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【終業式】夏休みを賭けた、ザ・ゲーム
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【タカシの果たし状+アニマルの森[3]】
NOFのテストが佳境に差し掛かろうとする頃、他のゲームでテストに臨む者達もまたそれぞれのクライマックスに突入しようとしていた。
「わあ♪ あれだけ用意しておいたお弁当が空になりました♪」
紫苑は、もはやタカシそっちのけで、蹂躙し尽くされた弁当箱の回収と収納にあたっていた。
「私も少し頂いたけど、とてもおいしかったわ。ありがとうね、巫部さん」
「鷲尾先生、喜んでもらえてよかったです♪」
鷲尾先生にもお褒めの言葉をもらい、紫苑はとってもご機嫌で片づけに勤しんでいる。
友人達は手伝うと言ってくれたが、そこは頑なに辞退した。
彼らにはテストという大事な役割がある。
ならば、ゲームがそれほど得意ではない自分はテストを彼らに委ねてサポートに徹するのも一つの手だと思った。
ふと見渡せば、空腹を満たし、やる気ゲージを回復させた友人達の真剣な横顔が視界に飛び込んでくる。
(みなさん、頑張ってくださいね)
紫苑は、プレイの妨げにならないように、心の中で静かに彼らへエールを送った。
夏朝は順調にアニマルの森を進めていた。
弁当休憩を挟む前後で、明らかに進捗速度が違う。
理由は明白だ。
懸案事項であった、夏夜の精神状態が軽食を摂ったことで、かなり改善したからだ。
「夏夜ちゃん。調子はどう?」
「殲滅殲滅殲滅……ん? ああ、夏朝か。問題ないよ。ようやくハングライダーまで来たところだ。ここからの難易度がまた高いのだけど」
このように、物騒な単語を連呼することに変わりはないものの、話せばきちんと返事をしてくれる。
「ここって、確かめちゃくちゃ難しいんだよね。頑張ってね」
「ああ。夏朝も頑張れ。コンプリートまで、あと少しなんだろう?」
「……うん!」
夏夜の言葉に夏朝は力強く頷いた。
嬉しかった。あれだけの集中を見せながら、自分を気遣ってくれたことが。あそこまでの集中を見せて、タカシのクリアという無理難題に挑戦してくれていることが。
(……僕も頑張らないと!)
残る魚は数種類だったが、とにかく出現率が低く、釣りの成功タイミングもシビアで今の夏朝にはやや難しい。
それでも、やるしかなかった。頑張ってくれている夏夜のため。そして何よりそんな彼女との夏休みを心待ちにしている自分自身のために。
英二は、お弁当を食べてお腹がいっぱいになって寝そうになっているののこを懸命に起こしていた。
「うーん。むにゃむにゃ。もう食べられないよー」
「……うん、そりゃあれだけ食べればね。じゃなくて」
「ほら、野々さん、あと少しだから頑張ろう。夏休み、廃止になったらイヤでしょ?」
その言葉に、パチンとはなちょうちんが割れたかと思うと、ののこの瞳がカッと見開いた。
「それは絶対にイヤ!」
「うん。だったら、あと少しだけ一緒に頑張ろう」
「わかった! ありがとう! 英二くん!」
ののこに元気いっぱいに微笑まれると、なんだかどんな無理ゲーでもクリアできる気が英二には――
「次は宝がある島に行けばいいんだよね? よーし、突撃だぁ! ばっびゅー----ん!」
「ああああ! 野々さん! 駄目! 無理だから! ハングライダーで突撃したらタカシ死んじゃうから!」
――やっぱりしなかったとかそうでもなかったとか。
この段階で、最終ステージにあたる宝の島に辿り着いている猛者は三人いた。
すなわち、流、蒼、真白の三人である。
「ふ、ふふふ……。ようやく辿り着いたよ! ああ、死にましたよ! ここまでに主人公が100人ぐらい死にましたよ! 海の底だけでも70人ぐらい死体転がってるよ!」
真白は、もはや修羅のような表情で、意地でもクリアしてやるという気迫を瞳に湛えて言う。
「ああ、オメーはよくやったよ。だか、こうして俺達は宝の島に辿りついた。ここまで来たら、絶対に拝んでやろうじゃねーか。この島に隠された「夏休み」っていう最高のお宝をよ……!」
流の言葉に頷き、三人はクリアに向けて猛然と主人公を操りはじめる。
「まずは島の住人に『縫物』を渡さないと……。ていうか、このネーミング、今考えたらアウトじゃない?」
蒼はプレイの手を止めずに、ぽつりと呟く。大人の事情で具体的に明記しないものの、昔のゲームには現代では炎上必至の表現が多数見られる。
「よし、次はキーアイテムの『光の石』を……っと、そのまえにほこらのじーさんに会わないとな」
流も迷いもなくフラグを立てていく。選択を一つミスれば即ゲームオーバーという超難易度も間違った選択肢を選ばなければどうということはない。
「フラグ立て終了! さあ、ダンジョンを目指すよ!」
真白は素早い指捌きで襲いかかる原住民の攻撃を回避し、ときに容赦なく銃で射殺しつつ、宝の地図が眠るダンジョンへと奔る。
「よし、着いたぞ!」
「私もよ!」
「私だって!」
ここにきて三人のクリアタイムは横並び。もっとも、何か一つミスれば、クリア条件である時間に間に合わずに三人が総崩れという結果もありうる。
「負けねぇよ!」
「私だって!」
「勝つのは私だよ!」
はたして、最初のクリアの栄光は誰の手に――。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
水月 鏡花
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
5人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
ゲーム
定員
1000人
参加キャラクター数
26人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2022年03月17日
参加申し込みの期限
2022年03月24日 11時00分
アクション投稿の期限
2022年03月24日 11時00分
参加キャラクター一覧
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