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●人の子らしい遊び
「当選したよー!」
響 タルト
は
三毛谷 道哉
に嬉しそうに話しかける。
「響の嬢ちゃんじゃないか。宝くじでも当たったか?」
「違うよ! これこれ!」
そう言って指を差すのは『寝子島ビーチグランピング すずしま』と書かれた宿泊券だった。
「ぐらん、ぴんぐ……とは何だね?」
「リッチなアウトドアって感じかな」
タルトは同封されているパンフレットを見ながら話す。
「ああ、きゃんぷを豪華にしたものなのか」
なるほど面白そうだ、と道哉は思った。タルトの誘いを断る理由もない。しかし当選したチケットは1人分なので2人でキャンプ場に入ることはできない。
「どうやって島に入るんだ?」
道哉の疑問に彼女は何か企んでいるような笑顔を浮かべた。
* * *
「うわあ、海も綺麗だし自然豊か☆」
当日。
タルトは目的地に向かう船に乗っていた。そして道哉は猫の姿でカゴに入っていた。彼ならスタッフに気づかれずに乗ることも出来たかもしれないが、タルトの安全策を取った形だ。
到着後、スタッフに案内され自分たちの泊まるテントまで移動した。その姿が完全に見えなくなったのを確認すると、道哉は変化を解いて人の姿に戻る。小島にあるテントはそれぞれに距離が離れているので、他の利用者に出会うことはまず無い。スタッフにバレそうになったら、再び猫に戻るか、隠れてやり過ごせるだろう。
小部屋ほどの広さのあるテントでタルトは大きく伸びをする。
「三毛谷さん、何しよっか」
「そうだな、ハンモックはやってみたかったんだ。南の島では定番なんだろう? 書物で読んだ覚えがある」
「ハンモック、いいね♪ スタッフの人に聞いてやり方を教えてもらおうよ」
さっそくタルトはスタッフから説明を受ける。台を利用する自立式もあるが、せっかくなので木に結ぶことにした。結び方のコツなどを聞き、実際にやってみる。
実践してみるとなかなか大変だったが、できあがったハンモックを見たらその甲斐はあったように感じる。まずタルトが軽く腰掛けて、それから体ごと預ける。
「うん、大丈夫落っこちない。気持ちいい~☆」
「これはなかなか快適、快適」
2人は揺られる雰囲気をのんびり味わう。
「夜は寝転がって星が見れたら楽しそう♪」
「それは楽しそうだ」
のんびりとした時間の中で、これからのことを話し合う。
「せっかくだから海鮮焼き焼いてみたいね!」
「BBQで海鮮か、魚を食べたい気持ちはあるなぁ」
「意見が合ったね、さすが猫友!」
「あとは『ぐらんぴんぐらしい遊び』」が体感できるとうれしいねぇ」
「じゃあさ! 釣りで捕まえようよ!」
タルトの提案で2人は釣り場に向かった。もちろんすぐに釣れるわけではないが、それを待つのもまた面白い。
「じつはマンガでキャンプに憧れてたけど、自分でやるのはいろいろ面倒そうで二の足を踏んでたんだよね」
魚を待つ間、タルトがそう話し出した。
「でも高級テントにスタッフ付きなら安心だし、三毛谷さんも来てくれて良かった。ありがと☆」
「こちらこそ感謝するよ。それに、おこぼれにあずかっているのは私の方だしね。私も人の子らしい遊びはしたことなかったから、お互いさまという事で」
そう言って道哉は微笑んだ。
「お、嬢ちゃん。糸が反応してるぞ」
「え!? これは来た!?」
あたふたしながらも本日最初の魚を釣り上げた。彼女は喜びを全身で表現する。
「私も負けてられんな」
最終的にお互い3匹ずつを釣り上げた。折角なので、自分たちで調理することに。
「自分で焼くってなんか楽しいよね♪」
「いい匂いだ。好みの焼き加減に出来るのはいいね」
「だねー」
魚を焼く音が雰囲気と相まってとても心地いい。
「おっと、やけどしないようにしなきゃ。うーん、焼き立て美味しい!」
「私は生ばかりだから、たまにはいい。あとは猫舌じゃなければなぁ」
扇子で少し冷ましてからかぶりつく。こればかりは仕方ない。
釣りや食事に一区切りつくと、泳ごうと思ってビーチにやってくる。
「さて、ビーチで思い切り泳……ぐと僕は猫になっちゃうんだよね」
「おや、そうなのかい」
「そうなんだよね。頭をぬらさないよう気をつけながら、獣人化でしのごうかな」
「まあ。いざとなったら私が嬢ちゃんを乗せても良いし、任せたまえ。私は猫ゆえ水に苦手意識はあるが、猫かきもできるからね。何より今は人だ」
道哉はどこか得意げだ。
他の人に会うことはまず無いので、変化に一応気を付けつつも2人は遊びを満喫する。ビーチボールでは道哉が猫ゆえの反射神経でタルトと接戦を繰り広げた。遊び疲れた2人はビーチ内のチェアに座って休む。
「はは、今日だけで色々遊んだ。いや楽しいな」
「そう言ってもらえると誘った甲斐があったよ」
波の音と夏の風が心地よく2人の間を抜ける。
(こうやってのんびり自然を満喫すると……創作意欲が湧いてくるよ♪ 今回はさすがに身近にBLカップルはいないようだけど、そこは想像力で☆)
内から湧き出るものを感じつつ、タルトはふとした疑問を道哉に尋ねる。
「三毛谷さんは漫画は読む? よければ今度薄い本をお勧めするよ♪」
道哉は薄い本が何なのか分からなかったが、人の世をまたひとつ知ることができそうだと感じた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
星織遥
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
スポーツ
冒険
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2022年03月05日
参加申し込みの期限
2022年03月12日 11時00分
アクション投稿の期限
2022年03月12日 11時00分
参加キャラクター一覧
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