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今日をモー突進!
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寝子ヶ浜海岸に多くの人が集まる。カラフルなパラソルの下では恋人達が仲睦まじく寄り添う。白い砂浜を駆け回る子供達は黄色い声を上げた。若者も多く見られ、海の家は盛況で笑い声が絶えない。
そこに
月原 想花
が現れた。会話は途絶え、周囲の目を集める。
――みんながぼくを見ている。
内心の意識が漏れないように想花は遠くの海を眺めて歩く。熱い視線が全身に注がれる。
――こんなに注目されているのに、全然怖くない。高揚感が気持ちよく思える。でも、ちょっと熱いかな。
想花はくるりと回る。海に背を向けた状態で気ままな散策を続けた。
「そこのお嬢さん、冷たい飲み物はいかがでしょうか」
海の家の隣で営業していた青年が声を掛けてきた。人柄の良さが滲み出るような笑顔に想花は釣られた。手前に置かれた業務用のクーラーボックスをそれとなく覗き込むと、氷水に浸された各種飲み物がプカプカと浮かんでいた。
甘い物は避けてさっぱりしたペットボトルの水を選んだ。二百円を支払うと青年は声を潜めて言った。
「このあと、時間ある?」
「決めていない」
「俺は一時間後に交代するんだけど、一緒に海を楽しまない?」
「その時によるかな」
想花は控え目に手を振って離れた。歩きながらペットボトルのキャップを開けて軽く飲む。残りは頭から被った。
軽く頭を振って余計な水気を取る。着ていたTシャツは濡れてビキニが薄っすらと浮かび上がる。下着が透けて見えているような状況に人々は目を離せなくなった。
海の家で冷やし中華を食べていた
御剣 刀
も同様に目が釘付けとなって箸が止まる。やや上体を前に倒して勢いよく啜って平らげた。少し咳き込み、慌ててコーラを飲み干す。火照った身体を冷やすようにカキ氷を掻っ込み、こめかみ辺りを親指で押えて小刻みに震えた。
「美味いが危ない!」
刀は駆け出した。想花を視界に入れないようにして海へ逃げ込んだ。全力のクロールで沖に出た。息継ぎの合間に、煩悩退散! と叫んで波を次々に切り裂いていく。
想花は白波を立てる刀を遠目に見た。
「ぼくと同じだね」
その時、背後でどよめきが起こる。声の方を見ると
白 真白
が弾むようにして歩いてきた。頭部には黒々とした角があり、愛らしいワンピースを着ていた。
想花は真白の全身を見て小首を傾げた。
「同じ人物なのかな?」
小さいイメージを覆すような身長が別人のように思える。目の色の違いやツインテールは合致しているだけに判断に迷う。
「海にワンピースは似合わないよね」
真白はその場で脱ぎ始めた。異様な興奮が周囲を包む。際どいビキニ姿になると歓声が上がった。
「ふっふー、今日の私は最高にかわいい!」
「その通り!」
「二人はかわいい! お持ち帰りしたいくらいだ!」
周囲の声に別の人物が反応して想花と真白を包み込む。
「少し照れる、かな」
「大人っぽい私もいいよね!」
二人は目を合わせて自信を滲ませた笑みを作った。
青い空に緋色が流し込まれる。
刀は砂浜に戻ってきた。両手で髪を後方に流す。
斜め前に人だかりができていた。
「新作です! 無料頒布なので遠慮なく手に取っていいですよ! 今までにない展開に最後まで目を離せない傑作に仕上がっています!」
「一冊、貰えるかな」
「もちろんなのです!」
「こちらも一冊」
かなりの人気を窺わせる。作品を求める人々の熱気にほだされて刀も加わった。
「最後の一冊なのです」
「これは」
受け取った刀はタイトルを見て思わず口にした。
「前にどこかで見かけたな。続編なのか」
「その目で確かめて欲しいのです。新しい伝説の始まりなのですよ。ふふー」
小萩は揺るぎない自信で言ってのけた。刀は頁を開こうとしてやめた。
「家でじっくり読むよ」
「感動と興奮の渦に呑み込まれるのです。手に入れられなかった人達は次回を楽しみにしていてくださいね」
「本当、頼むよ」
「どんと任せるのです」
小萩は白い歯を見せて笑った。
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3人まで
シナリオジャンル
恋愛
コメディ
オールジャンル
定員
10人
参加キャラクター数
4人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2022年07月08日
参加申し込みの期限
2022年07月15日 11時00分
アクション投稿の期限
2022年07月15日 11時00分
参加キャラクター一覧
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