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「僕の夢を見てくれたんですよね」
「そんなこと言ったかなぁ」
「言いました。この耳でちゃあんと聞きました。夢の僕はどんな子だった? 夢は記憶の整理って言うけれど、普段からそう見えてる?」
自分が見た夢と同じ夢をウォルターも見た前提で、柚春は噛みつくみたいに早口に疑問符を重ねる。
「どうどう、ちょっと落ち着こうかぁ」
ウォルターは少し困ったように眉を下げている。
飛ばしすぎた、と反省して、柚春はひとつ呼吸を呑むと、改めて自分の話をした。
「……ごめんなさい。ちょうど僕も今朝、あなたの夢を見たものだから」
「へぇ。君の夢にお邪魔するなんて光栄至極だねぇ」
視線を外し、薄く笑うウォルターの顔は、ずるい大人のそれだ。
どんな格好でもどんな表情でも素敵と思えるウォルターだけれど、ちょっとばかり面白くない。
「すぐそうやって茶化す」
「省エネさせてよぉ。十代の生徒のエネルギーを常に真正面から受け止められるほど若くないんだよぉ」
「先生は若いです。それと、もう放課後だから生徒じゃないし」
「制服着てる子にそんなこと言われてもねぇ」
「制服は着ていても、今日の学校は終わったから生徒じゃない、です」
「そういう理屈じゃないんだけどねぇ」
ウォルターは苦笑いして話を戻す。
「で、どんな夢だったわけ?」
「どんな夢って……ウォルターさんが僕を手当してくれた夢だよ? 僕の夢に出てきたウォルターさんは……ワイルドセクシーって感じで、」
薬瓶の蓋を口で開けていた。
普段、所作が綺麗な人だと認識していたから、そういうイメージがなくて。
「意外と大胆で格好良かった……です」
ふうん、とウォルターは口元を片側だけあげる。
その口唇に視線を向けて、柚春はまた、夢の中で内腿に口づけされたシーンを思い出した。
「そんな変なことなんて……僕はしてない、はず」
「『僕は』、ねぇ。まるでこっちが何かしたみたいな口ぶりだねぇ」
何かしました。
そう言いたかった。
けれど現実のウォルターを前にして、そうです、と肯定するのも恥ずかしいし、そうじゃない、と否定するのも事実――夢の中だから厳密には事実とは言い難いけれど――に反する気がして、言葉に詰まる。すこしでも顔の赤みを隠そうと両手で口元を抑えてみたけれど、結局のところウォルターには何も隠せていなかったようで。
「夢の中で、僕が嫌なことをしたみたいでごめんねぇ」
謝られた。
柚春はぶんぶんと幾度も横に首を振る。
そうじゃないのだ。謝ってほしいのではない。
「嫌じゃなくて、もっと……」
「ん?」
「……なんでもないです」
もどかしい。
というか、自分は今、何を口走りかけたのか。
もっと、なんだというのだろう。
もっとしてほしかった?
もっと先までしたかった……?
(――っ、ばかばか。何を考えているの)
自分の思考を制御できず、ぱたぱたと上気した頬を叩いていると、手荷物の中から、カプセルギアのворが不自然に転がり落ちた。
ウォルターがそれを拾い上げる。
「君の相棒が落ちたよ」
柚春はворをいつも連れてあるいていた。
ворには夜毎すべてを話し、もちろんウォルターへの想いも聞いてもらっている。
とても大事にしているし、簡単に落としたりしないようにちゃんとしまっていたはずなのに。
(どうしてこのタイミングで落ちたんだろう)
不思議に思いながらウォルターの手から受け取った瞬間、ворの目が鋭く光った気がした。
ウォルターが怪訝な顔をする。
「……なんかこの子、僕のこと睨んでない?」
「光の加減です」
きっぱり言って誤魔化したが、内心では冷や汗だ。
(もしかしてвор、怒ってる?)
カプセルギアはただのおもちゃだが、柚春にとってのворはそれ以上の存在だ。
――センセーから何かに誘うなんて、どーいうつもり?
――柚春の気持ちを知った上で遊ぼうってなら……覚悟しなよねぇ。
そんなことを思っていそうな気がする。
冷や水を浴びせられた、と形容すると言い過ぎかもしれないが、見合いの席に相手を品定めしようと意気込む保護者が突然乱入してきたらこんな気分になるだろうなというヒヤリとした感触を覚えて、柚春はわざとらしく境内を見回した。
「あーっと、おしゃべりしていたら参拝の手順が……どこまでやったかな」
柚春はウォルター先生の目から隠すようにворを抱くと、手水舎のほうへ向かう。
(ворお願い! 今日は邪魔しないで見守っていて)
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
シナリオタイプ(らっポ)
プライベートシナリオS(400)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
恋愛
NPC交流
定員
1人
参加キャラクター数
1人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2022年08月10日
参加申し込みの期限
2022年08月17日 11時00分
アクション投稿の期限
2022年08月17日 11時00分
参加キャラクター一覧
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