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怪異は招く
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用事を済ませた
落合 まゆら
は日陰を選んで歩いた。
「あっつ……」
自然に心の声が漏れ出す。キャミソールとショートパンツでも対抗できない程の強い日差しに見舞われた。
「……どこか、涼しいところに」
ツインテールも汗に濡れ、項垂れた状態で元気がない。ふらふらと歩きながら力ない目は涼を求めた。
二股に分かれた道の一方に身体が引き寄せられる。緩やかな坂道を進むと前方にトンネルが見えてきた。内部のしっとりとした黒さに瞬く間に魅了された。
まゆらは穏やかな表情でトンネルに足を踏み入れる。寂しげな雰囲気とは他所にちらほらと人の姿があった。近くにいた二人組の女性の会話が耳に届く。
「ここってやっぱり出るんだよね」
「幽霊の叫び声が聞こえるって話だよ」
まゆらは密かに身震いを起こす。薄着のせいにして足を速める。
中間辺りまでくると内部は静けさに支配された。訪れた人々はいなくなり、気が付けば一人となっていた。
「……なんで、こんな時に」
消え入りそうな声の直後、足を止めた。恐怖に対抗した笑みで目を右に動かす。
壁の染みが人の顔に見える。悪意のある笑顔に掠れた声で問い掛けた。
「笑って、ないよね?」
染みは動かない。
「そうだよね」
力の抜けた笑みを浮かべる。その僅かな緩みを狙うかのように音がした。
まゆらは正面に目を戻す。依然、人の姿はなかった。
「風の音に、ひぃ!」
瞬時にうなじへ手をやった。一歩、前に出て上を見る。
「冷たいって」
天井の染みに文句を言う。表情から笑みは消えてやや硬い。目は前後を交互に見た。どちらも出口が等しく遠い。
まゆらは進む方向に迷った。
「ねえ」
とても近い。思わず、右耳を手で押さえた。
「風の音?」
語尾が震える。自ら風を否定した。
「ねえ」
左からの不意打ちのような声だった。そちらの方向を見ることができない。
「そんなのいないから。それにあたしに霊感はないよ。悪いこともしてなくて、天罰なんてあり得ない。夜道を怖がるような子供でもないから、ないものを怖がるなんておかしいよね。夏の暑さのせいで判断力が鈍っているのかもね。きっと、そう」
早口で捲し立てる。口にすることで励まされ、気分は向上した。
「なによ」
ムッとした声で自身の左肩に目をやる。
「や、やめて!」
急いで振るい落とす。黒い毛虫は道路に落ちてもぞもぞと動く。
「これは、霊とかじゃないからね。毛虫は苦手だけど、一匹くらいなら平気よ」
強気の発言は数秒で粉々に打ち砕かれた。
突然の夕立を思わせる勢いで黒い毛虫が降ってきた。瞬く間に降り積もり、歩道や道路が真っ黒になって蠢く。
まゆらは叫んで走り出す。湿った音が足元から聞こえた。
声の限りに叫び、泣いた。トンネルを飛び出しても止まらない。揺らめく大気の中を全力疾走となった。
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担当ゲームマスター
黒羽カラス
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
ホラー
定員
10人
参加キャラクター数
5人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2022年04月21日
参加申し込みの期限
2022年04月28日 11時00分
アクション投稿の期限
2022年04月28日 11時00分
参加キャラクター一覧
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