this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
【終業式】夏休みを賭けた、ザ・ゲーム
<< もどる
1
…
3
4
5
6
7
…
12
つぎへ >>
【『NOF15』+『NDE』[2]】
根尾との戦いはすでに二周目に突入していた。
結論から言えば、1回目は誰も勝てなかったのである。
今、根尾に二度目の挑戦をしているのはラッセルだ。
「よし、そこだ! パニャーゲイザー!」
裂帛の気合とともに、ラッセルが一番良い位置で必殺技を打ち込む。
しかし、それを根尾は完全なタイミングでガードする。
こうされると、ダメージが通らない。
(くっ、これだけ良い位置でもダメなのかよっ!?)
2回目の挑戦は最初から全力で勝ちに行った。
最初はわざと初心者っぽいを動きを見せて油断させようとしてあっさり見破られたのだ。
ふらふらの動きで油断をさそおうとすれば、秒で体力をゼロにされ、さらにタイムをとってささやくように言われたのだ。
『キングスくん。初心者に手加減をするのは優しさだけど、僕を相手にその気遣いは不要だよ』
『……っ』
小手先の技を見破れた恥ずかしさに息が詰まるほどだった。
(だよな。プロにそんな小細工が通用するわきゃねーよな)
その反省から、ガチで行ったのだ。
(この攻撃はハマるからガードじゃなくて回避! 小刻みに蹴りを放って、ジャンプを誘って……と)
頭の中で組み立てた戦術は基本に忠実なコンビネーションを確実に叩き込むということだった。
「そこだっ!」
根尾のキャラのジャンプが見えた瞬間、ラッセルは強力な対空技の昇猫拳を放つ。
「むむっ」
カウンターを当てられ、根尾が唸る。
そこにラッセルは畳みかける。
ダウンを奪う大攻撃を繋げて、すぐに間合いを詰めて追撃する。
相手の反撃や回避を許さない強力かつ確実なコンボだ。
しかし、根尾の体力を削りきれない。
そこに大技の気配がくる。
(あれを使う気だな。間に合えっ)
先んじてけん制の技を使おうとコマンドを入力する――が、少しだけ遅かった。
大技をモロにくらい、そこに追撃のコンボを叩き込まれる。
こうして、ラッセルは2回戦もやはり勝つことができなかった。
ラッセルは一礼し、仲間達に戻るとそこでようやく悔しさをあらわにした。
「……いや、やっぱりプロはすげーわ。歯が立たねぇ。かなり練習したのにな」
「いや、おぬしはよくやっておるよ」
と労ったのは、1回戦では煽りプレイをやろうとして見事なまでの返り討ちに遭ったイツトリだった。
見た目にはかなり痛い敗北だったはずだが、そのことを彼女はまるで気にする様子はない。
「どれ、次はまた儂が行くとするかの」
すれ違いざまにラッセルの肩に手を置いて労いつつ、イツトリが根尾に近づこうとすればそこにサキリがそっと声をかけにいく。
「……イツトリ。根尾はどうだ? 何か裏技の類を使っていたりは?」
「何もしておらぬよ。あれは付喪神は付喪神でも、ゲーム機かアーケードの筐体の付喪神じゃな。儂としてはレバ刺しを楽々に頂戴する予定じゃったが、これは思わぬ収穫であったわ」
手痛い敗北を喫し、さらには勝利が遠のいたであるような物言いをしているのに、イツトリは悲しむどころかむしろ楽しそうに笑って言う。
「……物好きだな、煽りプレイなんかやらずに本気でやったらどうだい?」
「言われずともそのつもりじゃ。それに、物好きはおぬしには言われたくないのう。おぬしも実戦では相当な戦闘狂じゃろ?」
ニヤニヤと笑って背中越しに手を振りながら試合に赴くイツトリの背中にサキリは苦笑を禁じ得ない。何も反論できなかったからだ。
(さて、お手並み拝見と行こうか)
すでにイツトリと根尾の試合は始まっている。
ゲス猫という、いかにもゲスな戦法を使いそうなキャラで、1回戦とは見違えた動きで勝ちに行く。
早くも1本先取。
「いやいや、これは驚いた。きみ、さっきはわざとやっていたね」
「はて? 儂はゲスいムーブが好きだからやっていただけじゃ。わざと……などと言われるのは心外じゃの?」
今度は画面の外で煽るイツトリにギャラリーは苦笑。
ていうか、あんな生徒いたっけという声を聞いて、サキリは相棒にもう少し目立たないようにやって欲しいと思う。
しかし、2本目の戦いで、また形勢が逆転する。
「む……」
「きみの清々しいまでの煽りプレイに敬意を表して、僕も少しだけ本気を出そう」
ギャラリーには聞こえない声で、根尾は口の端を曲げる。
「ほう。あれでまだ手を抜いておったと言うのか」
イツトリの問いに、根尾は答えない。
瞬く間に、3本目も取られてしまう。
「やれやれ。大したやつじゃ。また出直すとするかの」
笑って立ち上がると、挨拶もそこそこにイツトリは対戦スペースをあとにした。
その後、サキリも同様に挑戦するが、やはり歯が立たずに敗北を喫することになる。
「二人共、お疲れ様」
さゆるは、イツトリとサキリの労をねぎらうと、二度目の戦いに赴いた。
鷲尾先生を驚かせるほどの指捌きを見せて、さゆるは戦いのカンを取り戻しつつあった。誰の目にもかなりの腕前というレベルだ。
だが、根尾はそんなさゆるよりも、さらに一枚上手だった。
「さっきの試合、面白かったよ。さすがの僕も危ないところだった」
根尾は、さゆるの顔を見ると、しれっとした顔でそんなことを言う。
(悪意はないのよね)
だが、それがかえって腹立たしい。
しかし、それで感情をざわつかせるようなさゆるでもなかった。
今回も冷徹にプレイに徹する。
一勝一敗から三回戦。
使用キャラはサイキック猫。
超能力を使った、トリッキーなバトルを得意とするキャラだがあえて正面からぶつかってみる。
飛び道具は使わずに懐に飛び込んで隙の少ない上下段攻撃を使いわけていく。
わずかな硬直時間を狙えば、いくら絶対的な反射神経を持っていてもガードは不可能だ。
「ほう。そう来たか。いやいや面白い」
ライフを削られていても、根尾は余裕を崩さない。
白熱の戦いに会場のボルテージが上がり、そこに別室から中継された絵梨菜の応援の声を重なる。
『いいぞ、いいぞサイキック猫♪ ファイト、ファイト、サイキック猫♪』
華麗な絵梨菜のダンスは変幻自在なサイキック猫の動きと重なり、会場の一体感はさらに高まっていく。
だが、そこでまた状況は急変する。
必殺技から超必殺技を繋ぐ僅かな隙。
そこに、根尾が針穴に糸を通すような正確さで反撃をねじ込んできた。
「あ……」
もろにカウンターヒットをあてられて、サイキック猫の頭にひよこのエフェクトが舞い、動けなくなる。
そこに、根尾の漆黒猫が容赦なくコンボを叩き込んでくる。一気にさゆるのライフはゼロになり、勝敗が決する。
会場に溜め息が漏れ、そこに別室からの生中継で応援曲を踊っていた絵梨菜『ああ、惜しかったのにぃ~』との呟きがスピーカーから響く。
「……負けたわ」
一つ息を吐いて、さゆるも肩の力を抜いた。
(……けれど、決して勝てない相手じゃないわ)
その確かな手応えを得て、さゆるは仲間たちのもとに戻る。
<< もどる
1
…
3
4
5
6
7
…
12
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
【終業式】夏休みを賭けた、ザ・ゲーム
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
水月 鏡花
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
5人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
ゲーム
定員
1000人
参加キャラクター数
26人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2022年03月17日
参加申し込みの期限
2022年03月24日 11時00分
アクション投稿の期限
2022年03月24日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!