メイコさん再び～海中散歩しませんか？～｜リアクション

メイコさん再び～海中散歩しませんか？～

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　海上にあがると、空も海も青いままだが、寝子島時間では夕方。
　寝子島の海は、夕焼けで赤く染まり始めている頃だろう。
「いやー、すごかったな！　綺麗な貝まで拾えたし、大満足だ」
　ラッセルは宝探しの最中に見つけた、青い巻き貝を指で撫でる。
　普通の人には“作り物のインテリア”くらいに感じるだろうが、真相は自分が知っていれば十分。
「メイコちゃん、プレゼントだ！」
　龍樹は先ほど見つけた、ビー玉サイズの真珠をメイコに渡す。
　彼女にとっては珍しくはないかもしれないが、龍樹にとっては“宝物”に違いなく、
「一緒に遊んだ記念ですね、お家に飾らせてもらいます！」
　メイコにとっても“嬉しい贈り物”に違いなかった。

「ほら、早く着替えるわよ。“お姉ちゃん”は門限を破らないんだから」
「手厳しいですね……けど、帰りが遅くなると、アタシも怒られちまいやす！」
　頼子の一言に「私はちゃんと門限守ってるわよ！」と目くじらを立てる奏子であるが、後ろ髪を引かれる気持ちは、なんとなく解る。
　寝子島では体験できない思い出が、ここではたくさんあったのだ。
「写真もいっぱい撮れたし、土産物もできたし……また遊びに来てーな」
　今日だけでは、巡りきれなかった場所だって、まだまだある。
　ラッセルは霊界の海に振り返り、穏やかな波と、晴れ渡る空を見渡す。

「なあメイコちゃん、また案内してくれるか？」
　龍樹の問いに、メイコは満面の笑みを浮かべた。
「勿論ですっ。皆さんもまた遊びに来てくださいね、新しいお友達も待っていますから！」

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あとがき

担当マスター：木乃
ファンレターはマスターページから！

マスターの木乃です！　シナリオにご参加いただき、まことにありがとうございます！
寝子島ではサマータイム継続中。「こんなシナリオはどうだろう？」ということで、メイコさんに再登場して頂きました♪

珊瑚条坊はリアクション内にあるように、霊界の珊瑚を使った整然とした街……となっております。
また機会があったら登場させたいなーと。
瑠璃紺駅の周辺はまだまだ知られていない場所も多いようなので、木乃がこっそり開拓しているかも？
空の上にも街があるので、アイデアが浮かんだら空の街のシナリオも出してみたいですね♪

現実時間でもかなり暑い季節になってきましたが、なにごとも身体が資本なので、皆様もゆったり無理なくお過ごし下さいませ！

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