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【プール開き】六月快晴初およぎ日和
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●ここはどこ、あやかしプール!?(5)
神野 美野梨
は観察していた。
赤いフレームの眼鏡の蔦を押し上げて、理系ならではのクールな目線で。
「プールの授業は好きじゃないけど、あやかしがいるとなれば話は別だわ。
よく観察して生態を研究しましょう」
美野梨にかかれば、あやかしプールもシャーレの中同然である。惜しむらくは、プールなのでカメラを持ち込むのは控えたことだ。眼鏡があるのがせめてもの救い。眼鏡を置いてきていたら、見えなさ過ぎて観察もへったくれもなくなってしまうところだった。
「さて、水の妖怪といえば河童よね」
頭に皿がある人を、それこそ目を皿にして探していた美野梨は、目を疑った。
「えっ、鷲尾先生?」
保健室の先生、
鷲尾 礼美
は男子に圧倒的な人気を誇るFカップ養護教諭である。その鷲尾先生の頭に白いお皿が乗っている。まさかプールでフランシスコザビエルごっこをしているわけではあるまい。この状況では河童の疑いの方が強い。しかも――
「今一瞬鷲尾先生が裸に見えたのだけど、気のせいかしら」
美野梨は眼鏡をはずしてごしごしと目を擦り、もう一度眼鏡を掛けなおしてみる。
なんど目を擦ってみても気のせいではない。鷲尾先生のお色気むんむんなFカップは完全に露わになっていて、それより下のほうは水の中に浸かってはっきりとは見えないが、水着らしき色合いは皆無だ。
しかもよくよく観察すると、水着が脱げているのは鷲尾先生だけではない。
「もしかして、目に見えない何かがいるのかしら?」
不自然に水着が脱げていったり流されて行ったりする事態を説明するにはそれしかない。
ここで美野梨はもう少し恐れても良かったのかもしれない。
だが彼女は根っからの研究者であった。
「もう少し近づいて観察してみましょう」
気が付くと鷲尾先生がすぐそばにいて、触られていた。
「え? 先生……?」
先生の手が美野梨の胸を掴んで揉みしだいている。
美野梨は行われていることを冷静に受け止めながら思考していた。
(この先生、本物なのかしら? 怪しいけど本物のデータが足りなくて比較できないわ)
もみもみくにゅにゅ。美野梨の胸は鷲尾先生の手の中でさまざまに形を変える。
(でもこのまま触られているだけで研究できないのはもったいない……ならば)
美野梨は無邪気を装ってにっこりと先生の豊かな胸に手を伸ばした。
「先生の胸、うらやましいです」
手の中に収まらないサイズ感。自分のそれとは違う重みを手のひらで感じる。
(片方あたり何百グラムくらいあるのかしら。100グラムの物体に働く重力が1ニュートンとすると肩にかかる重力は……)
そんなことを考えている間も身体はまさぐられ続けている。
気持ちよくなってもきたが、まだまだ研究心の方が強い。
(あやかしの体を調べさせてくれるなら、私の体も触られてもいいわ)
そうするうち先生は妖艶な視線で美野梨の目をじっと見つめてきて――。
(……体が動かない? えっ、私の体に誰か入ってるの?)
鷲尾先生が、魂が抜けたかのように膝をついてくずれ落ちたのと相対して、美野梨の身体が勝手に動く。
行く手にいたのは、長い黒髪が美しい、儚げな少女であった。
◇
三条 神無
は戸惑っていた。
「……いつの間にか変なプールにたどり着いてしまったわ」
以前から、自分は普通の人とは違う考え方を持っていて、幽霊などにも好まれやすいと思っていた。
だからこうした現象に巻き込まれてしまったこと自体は、とりたてて騒ぎ立てるほどのことではない。
あちらとこちらの境になる黄昏時や、あちらの者の力が強まる夜ではなく、真昼間の学校のプールでもこうした異変が起きるのだな、と思った程度だ。
「まあ、まずは様子を見ましょう」とわいわいコースの方へ行ってみると、ふと美野梨がいるのに気づく。
どことなく瞳が虚ろで潤んでいる気もするが、あの赤いフレームの眼鏡は間違いなく美野梨だ。
知り合いを見つけたことにほっとして、挨拶しようと手を振ってみる。
「神野さん。よかった、あなたもこちらに来てしまったの――、え?」
美野梨は言葉を返す前に駆け寄ってきた。
駆け寄ってくるなんて、普段の冷静沈着な美野梨では考えられない。
ましてや、いきなり抱き着いてくるなんて。
「ど、どうしたの? 何かあったの?」
美野梨は返事をする代りに、背中に回した手を背骨の形をなぞるように下の方へと這わせてきた。
その手つきは友情や愛情を感じるものではなく、肌の手触りを味わい快楽を求める色情のそれだ。
指先が、背骨の下にある仙骨に辿り着く。
逆三角形の骨のかたちを確かめるように手がうごき、さらに下方へ……。
「って、そこはあまり触られたく……っ、無いわ」
神無はとうとう拒絶を示した。
しかし美野梨の手は止まらない。
柔らかい臀部の肉を押しつぶされる。
その中にある骨格を確かめるような手つき。
「やめ、て……神野さん、お願い」
呼びかけるけれど、やめてくれ……ない。
(こんなの神野さんじゃない)
身を捩って逃れようとしたが、美野梨は思いがけない力強さで神無を抱きかかえ、そのまま仰向けに押し倒した。美野梨の片手は神無の太腿を抑えるように宛てられ、もう片方の手が尾骨のかたちをなぞってゆく。
「ん、んんっ……!」
神無は唇をかみしめて喘ぎ声を抑えた。
(手が、もっと触られたくない場所を……!)
尾骨をなぞっていた手が、ゆっくりと恥骨の方へ移動してくる。
(いけない。本当にダメよ。そこはダメなの)
そう思うのに。
「やめ、やめて……」
口もそう言っているのに。
身をゆだねてしまう自分がいる。
(どうして……なんだか気持ちよくなって……もっと欲しい)
身体が熱くなる。息が荒くなる。
神無は瞼を閉じて、手の動きと呼吸に集中する。
それから――神無は思いっきり美野梨の頭をすぱこーんとチョップした。
◇
「……本当にごめんなさい」
憑依が解けた美野梨は、コンクリートのプールサイドに頭を押し付け、土下座で詫びた。
「私の意思じゃなかったの、身体が勝手に動いて……」
「なにかに操られているような感じだったのはわかっていたので気にしないで。顔を上げてください」
「でもあなたにあんなことやこんなことをしてしまったのは事実だし」
申し訳なさそうに眉をハの字に下げる美野梨。
神無はあんなことがあった後なのに、とくに表情を変えずに、美野梨の隣に体育座りした。
「まあ、興味深い体験だったと思えば。相手、神野さんだったし……」
悪い気持ちじゃない、と告げると、美野梨はようやく安心したような顔になった。
(ごめんね、神無さん。でも、これはこれで興味深い体験だったわ。生物観察的にね)
そんなことを思っているなんて、神無には言えないけれど、美野梨の研究心は止められない。
後日、美野梨はノートに河童について書き留めた。
――頭に皿あり。女性もいる。人に乗り移り、色欲を求めることもある。乗り移られると意識はあるけれど夢見心地になる。身体は勝手に人肌を求めてしまい、自分の意思では動かせない。なんらかの衝撃を受けると憑依は解けるようだ――と。
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担当ゲームマスター
笈地 行
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
学校生活
コメディ
お色気
定員
1000人
参加キャラクター数
31人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2021年11月06日
参加申し込みの期限
2021年11月13日 11時00分
アクション投稿の期限
2021年11月13日 11時00分
参加キャラクター一覧
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