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- 00月00日生 00歳
- AAA000000
ウル寅な年明け！ 新春☆初夢フェア２０２２！ ～鷹編～
【オトメチックに癒されて】
ほしびとたちや、どこかで見たことあるお姉さんが水にたわむれているその対岸では、羽生 碧南が身体を休めておりました。
「ふうっ。泳ぎつかれちゃった」
思いきり泳いで、心地よい疲れに誘われるままに寝ころんで。銀の月光をからだいっぱいに浴びながら、ラメのきらめく蠱惑色のドリンクをちゅるりとひと口。そうしているだけで、日々の疲労や気疲れが根こそぎからだから流れ出し、しゅわしゅわと消えてなくなってしまうかのようです。きっとあの銀色の月からは、キョーレツなマイナスイオンでも放出されているに違いありません。
おかげですっかりまったり、碧南はくつろいでおりましたけれど……。
けれどね。碧南は思うのです。
「このビーチには、なにかが足りないわ……」
「お客さま。どうかされましたか～？」
（き、きたー！？）
そう！ イケメンの天使ですね。
碧南を覗き込む青い瞳、こぼれる金色のサラサラヘアー。線が細くて小柄な男の子。背中の翼なんてすきとおるような純白で、お顔はあどけないベビーフェイス。天使！ これはもーマジ天使！
このビーチを管理するスタッフさんはみんなして美男美女の天使さんでして、男性スタッフものきなみイケメンエンジェルたちなのでした。
「えっと。私、どうかしてるように見えました？」
「うん。なんだかさみしそうにしてるから」
女の子みたいに綺麗な顔で少年天使が微笑むもので、碧南の胸はきゅんと鳴りました、大いに物理的に。
（か、かわいい……！？ なんてかわいい男の子！）
「ボクは天使のトオル。きみの名前は？」
「私は……碧南よ」
「ミナ。いい名前だね」
天界の美しいビーチで、イケメン天使とふたりきり。
澄ました表情の碧南の胸には、いつだって乙女ゲームチックな感性が宿ります。鼓動は早鐘をうちはじめ、自分よりふたまわりは小さい少年に見上げられるままに、瞳はうるるん。うるみます。
「ふふ、照れてる？ かわいいね、ミナって。どう？ よかったらこれからふたりで……」
（ええっうそ、トオルくんって小悪魔キャラなの？ 最高か！！）
「おいトオル、なにやってんだよ」
「あっ、ユウヤ」
うっかり身を任せてしまおうかな、なんて気分になっていたら、もうひとり。
（ふおおおお、こ、こちらのお方もまた……なんてセクシーな！）
ユウヤと呼ばれた彼は背が高く、引き締まったカラダのいわゆる細マッチョな青年で、背中の鷲のような翼も大きくたくましく、この暑い胸板ときたら！ もう！ 碧南はどきどきです。
「お客さん、わりいな。こいつこんな顔して、女グセ悪くてさ」
「えっ？ えっと。私は……」
「だ～って、ミナが可愛いからさ～。ユウヤだってミナと遊びたいでしょ？」
「あ？ おれ？ い、いや……そりゃ、な。おれだって、美人とお近づきにはなりてーけどさ」
（可愛い？ 美人？ 私が？ ええ～？）
ふたりの男性がかわるがわるに自分を褒めてくれるもので、ますます碧南はどきどきどき。
「ほらミナ、ボクといっしょに遊ぼうよ！」
「いや、お前にゃまかせらんねえ。ここはおれがミナをエスコートするってのはどうだ？」
（ええっ？ トオルくんにユウヤくん、どっちかなんて……やだもう、決められない！ いっそもう、ふたりとも……？）
いやんいやん、とひとりでもじもじしていたら、
「こら、ふたりとも。お客さまがお困りじゃあありませんか」
三人目の天使さん登場！
上品に撫でつけた髪はロマンスグレー。ホリの深いお顔はダンディー、びしっと着込んだスーツも決まってます。背中には白鳥めいた翼が三対も。
（こ、これは……イケオジさんだ！！ 頑張る若者を陰ながらに支援する社長さんだったり、理事長先生だったり、隠れ攻略対象キャラだったりするイケオジさんだー！）
「すみませんね、お嬢さん。私はトシキと言います。以後お見知りおきを」
（あああっ、手の甲にチュッてするやつ！ チュッてするやつーーー！！）
お顔に刻まれたシワのひとつひとつさえカッコイイおじさまのオトナ～な魅力に、碧南もメロメロ。
「いかがでしょう、あちらのテラスでティータイムとまいりませんか？ ケーキもありますよ」
「あっ、トシキさんずるーい！ ボクが先に声かけたのに～」
「ぬ、抜けがけはナシっすよ！」
「あっあの。それじゃあ……！」
天使たちの放つイケメンオーラに押されっぱなしだった碧南ですけれど、ようやくにして、声をあげることができました。
「みんなでいっしょに、ってどうですか……！？」
トオルくんはにっこりにこにこ、あどけない笑みを眺めているだけで癒されます。
ユウヤはマッサージがお得意だそうで、碧南のすらりと長い手足を優しくほぐしてくれました。
トシキさんが淹れてくれる紅茶にお茶うけは、甘くて、あったかくて、ほうっと落ち着くお味です。
ゆるやかに寄せては返す白波の音が耳をくすぐり、青空の雲とビーチの時間はゆっくりと流れて。天使たちのいたれりつくせりなおもてなしに、身も心もリフレッシュ。
「ふふ。もうさみしそうじゃないね、ミナ」
「ええ……最っ高」
銀の月がこうこうと輝く、ハイソでエグゼクティブで乙女チックなひととき。
きゅんきゅんな碧南のリゾートタイムは、まだまだ終わりません。
ほしびとたちや、どこかで見たことあるお姉さんが水にたわむれているその対岸では、羽生 碧南が身体を休めておりました。
「ふうっ。泳ぎつかれちゃった」
思いきり泳いで、心地よい疲れに誘われるままに寝ころんで。銀の月光をからだいっぱいに浴びながら、ラメのきらめく蠱惑色のドリンクをちゅるりとひと口。そうしているだけで、日々の疲労や気疲れが根こそぎからだから流れ出し、しゅわしゅわと消えてなくなってしまうかのようです。きっとあの銀色の月からは、キョーレツなマイナスイオンでも放出されているに違いありません。
おかげですっかりまったり、碧南はくつろいでおりましたけれど……。
けれどね。碧南は思うのです。
「このビーチには、なにかが足りないわ……」
「お客さま。どうかされましたか～？」
（き、きたー！？）
そう！ イケメンの天使ですね。
碧南を覗き込む青い瞳、こぼれる金色のサラサラヘアー。線が細くて小柄な男の子。背中の翼なんてすきとおるような純白で、お顔はあどけないベビーフェイス。天使！ これはもーマジ天使！
このビーチを管理するスタッフさんはみんなして美男美女の天使さんでして、男性スタッフものきなみイケメンエンジェルたちなのでした。
「えっと。私、どうかしてるように見えました？」
「うん。なんだかさみしそうにしてるから」
女の子みたいに綺麗な顔で少年天使が微笑むもので、碧南の胸はきゅんと鳴りました、大いに物理的に。
（か、かわいい……！？ なんてかわいい男の子！）
「ボクは天使のトオル。きみの名前は？」
「私は……碧南よ」
「ミナ。いい名前だね」
天界の美しいビーチで、イケメン天使とふたりきり。
澄ました表情の碧南の胸には、いつだって乙女ゲームチックな感性が宿ります。鼓動は早鐘をうちはじめ、自分よりふたまわりは小さい少年に見上げられるままに、瞳はうるるん。うるみます。
「ふふ、照れてる？ かわいいね、ミナって。どう？ よかったらこれからふたりで……」
（ええっうそ、トオルくんって小悪魔キャラなの？ 最高か！！）
「おいトオル、なにやってんだよ」
「あっ、ユウヤ」
うっかり身を任せてしまおうかな、なんて気分になっていたら、もうひとり。
（ふおおおお、こ、こちらのお方もまた……なんてセクシーな！）
ユウヤと呼ばれた彼は背が高く、引き締まったカラダのいわゆる細マッチョな青年で、背中の鷲のような翼も大きくたくましく、この暑い胸板ときたら！ もう！ 碧南はどきどきです。
「お客さん、わりいな。こいつこんな顔して、女グセ悪くてさ」
「えっ？ えっと。私は……」
「だ～って、ミナが可愛いからさ～。ユウヤだってミナと遊びたいでしょ？」
「あ？ おれ？ い、いや……そりゃ、な。おれだって、美人とお近づきにはなりてーけどさ」
（可愛い？ 美人？ 私が？ ええ～？）
ふたりの男性がかわるがわるに自分を褒めてくれるもので、ますます碧南はどきどきどき。
「ほらミナ、ボクといっしょに遊ぼうよ！」
「いや、お前にゃまかせらんねえ。ここはおれがミナをエスコートするってのはどうだ？」
（ええっ？ トオルくんにユウヤくん、どっちかなんて……やだもう、決められない！ いっそもう、ふたりとも……？）
いやんいやん、とひとりでもじもじしていたら、
「こら、ふたりとも。お客さまがお困りじゃあありませんか」
三人目の天使さん登場！
上品に撫でつけた髪はロマンスグレー。ホリの深いお顔はダンディー、びしっと着込んだスーツも決まってます。背中には白鳥めいた翼が三対も。
（こ、これは……イケオジさんだ！！ 頑張る若者を陰ながらに支援する社長さんだったり、理事長先生だったり、隠れ攻略対象キャラだったりするイケオジさんだー！）
「すみませんね、お嬢さん。私はトシキと言います。以後お見知りおきを」
（あああっ、手の甲にチュッてするやつ！ チュッてするやつーーー！！）
お顔に刻まれたシワのひとつひとつさえカッコイイおじさまのオトナ～な魅力に、碧南もメロメロ。
「いかがでしょう、あちらのテラスでティータイムとまいりませんか？ ケーキもありますよ」
「あっ、トシキさんずるーい！ ボクが先に声かけたのに～」
「ぬ、抜けがけはナシっすよ！」
「あっあの。それじゃあ……！」
天使たちの放つイケメンオーラに押されっぱなしだった碧南ですけれど、ようやくにして、声をあげることができました。
「みんなでいっしょに、ってどうですか……！？」
トオルくんはにっこりにこにこ、あどけない笑みを眺めているだけで癒されます。
ユウヤはマッサージがお得意だそうで、碧南のすらりと長い手足を優しくほぐしてくれました。
トシキさんが淹れてくれる紅茶にお茶うけは、甘くて、あったかくて、ほうっと落ち着くお味です。
ゆるやかに寄せては返す白波の音が耳をくすぐり、青空の雲とビーチの時間はゆっくりと流れて。天使たちのいたれりつくせりなおもてなしに、身も心もリフレッシュ。
「ふふ。もうさみしそうじゃないね、ミナ」
「ええ……最っ高」
銀の月がこうこうと輝く、ハイソでエグゼクティブで乙女チックなひととき。
きゅんきゅんな碧南のリゾートタイムは、まだまだ終わりません。
シナリオ
シナリオデータ
シナリオスケジュール
- シナリオガイド公開日
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- 2022年01月02日
- 参加申し込みの期限
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- 2022年01月09日 11時00分
- アクション投稿の期限
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- 2022年01月09日 11時00分
