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寝子島高校
特撮ヒーローがやってきた!
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●撮影の朝
いよいよ待ちに待った撮影の日がやって来た。
エキストラの主な出番は今日、土曜日だ。
撮影現場である寝子島映画村に集合した学生達。
普段なかなか経験することのできない状況に、落ち着かない様子でざわめいている。
その学生達の目の前に少々小柄な、それでいてがっしりした体型の男が現われる。眼鏡を光らせまずはメガホンを取って第一声。
「はい、寝子島高校の皆さんおはようございます。俺が今回の監督の鰺浦柊作です。俺も寝子島高校の卒業生です。よろしく!」
「「「「「「「おはようございます!」」」」」」」
体育科の学生を中心に元気な挨拶が返る。
にこっと破顔した鰺浦監督は言葉を続ける。
「君たちを呼んだのはこの体験を通して何かを学んで欲しい、少しでも君たちの人生の選択肢を増やす手助けになればと思ったからです」
一旦言葉を切ると再び口を開く。
「厳しい事も言うと思いますが、2日間、撮影を楽しんで下さい」
「はいっ!よろしくお願いします!」
真っ先に口を開いたのは『私立寝子島高等学校を最高の学校にする会』創設者の
森 蓮
だ。
きらりと陽光を照り返す坊主頭が眩しい。
蓮は普段TVを見ず、携帯やパソコンなどの情報端末も所持していない。
当然サイレンジャーも知らないわけだが、先輩との交流から寝子島高校を更に良い学校にするヒントを得ようとエキストラに応募していた。
間近で見る先輩に興奮を抑えきれない蓮。
質問をしようと口を開きかけた、その時。
屋根の上から声がする。
「誰が呼んだかサンマ団!この島の人気を守る子供の味方参上ー!」
どうやって登ったものか、見ればサンマの絵が描かれた一抱えほどもある大きな旗が翻る。
それを持つのは旗に引き比べて随分小柄な赤毛の少女
芦屋 佐月
。
活動内容不詳の謎の組織サンマ団団長、その人である。
鰺浦監督以下、サイレンジャースタッフ唖然。
我に返った監督が眼鏡を直しながら佐月に声を掛ける。
「えーと、君もエキストラへの応募…なの、かな?」
佐月はそれには答えず、エキストラとして参加していた小学生くらいの少年達に食ってかかる。
「ん、あー!あんた達何見に来てるのよー!サンマ団の方がかっこいいって言ってたじゃなーい!」
ずびしっ!と指を指すと、ぴょこんと立ったアホ毛が揺れる。
その先にいたのはサンマ団員の小学生達。
佐月に今日の撮影の事を教えてくれたのが彼だった。
「もう許せない!緊急戦隊サイレンジャーに邪法帝国カオス!どっちもあたしから人気を奪う悪者よ!負けないんだから!」
一人ヒートアップする佐月にサンマ団員達からブーイングが飛ぶ。
「だってー、サイレンジャーに会えるなんて滅多にないじゃん!」
「そーだそーだ!」
「サンマ団は毎日できるし!」
サンマ団員達の予想外の反撃に佐月も少々気まずく目を逸らす。
何より、実は佐月だってサイレンジャーが大好きなのだ。
その場に流れる微妙な空気と沈黙。
その時、佐月とサンマ団員との間に一人の警備員がメガホンを持って進み出る。
その顔に気付き、警戒感を露わにしたのはその場に居合わせた
仁木 猪子
。
「あれはたしか……猫鳴館の窓ガラスを割った……?」
綺麗に切り揃えられた前髪から鋭い眼光が覗く。
風紀委員会に所属している彼女はトラブルの種には非常に敏感だ。
無駄のない、しなやかな手足に力が篭る。
腰を低くし、脚のバネをいつでも開放できる姿勢を取る。
ツッコミ上等!
佐月×サンマ団員。
謎の警備員×猪子。
一・触・即・発!
張り詰める空気。
それを破ったのはメガホンから響く気怠げな声。
「あー、そこそこ、撮影の邪魔するならつまみ出すよー」
見ればそれは、猪子に目を付けられていた当の警備員、
新井 米太郎
。
メガホンは佐月とサンマ団員に向いているものの、米太郎の視線は帽子の鍔に隠し、あらぬ方向を彷徨っている。
入学早々、猫鳴館のガラスを割るという事件を起こした米太郎は、弁償費用を稼ぐためのアルバイトを紹介されていたのだ。
猪子の緊張も解れる。無闇に人を疑うのは良くないと反省しつつ、ひとまずこの場での警戒を解いたのだった。
佐月とサンマ団員は監督の計らいで一緒にエキストラとして参加できる事となった。
これでようやく撮影現場が正気に戻った。
また、撮影現場の混乱をもたらした学友の非礼を真っ先に監督に詫びに行ったのが蓮だった。
「お騒がせして申し訳ありません!」
しかし監督の顔には笑顔が浮かんでいる。
「いやあ、こんなワクワクする撮影は学生時代以来だよ」
こうして、撮影の準備は本格的に動き出した。
●撮影準備は大忙し
エキストラの数は予想以上だった。
監督の母校であるため、できるだけ希望者全員をとの配慮があったのだが、連れてきたスタッフでは手が足りない。
「カントク~、着付け間に合いません!」
スタッフからの報告という名の苦情が鰺浦監督に届く。
何かと監督の側について回ろうとする蓮は坊主頭を活かして托鉢僧の衣装に身を包んでいた。
「あの、監督、着付けの手伝いなら学生にも出来る者がいると思います」
「おお、そうだな。蓮君、ナイスアイデア。ちょっと声を掛けてきてくれるかい?」
蓮は急いで学生エキストラの集合場所に向かった。
顔見知りの学生達を中心に声を掛けていった結果、
逆巻 天野
、
栖来 衣夢
、
仁木 猪子
の3人が手伝ってくれる事になった。
「それじゃ、女子は栖来と仁木に任せて大丈夫だね。男子は僕が手伝うよ。さあ、始めようか」
天野は着付けを待っている男子を引き連れて別の部屋に移動する。
「……では、私と猪子は女子の担当ね」
ツインテールを揺らしながら話す衣夢は高校生にしてはかなり小柄な体を、いわゆる和ゴスと呼ばれる衣装に身を包んでいた。
彼女は純粋に見学をするつもりだったため、エキストラと間違われる可能性の少ない物を身に付けてきたつもりだ。
猪子は毎年正月には着物で過ごす。祖母から習い覚えた着付けの腕は確かだ。
二人は手分けして次々にやってくる女子エキストラの衣装を着付けていく。
町娘、お城の姫君。女武芸者など。ある程度は自分で着ている者もいるが……。
「あ、これは左前。着物は右を前に着るのよ」
口調こそ静かだったが、実はこの場で衣夢ほど燃えている者はいなかったのである。
普通の着物程度は言うに及ばず、普段は着る事など無い手甲脚絆など、彼女のコスプレ知識によっていとも容易く着付けられていく。
そう、彼女の趣味はコスプレ。最近のマイブームは邪法帝国カオスの女幹部ニュクス。
実物が見られるチャンスとばかりに撮影見学に来たのだが、本物にはなかなか会えないでいた。
そこに飛び込んだ着付けの手伝い。ここで彼女のコスプレスキルが遺憾なく発揮されていた。
一方、男子用の支度部屋。
「はい。これで完成」
帯を締め、ぱんっと背中を叩く天野。自身は商家の番頭風の衣装である。
彼の家は寺であり、普段着として着物を常用している。
「きつくないかい?いくら動いても大丈夫なように縛ったんだけど?」
天野に着付けてもらった
海士野 甲
は帯の間に指を突っ込み、その場でくるりと回りながら答える。
「うん。大丈夫だよ。可愛くしてくれてありがとう」
遡る事十数分前、彼は猪子に付き添われ(というか連行され)、女子用の支度部屋から衣装付で男子の支度部屋に送りつけられてきたのだ。
甲の姿は娘瓦版屋だ。端折った裾から覗く生足が眩しい。
類い希な愛らしさの男の娘を目にした周囲の男子から微かな歓喜と、それ以上に落胆の溜息がもれる。
念のために断っておくと、甲の女装は趣味である。ヒーロー物に興味を持つのも共に変身願望の表れであるらしい。
周囲の落胆とは裏腹に甲本人は可愛らしく着付けられた自分の姿を満足げに鏡に映すのであった。
その姿を満足げに見ながら次の人物に着付けを始める天野。
「ええと、君はどんな衣装がいいかな…。これなんかどうだい?」
食いしん坊な旅人を思わせる黄色い着物を宛がう。
「やあ、順調なようで助かったよ」
天野に向けて笑っていたのは鰺浦監督だった。
男子の着付けが終わる頃、衣夢は既に邪法兵ウゾーの着付けまでも今まさに終わらせようとしていた。
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担当ゲームマスター
天晴壱旗
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
コメディ
冒険
定員
30人
参加キャラクター数
18人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2012年12月21日
参加申し込みの期限
2012年12月28日 11時00分
アクション投稿の期限
2012年12月28日 11時00分
参加キャラクター一覧
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