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◆
倉前 七瀬
の場合。
気がついたら転生して、平和な世界でフツウの大学生になってた件。
なんか、毎月山のように出ているラノベにしても、埋没しすぎて手にとってもらえなさそうなタイトルのような出来事が、僕の身に起きてしまったとです。
最初のうち、まさか自分がそうなるなんて、と驚き、いささか呆然となっとりましたが、起きたことは起きたこと。嘆いてわめいたところで何が変わるでなし。それに僕自身、そういう性格ではないので、受け入れて、前向きにやっていくことに決めました。
たとえ体が女の子になってたとしてもです。
ぱたんと閉じて、あらためて表紙を見る。『異世界転生物語:らっかみ』。
マウンテン魔法の参考書が欲しくて行った図書室で偶然見つけた本です。明らかに返却棚を間違えた、幼年部向けの児童書でした。
カウンターへ持って行ってあげようと手に取って、そのまま借りてしまったのは、一人称視点で書かれた主人公の語り口調が自分と似てたからでしょうか。しかもこれが、意外と思っていた以上に面白い内容で。
簡単に言うと「別の世界のとある島に転生した人々が、そこで日常的に起きるいろいろなことに巻き込まれつつもフツウに暮らす物語」かな。まあ、まだ最後まで読み切ってないので、もしかするとこれから先、とんでもない事件が起きるのかもしれないけど、この様子だと事件もそんな深刻なものでなく、心あたたまるスローライフ系の読み物でしょう。
読み進めていくうちにますます親近感を感じるようになって、この主人公がなんだか他人と思えなくなってきてるのがちょっと不思議です。作者の力量と言ってしまえばそれまでですが、どうもそれだけというふうにも思えなくて……。
「まるで、僕が転生したか、する前の話みたいとです」
この主人公、転生前と後で性別が男から女に変わっていることを最初は驚いてとまどっていたけど、すぐに慣れたというか前向きに捉えるようになるとことかも、わかるっていうか、僕がもしそうなったとしても、きっとそう思うようになるだろうなあ、って納得できるというか。
中でも一番シンパシーを感じた部分が、
転生して一番驚いたことは、
「この大学に入学できるなんて光栄ですー。
ここで得意なものを見つけて、伸ばしていきたいと思っとります」
「うん。よく学びなさい。ここはそのためにあるのだからねぇ」
と転入を歓迎してくれた先生たちの中に、B先生がいたことでした。
というシーンでした。
(この担当教諭、マウンテン魔法のウォルター先生にそっくり)
はじめはそう思わなかったけど、学校生活がメインの話だから登場シーンが多いし、主人公との絡みも多くて、読み進めていくうちにだんだんと頭の中のイメージがウォルター先生になってしまいました。
今読んでいる章でも主人公の大学で突拍子もない事件が起きていて。事件自体は、読んでいる僕の目から見るとなんでもない事なんですが、主人公のいるらっかみという世界では大問題のようで、主人公はB先生と一緒に事件を解決しようと一生懸命です。一生懸命なのですが、事件に集中しなくちゃいけないのにちょっとした事で隣のB先生に気を散らされるというか、庇われたり、手を取られて一緒に走ったり、ほほ笑まれるたびに胸がどきどきしてそっちに意識をとられ過ぎちゃうとことか、すごく理解できるというか「うんうん、わかるわかる」って応援したくなって、ページをめくる手が止まらなくなるのです。
しかもこのB先生、僕の目から見ると、主人公を常に視界に入れて気を配っている様子が教師の範疇を超えているような……まんざら主人公の片思いというふうには思えなくて、2人のシーンからますます目が離せないというか。
と、いいところで講義開始のチャイムが鳴ってしまいました。
講義に集中しなくちゃいけないのはわかっているのですが、どうしても続きが気になって……つい、こっそり膝の上で開いて、周囲の人からは見えないように教科書と両腕でブロックして、読んでしまいました。
まあ、そりゃ、見つかるのは当然ですね。
「そこの学生! 起きなさい!」
両腕で囲って俯いていたせいで、どうやら居眠りと勘違いされたようです。
正確な弾道、速さで飛んでくるチョーク!
ふふん、しかし僕が得意とするのは防御魔法。先生の白い魔弾攻撃など風の防壁で簡単に弾いて見せましょう。
そして立ち上がり、堂々と宣言。
「今までの僕とは違うんですよ、ウォルター先生!」
って、あれ? 「今までの僕」?
思わず口走ってしまったけれど、何を言ってるんでしょうか、僕は。
顎に手をあて、うーん、と考えていたら全く同じ弾道で影のように飛んできていた追撃のチョークがみごとにヒットして、ぱっと白い粉が舞い散りました。
「うぅ、痛かー。先生、今の僕は女の子なんやけん、もうちょっと手加減して欲しいです……」
吸い込んでしまった粉にけほけほ咳き込みつつ、口にした言葉はまたもやそんな言葉でした。
本の主人公に感情移入しすぎたのでしょうか?
でも、すごく違和感なく口から出てきたんですけれど。
ウォルター先生も、特に驚いたりしてなさそうな気がします。「わけの分からないことを口走るあたり、まだ寝ぼけているようだねぇ」とかなんとか言わないあたり、これはもしかして……とか思ったりするのは、本に毒され過ぎているのでしょうか。
休み時間に相談に行って、思い切って打ち明けたら、先生はどんな反応をするでしょう?
考えるだけで高鳴る胸に、休み時間が待ち遠しい思いで僕はウォルター先生を見つめていました。
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担当ゲームマスター
寺岡志乃
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
学校生活
SF・ファンタジー
神話・伝説
定員
10人
参加キャラクター数
6人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2022年06月06日
参加申し込みの期限
2022年06月13日 11時00分
アクション投稿の期限
2022年06月13日 11時00分
参加キャラクター一覧
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