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特撮ヒーローがやってきた!
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●夢の戦闘員アクション
短い昼休みも終わり、午後の撮影が始まった。
戦闘員エキストラに志願した学生達は、芸術科の
ヴェスレーナ・グレウィク
、体育科の
天城 颯翔
、
シダ 美穂戸
、
梅影 裕樹
、
風雲児 轟
といった面々だ。
どの顔も午前中の撮影ではさしたる活躍もできず、まだまだやり足りないといった様子だ。
セットや役者の都合で撮影順は変動する。実際の話の流れ通りには行かず時には役者にさえ話の全容が掴めない事もあるとか。
午前中に撮影した一般エキストラの絡みを除く戦闘員の登場シーンはなおも続く。戦闘員エキストラの彼らの本番はここからだ。
台本によれば、人質を取られて満足に戦えずダメージを負い、変身ブレスレットまで奪われたサイレンジャー達はひとまず身を隠す。
ブレスレットを奪った戦闘員達は思い思いの仕草で喜び(?)を表現。ここは大いにアドリブを見せたいところだ。
ここで光ったのは颯翔とヴェスレーナのアクションチーム【Days】コンビ。
アクションチーム【Days】とは、颯翔が主宰するアクションチームである。スーパーの催事や地域イベントなどで独自にヒーローショーなどを開催している。
そんな彼らだからこの撮影に参加できたのは願ってもない事だった。特に颯翔は常日頃からヤラレ役として鳴らしている。
カメラが回っている前で颯翔ウゾーが物珍しげに、戦利品であるサイレンジャーの変身ブレスレットを空に向けて掲げる。
ヴェスレーナウゾーがブレスレットを横取りしようとするが、颯翔ウゾーはひょいひょいと躱し、なかなか触らせようとしない。
ここでヴェスレーナウゾーが一計を案じ、あっち向いてホイを仕掛ける。
これに乗った颯翔ウゾーはジャンケンに勝利。あっち向いてホイの仕草と共にブレスレットを放り投げてしまう。
ヴェスレーナウゾーはまんまとブレスレットをせしめ、自分の腕に装着すると変身ポーズを取る。
これをジェスチャーだけでやってのけたのだ。この息のあった演技は見事に監督や熟練のスーツアクターをも唸らせる事になった。
次いで、邪法姫ニュクスの登場シーン。
ニュクスは手に持った鞭と、キャンディキッスという技を使い分け、怪人やウゾーを強化する事ができるという能力を持っている。
禍々しいデザインではあるが、いわゆるビキニアーマーと言えばよいだろうか。ニュクスのあまりの露出度に興奮を隠せない裕樹ウゾー。
「すんごい露出のおねーさんまでいるんだけど。これ子ども向けだよ、な? 最近の子供はこんなすげーもん毎週見てるのか……」
喉をゴクリと鳴らすのは
梅影 裕樹
。その目はニュクスに釘付けだった。
それに気付いたニュクスは悪戯っぽく笑うと、戦闘員強化技キャンディキッスのポーズを取る。
といってもこの場ではエフェクトが加わらないため、ポーズの大きな単なる投げキッスにしか見えないのだが。
際どい衣装に包まれた肌が魅惑的に輝く。
しかしそこは女優の演技力。小悪魔的な魅力満載の笑顔に、いやが上にもテンションの上がる裕樹ウゾー。
体力と身軽さに自信のあるという裕樹。彼は、セットの中を子猿のように上へ下へと飛び跳ねて、体全体でパワーの充実ぶりを表現する。
バスケ部員だけあってそのジャンプ力はずば抜けている。
屋根の低い昔の日本家屋ではあっという間に軒先まで届いてしまう。
少々調子に乗ってジャンプを披露したため軒先の垂木に頭をぶつけ大いに痛い思いをする羽目になった。
ウゾーのスーツではさすがに眼鏡を外すしか無く、裕樹には周囲がよく見えていなかったらしい。
そして遂に、ヒーローとの格闘シーンの撮影が始まった。
待ってましたとばかりに飛び出したのが母がベトナム人という、
シダ 美穂戸
。
カチンコが鳴るか鳴らないかというフライング気味なタイミングでサイレンジャー達の前に躍り出ると派手にトンボを切る。
その身体能力は抜群で、早いだけではなく同時に美しい。ショーとして十分に通用する水準の動きだった。
一気にサイレッドに詰め寄ると自慢の脚線美を見せつけるべく連続でキックを放つ。
「シダ、ダダダダda!!」
これはベトナムの格闘技ボビナムに由来する鋭い蹴りだが、もちろん攻撃のためのものではない。あくまで魅せるためのもの。
サイレッドは全ての蹴りを膝を上げてガードすると左足を軸に一回転してキックを放つ。
シダウゾーはこれに当たったように見せかけ派手に吹き飛ぶ。
「アクション楽しいね。シダがんばる!」
エキサイトしたシダは立ち上がりながらろっこんを発動する。
「少しくらいヒーローがピンチになった方が盛り上がるよね? チアントイ(変身)!」
ウゾーのスーツの中でシダの体はむくむくと姿を変え、ベトナムレイヨウとも言われるサオラに変身する。
明らかに人間の骨格とは異なるためストレッチ素材のスーツとはいえその体の変化を隠しきれない。
……が、ここは撮影現場である。迫力があれば何だって許される……というのは行き過ぎだが、ノリが優先なのは否めない。
CG無しで迫力あるシーンが撮影できるなら多少の不思議現象には目を瞑ってしまいたくなる。それは映像作家の性かも知れなかった。
ここまで来るとシダも遠慮がなくなって好きなように暴れ回っている。
サイレンジャー側のスーツアクターもエキストラウゾーも最早彼女には付いて行けていない。
このシーンはカメラに収められた筈だったが、どういうわけか、ろっこん発動以降のシーンはカメラがあらぬ方向を向いて映っておらず、時と共に目撃者からもきれいさっぱり忘れられていった。
猪子ウゾーは連続したバク転でサイブルーを翻弄すると得意の薙刀術を活かし素早い踏み込みで襲いかかる。
技に優れる設定のサイブルーは打ち込みを一歩、二歩、三歩と後方に下がりながらすんでの所で躱す。
薙刀を掴んで猪子ウゾーを引き寄せバランスを崩すと背中に肘を落とす。
猪子ウゾーはそのまま地べたに崩れ落ち、体を激しく痙攣させて動きを止める。
サイグリーンのパンチを受けた颯翔ウゾーは後方に派手に吹き飛ぶ。
颯翔は体のバネをフルに使って宙を切る。その動きが
颯翔の演技ひとつによってサイグリーンのパンチ力に説得力を与え、強さを2倍にも3倍にも見せるのだ。
これこそヒーローを『魅せる』ための、やられ役の真骨頂と言えるだろう。
「よし、やるぞ!」
風雲児轟は特撮ヒーロー界で働く憧れの先輩達からの指導と紫乃愛の栄養ボリューム満点弁当のお陰で気合い十分。
サイレンジャー達との殺陣に備え、入念なストレッチをする。
そして今一度自分の着込んだウゾーのスーツの感触を確かめると、憧れの世界に第一歩を記す感動に震えていた。
「俺は今、特撮世界にちゃんといるんだよな……スゲェ感激だ!」
カメラが回り、ブレスレットを取り返して変身したサイレンジャーに向けウゾーの群れが襲いかかる!
轟ウゾーはサイレッドの剣を横薙ぎに受け、弾き飛ばされながら独楽のように回る。
何度も倒れ、何度も挑み、体を張る。自らの憧れる世界に関われた喜びは彼の体に無尽蔵のエネルギーを与えているかのようだ。
そんな轟ウゾーの動きだけを見つめるのは一般見学者として撮影を見ていた紫乃愛。
みんなと同じスーツを着ていても轟の姿だけははっきりわかる。
彼女は轟ウゾーの姿だけを追い、スケッチを繰り返していく。
勇ましく挑み掛る姿もあれば、返り討ちに遭い吹き飛ぶ姿も。
その全てを丹念に、轟が演技を続ける限り何度でも。
総数を多く見せるため、1人のウゾーが何度もフレームインとフレームアウトを繰り返す。
轟ウゾーがサイレンジャー5人全員に見事にやられ終えた頃には紫乃愛のスケッチブックの残り枚数は僅かだった。
そこには轟のアクションが映像よりも尚、克明に記録されていた。
紫乃愛がこの情熱の本質に気付くのはまだ、少し先の話。
陽が真上に昇った頃、新鮮な熱気に溢れた戦闘員エキストラの登場シーンは全て撮影終了となった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
天晴壱旗
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
コメディ
冒険
定員
30人
参加キャラクター数
18人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2012年12月21日
参加申し込みの期限
2012年12月28日 11時00分
アクション投稿の期限
2012年12月28日 11時00分
参加キャラクター一覧
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