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◆
せっかくの休日、噂の限定スイーツを食べに街へ繰り出した
姫神 絵梨菜
は不機嫌だった。
電車に乗れば痴漢に遭うし、街では不良に絡まれるし。
どっちも持ち前の身軽さと中国拳法で軽く懲らしめてはやったけど、それで済む問題ではない。
そんな絵梨菜に通りで声をかけてきたのは、スカウト風の男性だった。
「君、アイドルとか興味ない?」
不審感を抱くにはその言葉だけで充分だった。そんなに有名じゃないとはいえ、絵梨菜だって現役で活動中のグラビアモデルなのだ。業界関係者なら流石にわからないはずはない。
ということは、だ。
「ほんとですか!?」
ピンときた絵梨奈は、アイドルに憧れる世間知らずな女の子を装って、男に案内されるがままついていく。
そうして連れていかれたのは、ベッドやカメラがセットされた薄暗い地下室だった。隅に申し訳程度に置かれたデスクは事務所のつもりなのだろうか。
「あの、これって……」
「早速デビュー作を撮っちゃおう! ほらこれ着て!」
おしつけられたのは、へそ出しの超ミニ丈の上着とパンツが見えそうなくらいの超ミニスカートのセーラー服……と言うのもはばかられる衣装だった。
着替えて戻れば、スタッフや男優から向けられるのはまとわりつくようないやらしい目つき。べたべた無遠慮に身体に触れてくるような視線に、いよいよもって絵梨奈は確信する。
腕をつかもうとした男優の手を振り払い、怒りをこめた眼差しで睨めつけた。
「アイドルになれるなんて騙して、Hなビデオとか撮るつもりでしょ! お断りだよっ!」
そんな絵梨奈の様子に、男たちは余興でも見るかのようにニヤニヤと笑いだした。
カメラマンが奥へ呼びかける。重たい足音をわざとらしく響かせながら、雲をつくような強面の巨漢が顔を出した。その手の中で弄ばれる刃物が、照明を反射してギラリと光る。
ちょっと反抗的な女の子一人、脅せばすぐに泣き出して従うと思っているのだろう。なるほどこの手の連中が好みそうな余興ではある。
だったら、とびきりの余興を見せてやろう。
ニッコリ笑って絵梨奈は言い放つ。それは強がりなどではない。その証拠に、絵梨奈の額には青筋が立っていた。
「お望み通り、とびっきりの映像を撮らせてあげるっ! ただし――」
キック一発、さっきの男優が吹っ飛ぶ。巻き込まれた機材が立てる音が、地下室に派手に反響した。
「『女子高生仕置人☆エリナ』とか、アクション映画に変更ねっ★」
蹴りを放ったポーズのまま、間抜け面をさらした残りの不届き者どもへ告げる。
「このガキ……っ!」
青筋を立てた男たちが、一斉に絵梨奈に襲いかかった。近い順に後ろから帽子を被った警棒の男、右から素手のスキンヘッド、左からパイプ椅子のサングラス。そして正面からは強面の巨漢。
まず背後、振り向きざまに蹴りを放った。床に散らばるホコリや砂利が、砂嵐じみて舞い踊るほどの超高速の一撃。
「んがっ……!?」
構える間すらなく、後ろの男がボウリングのピンのような勢いで蹴り飛ばされる。
「こんな衣装でも役に立つことあるんだねっ!」
絵梨奈のろっこん『超音速美脚乱舞』は、スカート丈が短いほど蹴りの威力が増す。つまり今はおそらく過去最強レベル。だからわざわざ着替えてやったのだ。
素早く倒立前転、残りの三人から距離を取る。
素手の男が殴りかかり、その拳の真下をすり抜けるように絵梨奈は右足を踏み込んだ。同時に打ち出した右手が男のみぞおちに突き刺さる。
素手の男の服を掴み、盾にしながら前に出る。
「うぉ!?」
パイプ椅子を振りかぶっていたサングラスが、飛び出してきた仲間の頭に動きを止める。絵梨奈はすかさずスキンヘッドに蹴りを叩き込み、サングラスごと吹き飛ばす。
「二度と外歩けねえ顔にしてやろうか!」
巨漢が絵梨奈の頭ほどもある手を広げて掴みかかる。刃物を使ってこないのは、絵梨奈の商品価値を失くさないようとでも思ってか。
ジグザグの歩法で手を躱し、巨漢の背後へまわり込む。続けて膝裏への蹴りで体勢を崩し、
「二度と出てこないでよねっ!」
目の前まで下がってきた巨漢の頭に、超高速の蹴りを叩き込んだ。
巨漢が倒れ込み、一連の光景をあっけにとられて見つめていた残りのスタッフたちが今更のように悲鳴をあげる。
もちろん、逃がすわけがない。
そうして怒りに任せて暴れまくり、地下室もろもと連中を再起不能にした頃。
「――あっ、限定スイーツ!」
思い出すも時既に遅し、スイーツは売り切れてしまった後だった。
結局目的は果たせず、機嫌最悪の帰り道。
夕暮れ迫る公園を通る美野梨の前に現れたのは、露出狂の変質者だった。
にっこりと笑う絵梨奈は、私服もまたミニスカートである。もちろんまともな丈の。
「地獄で後悔しなさいっ!」
地獄行きを告げるキックの音が、公園に響き渡った。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
風雅宿
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
バトル
定員
10人
参加キャラクター数
7人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2021年12月28日
参加申し込みの期限
2022年01月04日 11時00分
アクション投稿の期限
2022年01月04日 11時00分
参加キャラクター一覧
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