
目が、合ってしまった。
「ですよね」
調理場は忙しそうで、テーブルを見る限り配膳の手が足りないのは明白だ。そんなところに、猫どころか手持ち無沙汰なメイドがいれば、そりゃあ手伝いを要請されても致し方ないだろう。
どうせ夢であるなら、もうちょっと平和なガーデンパーティにしてくれてもいいのに。
(……夢、なんだから)
例え何か、うっすら心当たりがあったとしても、これは夢なのだ。
長い長い息を吐いて、桜は頭を抱えた。
――またか、またフツウかっ!
そう叫びたい気持ちもあれど、癪なので心の中に留めておくことにする。
大丈夫、口に出していない。認めてないのだから、これは夢だ。でなければ、どうしてこんな場所でメイド服を着て突っ立っているのか説明がつかない。
「これって要するに……給仕しろってこと?」
困っている人を放り出すこともできないが、なんだか甘酸っぱい空気が漂っている。人助けをしながら人様の恋愛模様をニヤニヤ眺められるなら……それもいいかもしれない。
(……似てきたなぁ)
朱に染まったか、初めから類だったか。
どこかの友人みたいなことを思いついて、桜は楽しくメイドとして働くことにした。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
浅野 悠希
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
NPC交流
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2023年01月23日
参加申し込みの期限
2023年01月30日 11時00分
アクション投稿の期限
2023年01月30日 11時00分
参加キャラクター一覧
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