this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
……ほっ。とひと息、雪見温泉
1
2
3
4
つぎへ >>
【銀花】
太陽さんさん! それでいて小雪がはらはらと降る、寝子温泉はなんとも素敵な冬模様。
「わ……」
御巫 時子
、主婦一年生。心打つ風景に、おもわずかたわらの夫の袖をきゅうっとつかみます。
「綺麗……来てよかったですね、尚輝さん……」
「ええ、本当に」
時子の旦那さま、
五十嵐 尚輝
の笑顔はいつもやわらかく、時子の心をあたためてくれました。
今日はふたりの、結婚記念日。一年楽しみながらがんばった、そのちょっとしたご褒美に、寝子温泉へ小旅行へやってきました。
あのきらきらと輝くような、思い出深い奇跡の一日から、早くも一年が経ちました。時子はあらためて、自分が五十嵐 時子となった実感に、ぽかぽかと胸の奥が灯るのを感じて、彼の腕をむぎゅっと強く抱き込みます。
「さて、どうしましょうか。すぐに旅館に向かいますか? それとも、少し散策してみましょうか」
「そうですね……あら」
ふにゃ~ん!
のんびりした鳴き声にふたりが足元を見ると、そこにはなんとも変わった猫ちゃんがおりまして。左がまっくろ、右がまっしろの白黒まっぷたつの毛並みに、青い瞳。首元にはきれいな茜色の宝石を提げたにゃんこはふたりを見上げて、眠そうにあくびをひとつ。
ふにゃにゃ~ん
「おや。ついてこい、と言ってるんでしょうか」
まるで小首をかしげた尚輝の言葉どおりのように、白黒のへんてこな猫はてってこ歩き出し、ときおりふたりを振りかえってはふにゃお~ん。なんだか誘われているようです。
愛らしく揺れるおしりフリフリに、時子はくすりと笑んで、
「可愛いですね……ついていって、みましょうか」
「そうですね、猫の観光案内なんて楽しそうですし」
うにゃうにゃとご機嫌そうな白黒猫のあとに続いて、ふたりもゆったりとした足取りで石畳を歩みます。
綿のように降る雪が、白黒猫の鼻先へはらりと降りて、ふたりは顔を見あわせ笑いました。
猫に連れられ、しばしの散策。
「いらっしゃいませ! あら~アルクちゃん、またお客さんをご案内してくれたの? 助かるわあ」
ふにふにふにゃん。
にぼしをもらってご満悦な白黒猫は、アルク、というそうです。
「この子は、こちらの猫さん……なんですか……?」
「いいええ、立派な首輪をしてるけど、野良の子みたいですよ。こうしてたまに、お客さまを連れてきてくれて、うふふ。とっても助かっていますの」
「では僕たちは、この子の作戦にまんまとはまってしまったわけですね」
尚輝がおどけて言うと、アルクはとぼけた顔でにぼしをはぐはぐ。
ところで案内されたこのお店は、寝子温泉界隈では有名なお土産屋さんです。寝子島ならではのお土産品があれこれ展示されているほか、店舗内にはイートインスペースもあり、ちょっとしたスイーツもいただけるようです。
きゅう、とお腹が鳴ったのは尚輝。そういえば時子もすこうし、小腹がすいてきた頃合いです。
「なにか、食べていきましょうか……尚輝さん」
「そうですね。オススメはなんですか?」
「最近はこの、『寝子島プリン』が大好評でして。クリーミーで美味しいですよ!」
寝子島の美しい海と砂浜を表現したという、青の小瓶に入った白いプリンをふたり、おしゃれなカフェ風のイートインスペースでいただきます。つるりとスプーンですくって、ぱくり。
「おっ、これは美味しい! 甘いけどさっぱりしていて美味しいですよ、時子さん」
「ええ。とっても優しいお味です……」
温泉街の新しい名物にしたい、とは熱意あふるる店員さんの談。確かにこれは、あえて足を運んでいただく価値アリかも? 時子と尚輝も大いに気に入って、ぺろりと食べてしまいました。
ふと、尚輝は空になった青い小瓶を見つめて、
「帰りに、これ、お土産に買っていきましょうか。ほら、お義父さんとお義母さんにも食べてもらいたいなって」
ありがたいことにふたりの夫婦生活は、世に聞く嫁姑問題とも無縁で、彼もまた時子の両親と実に良好な関係を築いてくれています。素敵な提案に、時子も嬉しくなってしまいました。
「それじゃ、私は、ともかさんに買っていきますね……」
「ああ、それは……ありがとうございます。いいですね、喜んでくれそうです」
夫婦となって一年、新しい環境となり、おたがい家族も増えました。
そのことが嬉しくもあり、そしてまだちょっぴり、気恥ずかしくもあり。
時子と尚輝。まだまだ、新婚さんなのです。
1
2
3
4
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
……ほっ。とひと息、雪見温泉
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
墨谷幽
シナリオタイプ(らっポ)
プライベートシナリオS(400)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
恋愛
NPC交流
定員
1人
参加キャラクター数
1人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2022年03月02日
参加申し込みの期限
2022年03月09日 11時00分
アクション投稿の期限
2022年03月09日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!