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◆
古苗木 美姫
の場合。
ここはネコタイツ魔法学校。魔法使いになりたい子たちが各地から集まってくる場所。
でも、中には先生の目にとまり、スカウトされて学期の途中から入ってくる編入生もいて。そういう子たちが早くクラスに溶け込めるようにするのも、わたしたち教師の役目だと思うんです。
「うふふ。スター魔法学科の教師で、
古苗木 美姫
といいます。よろしくね♪」
わたしのあいさつに、想花ちゃんは小さな声だったけれど、「よろしくお願いします」と応えてくださいました。
いつも俯き加減でおとなしくて、内向的な子に見えるけれど、話してみるととっても素直ないい子そう。きっとクラスでもうまくやっていってくれるでしょう。
子どもたちを正しい心を持つ立派な天空魔道士に育てることがわたしの役割。そして天職と思っています。
そのために必要なのは、できるだけ多くの知識を与えることです。知識は時に武器となり、時に盾となって彼らの役に立つことでしょう。決して身に付けて損になるものではありません。
常々そう思って子どもたちとは真面目に接しているつもりですが、なぜかクラスの子たちはわたしのことを「美姫ちゃん先生」と呼びます。三宅先生などは「いいじゃないの。親近感を覚えてくれてる証拠よ」と言ってくださったのですが、あの素っ気ない口ぶりは、どうも適当に流されてしまっただけのような気がします。
生徒たちが親しみを覚えてくれるのはうれしいのですが、わたしは教師! ドラゴン魔法学科の先生のように……は、ちょっと無理かもしれませんけれど、生徒からは一目置かれるというか、尊敬される存在にもなりたいのです。
三宅先生のようにクールに! そしてかっこよく! ビシッと要所要所を外さずやっていきたいです。
夜の森で行う特別野外実習は、それにぴったりのような気がしたのですが……。
「今回は星座の力を借りて、特定の人を魅了する、チャームの魔法を行いたいと思います」
チャームの魔法にしたのは、うお座が秋の星座だからです。季節の違う星座の力を借りて魔法力を生み出すには、ちょっとしたコツが必要になります。天空魔法は言うなれば心の魔法。水や炎と違って、目に見えない天空の波動を感じ取り、力に変えるには個々人の心が生み出すイマジネーションが不可欠です。
実習の目的を告げたとき、明らかに生徒たちの雰囲気が変わりました。それまで眠そうに目をこすったりしていた者たちの目がきらりと光ったというか、熱意がこもったように感じたのです。
なんだか良からぬ思いつきが入っている気がしましたが、勉強に興味を持ち、やる気になるのはいいことでしょう。
「さあみんな、ペアになって」
「でもせんせー、それってヤバくないですかー? だって相手のこと、好きになっちゃうんでしょ?」
「大丈夫。みんな天空魔道士として天空魔法に耐性を持っていますし、初めての魔法はそうそう強くかかったりしませんから。それに、何をかけられるか、かけられる方もわかっていますからね」
「じゃあ先生。オレ、美姫ちゃん先生にかけてもいいっスか?」
そんなことを言われて、思わずどきり。
「い、いいですよ」
とたん、男子学生たちが「やったー」とか叫びだして、われもわれもと周りに集まってきました。
「ちょ……、みんな、言っておきますけれど、わたしは教師ですからね? この道のエキスパートです。あなたたちが使えたとしても、かかる確率はほとんどありませんからねっ」
最近の子どもって、どうしてこう発育がいいのでしょうか、背ばかり伸びて。でも、ちぇーっとつまらなそうに唇をとがらせた姿はかわいらしくて、やっぱり子どもだなと思います。
そして思ったとおり、心に思い描いた星座を宙に投射してその力を引き出すというのは初心者には難しくて、失敗する者続出。うまく投射できても集中力が続かずに、きちんと使えた者は数えるほどしかいませんでした。
「あーあ。やっぱ、駄目だったか」
失敗してもそんなにがっかりしている様子には見えないことから察して、やはりさっきのはわたしをからかったつもりなのでしょう。もちろん、わかっていましたけどね。少しどきまぎしちゃいましたけど、あくまで少しでしたからね?
「ええと。成功したのは? 挙手してください」
手を挙げた生徒を確認していたときです。
森の奥で、獣の気配がしました。
学校のグラウンドでするより静かな夜の森のほうが雰囲気があって気分的に盛り上がり、生徒たちのイマジネーションの助けになると思ったのですが、それが裏目に出てしまったのでしょうか!?(もしかしてわたし、またポカをやらかしちゃった?)
向こうもこちらの存在を嗅ぎつけたのか、バキバキと枝がへし折れる音がして、こちらへ重くて大きな物が向かってくる足音がします。
「みっ、みみみ、みんな、おち、おち、落ち着いてくださいね……!」
えーと、えーと。この森にいるのはどういう獣でしたっけ???
目がぐるぐるしてくる中、あせって思い出そうとしていると、いつの間にか横に来ていた想花ちゃんが袖を軽く引っ張って
「美姫ちゃん先生、落ち着いて。ぼくたちなら大丈夫だから」
と言ってくれました。
かわいい生徒たちを守らなくてはと思っていましたが、よくよく見れば生徒たちは全員、音の出ているほうを向いて、構えをとっています。
「人数は十分だし、先生から攻撃魔法も教わってるからね」
いつもと変わらない、落ち着いた想花ちゃんの言葉と静かな面を見ていると、わたしのほうも気持ちが落ち着いて、すうっとあせりが抜けていきます。
「わかりました。みんなを信じます。ですが、危険と思ったらすぐに逃げてください。よろしいですね?」
わたしの許可が出たことで、がぜんやる気を出した生徒たちもいて。そこからはスムーズに事が運びました。
森から出てきたのは巨大な魔物でしたが、吐き出される酸もテレポートで上手に避けて、1人の重力魔法では押さえ込めなかった長い尾や毛で覆われた太い腕も、数人の力で押さえ込んで。
何より
「ルナ・エクリプス!」
と、月の魔力を用いて一時的に重力差を生み出して不可視の防御壁とするなど、わたしの教えた魔法を生徒たちが実践してくれている姿を見られることが、教師冥利に尽きることでした。
「シャイニング・メテオ・イリュージョン!
想花ちゃん! 今よー!」
流星を落とした滴ちゃんの合図で、詠唱を終えた想花ちゃんが後方から天空魔法の大技の1つを放ちます。
「ヴァニッシング・オブ・ステラ!!」
これまで5回に1回しか成功しなかった技をこの危機的状況でみごと発動させ、それどころか無数の流星を降らすのを見て、わたしは感動すら覚えていました。
ああ、さすがわたしの教え子たちです……!
魔物は生徒たちの圧倒的な力を受け、到底かなう相手ではないと悟ってすごすご森の奥へ戻っていきました。
「美姫ちゃん先生、大丈夫だった?」
生徒たちがわたしを心配して、周りに集まってきます。一番最初、魔物の目を生徒たちでなく自分のほうへ引きつけるため、おとりとなったからです。
もちろんワープ魔法で距離を取ったため、酸を吐きかけられても1滴も受けることはありませんでした。
一人一人順に見て、わたしは言いました。
「みんな、よくやりました。思わぬハプニングでしたが、おかげでいろいろとみんなが何を苦手としているか、未熟な点も見ることもできました。明日からは、それを克服するためにがんばりましょうね」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
寺岡志乃
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
学校生活
SF・ファンタジー
神話・伝説
定員
10人
参加キャラクター数
6人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2022年06月06日
参加申し込みの期限
2022年06月13日 11時00分
アクション投稿の期限
2022年06月13日 11時00分
参加キャラクター一覧
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