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ネコタイツ魔法学校へようこそ
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◆
落合 まゆら
の場合。
人生って不思議。
昨日は寝子島アニメーション学院の声優科に出席してアフレコ基礎の講座を受けていたあたしが、今日は魔法学校で水の攻撃魔法の授業を受けてるなんて。
不思議だけどほんとの話。
帰宅途中、あまりの暑さに頭がボーっとして「あー、めまいがするぅ」とか考えたのが最後の記憶だから、たぶんそのままぶっ倒れたんだと思う。で、昇天しちゃった? のかな?
たぶんきっとそう。
あーあ。夢も叶えられずに19歳の若さで死んじゃったのかー、と思うと残念だけど、死んじゃったものは仕方ない。
それに、こうして魔法学校の生徒に転生もしちゃってるしね。
どうやらあたしには、魔法使いの才能があったらしい。寝子島高の泉先生に激似のオジサンからスカウトされたときは、マジ? って思ったけどどうやら本当だったみたいで、教わったとおりにしたら指先からシャワーみたいに水が噴き出してきて、すっごく驚いちゃった。
これぞ魔法! ってカンジ。
だからっていうのもあるけど、あたしの所属クラスはマーメイド。水系の魔法使いを育てるクラス。先生は、好きなクラスを選んでいいって言ってくれたけど、いつでも水が出せるのって涼しくていいじゃない。夏バテしそうになったらこれで解決! これさえあれば、もう真夏に道歩いてて倒れてそのまま死ぬなんてこと、絶対ない。
そう思って選んだっていうのに、実際のクラスは最悪の蒸し暑さだった。
水のクラスだからきっと涼しいに違いない、なんていうのは勘違いだったってわけ。
窓は開けてるけど熱風が吹き込んでくるだけで、ちっとも涼しくなんかならない。汗で貼りついた制服がべたべたして気持ち悪いし。ここはドラゴン魔法の教室かってーの。
冬だったら選んでたかもしれない属性だけど、今は欠片も魅力ないよ。
こんな中で座学をやっても、頭に入ることなんか一つもない。ただもう暑いの一言が頭の中でぐるぐるするだけで、先生の言葉なんて右から左へ素通りだ。
これじゃ、転生前のクラスと全く変わりないよ。せっかくマーメイドのクラスなんだから、もっとぱーっと景気よくあちこちから水を出して、楽しんじゃえばいいのに。
「そうすればこの地獄の釜ゆでにされてるような気分も吹き飛んで、勉強にももう少し身が入るのになあ」
だけど教室では無理だろうなあ。先生のことだからあたしたちが水を出し過ぎても一瞬で乾かすことくらいできそうだけど、だからって教室中水浸しにしちゃっていいはずないから、絶対実技はやらせてくれないだろう。
今日に限って実技の時間はないし……。
早く夕方にならないかなあ、なんて考えながらぼんやりしていたら、授業終了の鐘が聞こえてきた。でも、ようやく昼休みになっただけ。というか、むしろ今が一番暑い時間帯だって気付かされてしまった。
「では、これで終わりにします。皆さん、予習復習を忘れずに」
部屋を出ていく先生のドアの開閉音を聞きながら、おなか空いてるけど暑すぎて食欲も出ないし、どうしよっかなあ、なんて考えていたとき。
「クッソ暑いんじゃー!」
っていう叫び声がいきなりしたと思ったら、机の上に飛び乗ったそいつがばっと両手を振りかざし、水の攻撃魔法を天井に向かって発動した!
これはあとで教えてもらったんだけど、未熟な生徒の力が暴走したときを考えて、壊れないよう形状記憶の防御魔法があらかじめ張られているんだって。さすが魔法学校の教室!
だから天井は壊れなかったんだけど、そこで破裂した水の玉から水が教室中に飛び散ったからさあ大変。だたの水に見えてその実攻撃魔法だから、当たれば痛い。小さく分散されててもデコピンをくらったくらいの痛みがある。
さっと机の下にもぐり込んだおかげであたしは当たらずに済んだけど、不意を突かれた生徒たちは結構いて、
「きゃあ!」
「いったー!」
「何よこれ! もう!」
って悲鳴があちこちで上がった。といっても、ほとんどが驚きだったんだけど。でもきっと、これが引き金になったんだと思う。
「……ってーな! クソ暑いってのはみんな思ってんだよ! 暴れてんじゃねえ! よけい暑さが倍増するだろーが!」
怒りを爆発させた生徒が水の玉を作って飛ばして先の生徒にぶつけた。これも水だけど攻撃魔法だから以下略。
衝撃でバランスを崩し、机から落ちた生徒はすぐさま起き上がり、
「やったな、このヤロウ! 上等だ!」
と、野球ボールくらいの水の玉を振りかぶって投げた。でも頭にきすぎてたのか、単にノーコンだったのか、そうして投げた水の玉はみごとに外れて別の生徒の顔面にヒット! よろけた彼の手からスプラッシュが飛び散って――あれよあれよという間に、気がついたらクラス中に水の玉やスプラッシュやシャワーが飛び交う事態になってた。
ちょっとぼーぜん。
いやもうこれ、どう見ても先生の雷が落ちるでしょ。ちょっと考えればすぐわかることなのに、みんなばかなの? 暑さで脳がとろけちゃったの?
「と、とにかく。逃げよう。うん」
ここにいたら先生が来たときあたしも同罪にされちゃう。巻き込まれはごめんだわ。
あたしの机は窓際だから、ドアは反対側にある。室内を横断するのはすごく危険だけど、やるしかない。
ドアを目指して机から机へ、こそこそ移動してってたんだけど――。
「まゆら、見っけー!」
そんな言葉とともに、小さな玉があたしの後頭部にバチバチっと当たる痛みと衝撃がきた。
振り返ると、きゃははっと女生徒がハイな笑い声を上げていた。広げた五本指に水の気がまだ残ってる。
「痛いじゃない。やめ――」
びしゃっと水の塊が顔に真正面からぶつかって、あたしは最後まで言い切ることができなかった。
「キャハハッ! 今の顔! ウケるー!」
びしょ濡れになったあたしを見て、腹を抱えて笑っている。あたしは口の中の水を吐き出して立ち上がり、
「もう、やったなー! お返し!」
と水の玉をぶつけてやった。
それはそれでせいせいしたけど、立ち上がったのがまずかったみたい。あたしも標的にされちゃって、周りからばんばん水の玉や水流が飛んできて――防いだりやり返したりしてるうちに逃げ遅れてしまった。
「いい加減にしなさーーーい!!」
先生の怒りの言葉と共にものすごい水流が鉄砲水のように部屋を走り抜けて窓からぷっしゃー! あたしたちは全員窓から放り出されてしまった。
後日、あらためて校長から大目玉を食らって全員廊下で正座の罰を受けたのは言うまでもないよね。(ガックリ)
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
寺岡志乃
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
学校生活
SF・ファンタジー
神話・伝説
定員
10人
参加キャラクター数
6人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2022年06月06日
参加申し込みの期限
2022年06月13日 11時00分
アクション投稿の期限
2022年06月13日 11時00分
参加キャラクター一覧
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