this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
武器を手にした、あなたは
<< もどる
1
2
3
4
5
つぎへ >>
赤銅色のショートの髪に澄んだ海のような青い瞳は異国の雰囲気を醸し出す。身なりは小さく、親しみ易い笑顔が自然と周囲の人々の目を集めた。
ブリジッタ・クルツ
もまた、好みの人物を探すような目で街中を弾むように歩く。
目の前の歩行者信号が赤に変わった。人々は足止めを余儀なくされた。ブリジッタも同じ状態になったが、別の方向を見ていた。
道端に銀色の物体が落ちている。愛らしく小首を傾げて近づくと拳銃だった。どうして? と目で語り掛ける。周囲の人々は関心がないのか。一瞥もくれなかった。
ブリジッタは物怖じせず、小悪魔的な笑みを浮かべて拾い上げる。
――魅了の拳銃っていうんだね。素敵な物を拾ったよ。誰と誰を引っ付けようかな。
右手に拳銃を握った状態で信号待ちの中に紛れる。右隣に若い男性が不貞腐れたような顔で突っ立っていた。ブリジッタは右手を上げて銃口を相手の喉元に突き付けた。
気付いた男性が緩んだ顔で聞いてくる。
「あの、僕に何か?」
「ごめんね。服に綿埃が付いているのが気になって」
実際には何もない肩口を摘まんで捨てる振りをした。
「そうなんだ。ありがとう」
「あ、信号が変わったよ」
笑顔で話を終わらせた。ブリジッタは男性の視線を感じながらも足を止めない。
――拳銃は見えないみたい。あと、あなたはボクの好みではないからね。
心の中で小さく舌を出して辺りを見回す。目を惹かれる人物はいなかったのか。少し足を速めた。
「そうよ」
小さく呟いて歩を緩める。
――その前にボクの胸を撃ち抜かないとね。
自身の左胸に銃口を向けてトリガーを引いた。命中した左胸に透かさず目をやる。ブラウスに破損した個所はなかった。
ブリジッタは火照った頬で相手を探した。
冷ややかな青い瞳を前方に据えて
アシュリー・アンダーソン
が颯爽と歩く。発生した風がダークブロンドの髪を靡かせる。大きめのTシャツにチノパンツを合わせた格好に若い女性の目を引き寄せた。
前方からきた三人組の女性の一人がアシュリーに目を留める。急に落ち着きがなくなり、他の二人の肩を叩き出した。
「急に、どうしたのよ?」
「……あの人を見て」
小声でアシュリーを指差す。目にした二人は、どうする? と囁いて顔を寄せ合った。
「どうするって言われても……」
最初に反応した女性が目で追い掛ける。呼び止めることは出来ず、アシュリーは三人組の横をあっさり通り過ぎた。
焦ったような声を背に聞きながらアシュリーは軽く息を吐いた。
「おねーさん」
甘ったるい声がする。アシュリーは同じ調子で歩いた。
「そこのボーイッシュなおねーさん」
その一言がアシュリーの足を止めた。後ろを振り向くと少女のような姿のブリジッタが笑顔でいた。右手をすっと水平に構える。
直感でアシュリーは真横に跳んだ。
「ざーんねん。でも、まだあるからね」
緩く握った右手をアシュリーに向ける。素早い身のこなしで逃れようとした。が、少女は上回る速度で距離を詰めた。
「この速さは」
周囲の人を物ともせず、流れるようにアシュリーへ迫る。ブリジッタの右手が左胸に近接した。上体を捩ろうしたが間に合わない。
「撃ち抜いたよ」
「この感情は、なんだ?」
アシュリーは自身の左胸に手を当てる。その状態でブリジッタを見て自然に片膝を突いた。王女の前で首を垂れる騎士のようだった。
「あれ、あれ、おねーさん。こんなに人がいるところで、そんな事しちゃうんだ~?」
揶揄を含んだ声で顔を突き出した。心から楽しんでいるような笑みにアシュリーは厳かな顔で答えた。
「完敗を受け入れた姿だ。勝者に礼儀を尽くすのは当たり前だろう」
ブリジッタは身を震わせる。照れ笑いの中に征服欲が混ざり、歪んだ唇から一本の白い犬歯を覗かせた。
「ふ~ん、そういうことね。じゃあ、ボクが勝ったんだから何かしてもらわないとね~」
「勝者へ敗者がすべきことか」
一旦、言葉を切った。自身の胸に当てていた手を見やる。
「この内なる感情に従うのならば……キスはどうだろうか」
「えっ? ここで、キ、キス!?」
予想外の話にブリジッタの声が上ずる。青い瞳を忙しなく周囲に向けた。
「駄目なのか」
「そ、そんなことはないんだけど、いきなりだからびっくりして」
威厳を取り戻すように軽い咳払いをした。
「……しても、いいけど」
ブリジッタはアシュリーの手を握って立たせた。手を繋いだまま速足で歩き出す。
「どうした?」
「あんなところでは無理」
方々に目を向ける。見つけた店舗の隙間に突っ込んだ。
狭い空間で二人は向き合う。身体が密着した状態となった。
「ここなら、誰の目もないから、その、キスしてもいいよ」
「もう、この気持ちが抑えられない」
アシュリーは上から襲い掛かるように唇を合わせた。受け入れるブリジッタは目を細めて抱き付いた。
二人は薄暗い中で湿った音を立てる。切ない声が合間に挟まり、行為は激しさを増した。
やがて息継ぎをするように唇を離す。濡れ光る唇を互いに見つめた。
「……名乗っていなかったな。私は
アシュリー・アンダーソン
だ。君の名を教えてくれないか?」
「ボクは
ブリジッタ・クルツ
……よろしくね。素敵なおねーさん」
甘ったるい声を返す。アシュリーは顔を近づけて軽く唇を合わせた。
「これから私と遊ばないか」
「いいよ、遊ぼう。なに、する? 今以上のこと、とか」
ブリジッタはアシュリーの胸に頬を寄せる。
「健全な遊びはどうだ?」
「ちょっと物足りないような気がするけど、じゃあ、それで!」
顔を上げたブリジッタはにっこりと微笑む。アシュリーは赤銅色の髪を撫でる。
「行くか」
離れようとしたアシュリーを引き留めるようにしがみ付く。
「もう少し、こうしていたい、かな」
「実は私もそう思っていた」
二人は青い瞳を潤ませて唇を合わせた。
<< もどる
1
2
3
4
5
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
武器を手にした、あなたは
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
黒羽カラス
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
オールジャンル
定員
10人
参加キャラクター数
7人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2022年03月03日
参加申し込みの期限
2022年03月10日 11時00分
アクション投稿の期限
2022年03月10日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!