this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
【終業式】夏休みを賭けた、ザ・ゲーム
<< もどる
1
…
2
3
4
5
6
…
12
つぎへ >>
【『ねこモンフルコンプ』+『鈴木佐藤田中高橋!』[1]】
会場はすでに始まりつつあるNOF15の挑戦者への歓声と、『タカシ』の理不尽な仕打ちに対する悲鳴でトンでもないことになっている。
しかし、それらのゲームと比較して、『ねこモン』のフルコンプを選択した者達の状況は比較的に穏やかだった。
とはいえ、そこに集まる生徒達の表情はそれぞれだ。
「……ゲーム攻略。あんまり自信がないな。協力プレイはOKらしいけど……」
稲積 柚春
は、そこで一人の少年の姿が頭に浮かんだ。
自他共に認めるゲーム好きの
風見鶏 スグリ
だ。
協力プレイは可能――というより、独力ではコンプできない『ねこモン』では友達を頼るのが正道だろう。
だが……
(……友達、か。僕は風見鶏くんのことを友達と思いたいけれど、彼はどう思っているか……)
転校が多かった過去から、自分を偽ることに慣れ過ぎていた柚春には、心の底から友達と言える存在がいなかった。
否、一人だけそうなれそうな、そうなれるかもしれない人物がいた。
それがスグリだったのである。
(いつか胸を張って友達と言えるように、勇気を出して彼を頼ってみよう)
静かに決意し、柚春は喧騒をかきわけてスグリのもとに向かう。
「夏休みナシなんて、ソレ悲惨すぎナ~イ~?」
スグリは、夏休みはゲーム三昧の予定だった。
その予定が早々に崩れそうになり、天を仰ぎたい気分だった。
そこに救いの女神のように、柚春が現れた。
「あの、風見鶏くん。良かったら、僕と一緒にテストを受けてくれないかな?」
「おおっ、柚春チャン!」
それは、スグリにとっては願ってもない申し出だった。
何故なら、協力プレイができれば、比較的有利に進められるゲームがある。それは『ねこモン』だ。
(それに何よりゲームは友達と楽しく遊ぶのが良いのに決まってるジャンね!)
スグリにとっては渡りに舟の申し出に、彼は柚春の手を取ってぶんぶん握手しながら歓迎する。
「もちろん大歓迎ダヨ! ところで、柚春チャンはやりたいゲームとかあるかな?」
「え? ううん。僕はゲームに詳しくないから、風見鶏くんが好きなゲームを一緒にやってみたいな」
「オーケーオーケー! それじゃあ『ねこもん』を一緒にやろう! 大丈夫! 難しいゲームじゃないし、わからないところは俺がバッチリ教えてあげるから」
スグリが快活にウインクすれば、返事を緊張してまっていた柚春の表情もほころんでいく。
(……承諾してくれてよかった。僕、風見鶏君を頼ってもよかったんだね)
正直、今の今まで不安で一杯だったが、今は胸の内に安堵と喜びに満ちあふれている。
(もしかして、これが友達がいるってことなのかな?)
スグリからゲームの概要の説明を受けつつ、柚春はひそかにそんなことを思っていた。
旅鴉 月詠
は面白いことには乗る主義だ。
というより、より面白いことに首を突っ込む時間を確保するためにも、夏休みは守りたい。
「そもそも夏休みの廃止など、理事長の一存でどうこうできるものでもないはずだけどね。やれやれだ」
やれやれだ、の一言で済ませてしまうあたり、すっかり慣れてしまったなと月詠は苦笑する。
「さて、問題は何を選ぶかだが、まあねこモンが妥当だろうね」
ねこもんであれば、人数が揃えば揃うほどに攻略が容易になるし、役割分担をすれば効率的にモンスターを集めることができる。
幸い、すでに協力者を集める手段の目星はついている。
「ふむ。これで協力者を一人、二人、確保と」
ぽちぽちとスマートフォンをいじる月詠が見ているのは、ねこったーの画面だ。
少しばかり画面を覗けば、同じことを考える生徒の一人や二人はすぐに見つかった。
「せっかく交流手段があるのに、それを使わない手はないのだよ、これがね」
さらに攻略サイトを見れば、コンプに必要な情報はすぐに集まる。
かくして、月詠はたんたんとしかしかし着実にコンプへの道のりを歩み始める。
響 タルト
は夏休みの廃止には絶対に反対だ。
だから、絶対にテストはクリアしないといけない。だとすれば――
「夏休みは絶対ゲットするよ~♪ 協力プレイがだめとはルールに書かれてないもんね」
選ぶゲームはねこもん一択だった。
早速、タルトは協力プレイをする仲間を集めるべく、ねこったーで呼びかけを開始する。
「協力者募集! みんなで夏休みを取り戻そう……送信っと。お、さっそく月詠ちゃんから『いいね』がついたよ! さっそくお返事お返事!」
片手でオープニングを終わらせつつ、もう片方の手でタルトは交流を続けていく。
『いいね、ありがとう! ところで、月詠ちゃんはどんなポケモンを狙っていく感じ?』
『私は育成・収集は最低限にとどめて、まずはクリアを狙うつもりだ。終盤でないと、出てこないねこもんもいるからね』
「おおっ、さすが月詠ちゃんだ。よし、「いいね」をつけて……お、また次の協力者が現れたよ♪」
テストは厄介だが、こうやって生徒同士で協力するのは悪くない。
そんなことを思いながら、タルトはリプ返とゲーム進行を両立させていく。
万条 幸次
も、夏休みの廃止には反対だ。
「あんまりゲームやらないけどねこモンなら昔やってたから大体わかるよ。人数が多いほどコンプも早くできると思うしね」
実際にねこったーで検索してみれば、次々とねこもんフルコンプへの協力者が集まっているのがわかる。
幾多のトラブルをともに解決した寝子高生達の結束の固さを感じる幸次だった。
「よし、俺も参加表明をして、と。お、ネコミュで一緒だった響さんもいるな。ていうか、彼女のツイートが中心になってるのか」
さっそく幸次はリプをつける。リプは全員が見られるので、役割分担がダブって時間をロスする心配もない。
『俺も協力するよ! 俺はクリアは旅鴉さんに任せて、レアなモンスターを集めるの集中しようと思う』
リプを飛ばすと、すぐに返事がつく。
『幸次くん、参加表明ありがとう! じゃあ、ボクはニャンダーを捕まえるから、幸次くんはファイニャーをお願いできるかな?』
『了解! 伝説ねこもんは難易度高いもんな!』
あまりゲームをしない幸次だが、ねこもんほどの有名ゲームなら、レアなポケモンの名前はそこそこ知っている。
と、そこで同じくねこもん組である月詠からもリプが飛んでくる。
『了解した。では、私はフリーニャーを狙うとしよう。伝説は終盤だから、私も貢献できるだろう』
「お、旅鴉さんからも返信だ。よし、うん、よろしくお願いするよ!……っと」
一通りの情報交換を終えれば、ちょっとワクワクしている自分の気づく。昔、プレイしたときの気持ちを取り戻せた感じた。
「よーし、絶対にフリーニャーを捕まえて、夏休みを取り戻すぞ!」
かくして、幸次もフルコンプに向けて行動を開始する。
そんなねこもん同盟が結成され始めるねこったーをよそに、
羽生 碧南
はあえて独自のゲームを選択しようとしていた。
「はい、先生! 乙女ゲームを選択してもいいですか!」
ビシッと元気よく挙手すると、鷲尾先生がニコニコしながらやってくる。
「もちろんよ。それで、羽生さんは何の乙女ゲームに挑戦するの? 『はめフニャ』? それとも『薄桜猫』?」
「いえ、そんなメジャーどころじゃなくて……ていうか、先生詳しいですね?」
「うふふ。こんなこともあろうかと、ちょっと勉強したの」
「そ、そうですか……」
「で、羽生さんは何に挑戦するの?」
「あ、はい、『鈴木佐藤田中高橋!』に挑戦したいです!」
碧南が選んだのは、日本に数多いる名字を持つ攻略対象(イケメン)にしたかなり挑戦的なゲームだった。
「わかったわ。じゃあ、ルールを確認してくるから、ちょっと待っててね」
鷲尾先生はどこかに消えていき、ほどなくして戻ってきた。
「お待たせ。『鈴木佐藤田中高橋!』は乙女ゲームとしては難易度が高めなようね。さらにシナリオボリュームもかなり豊富みたい。だから、次のようなクリア条件を設定させてもらったわ」
鷲尾先生が提示したクリア条件は以下のようなものだった。
1)テストはクリアまでの時間を競うタイムアタック形式とする
2)通常エンド4回、トゥルーエンド1回をもってクリアとする
「それじゃあ頑張ってね。うふふふふ」
謎の笑みをたたえつつ、鷲尾先生は去っていった。
「……なんか怖かったな。じゃなくて、気を取り直して、さっそくゲームを進めないと!」
碧南は気合を一つ入れて、さっそく最短クリアに向けたルート設定に取り掛かる。
「鈴木はシナリオが無駄に長いうえに泣けて読んじゃいそうだからカット。高橋はやたら演出が凝っていて、時間がかかりそうだからこれもカット。だとすると……」
凄まじい速度で碧南の乙女脳が回転し、最適な道筋が導きされる。
「よし、最初に攻略するのは佐藤くんのノーマルルートね!」
勢いあまって周囲に聞こえそうな大声で、そう宣言してしまう。
それに、
「え、ええっ、僕!?」
「ん、誰かに呼ばれた気がしたが……」
それに、たまたまその場にいた同じ姓を持つ何人かが反応していたが、すでに彼らは碧南の眼中になかった。
楡宮 遠海
は理事長の演説時に思いきりヤジを飛ばしていた生徒の一人だ。
「こうなったら、絶対にテスト合格してやるんだから!」
遠海は怒りのエネルギーをテストに向けた。
幸い、同志は多くいて、ねこったーを見れば協力しあっている人も多い。
「先輩達と協力すれば、なんとかなりそうね。やっぱり頼りになるなー」
自分達よりも一年長くこのフツウでない高校で生徒をやってきた人達だけあって対応力の高さに感心する。
『私も参加します。とりあえずここにアップされてないねこもんを片っ端から捕まえていきます』
大雑把な方向性なのは、怒りのエネルギーをとにかく発散するためだ。
ばかすかボールを投げて、大量にねこもんをゲットすれば少しは気も張れるだろう。
『了解! 伝説は俺達に任せて!』
『わからないことがあったら何でも聞いてね♪』
さっそく先輩の幸次とタルトから返信がつく。やはり頼れる先輩と協力プレイができるのはありがたい。
探せば、同じ学年の子だって見つけられそうだ。
「よーし。ちゃっちゃとクリアして遊ぶわよ!」
かくして、遠海の最初のやることは序盤の街で可能な限りのモンスターボールを買い込むことだった。
水上 桜
は、ひそかにある決意をしていた。
それは、生徒会役員として、テストの結果はどうあれ理事長に一言物申してやろうということだった。
「さておき、まずは試験ね。どうせ挑戦するなら、可能性が高いものがいいわ」
すると、選択肢は自然と勝算が高い『ねこもん』に定まってくる。
「ねこったーを見てみると、うん、やっぱりたくさん寝子高生がいたわ」
先輩達の呼びかけで、すでにねこもんコンプのためのチームがSNS上に結成されつつあった。
そこに合流し、自分の役割に徹するのが賢い選択だろう。
『私も協力させてください。私はどのねこモンを狙えばいいですか?』
『協力に感謝するよ。では、きみにはお月見草原にいるニャッピを狙ってもらおう。出現率が低いが、これといった立候補者がいなくてね』
すぐに先輩の月詠から返信が来た。
「わかりました、よろしくお願いしますっと。よし、それじゃあ始めるわよ」
本体を起動しつつ、攻略サイトで目的のエリアまでの最短ルートを導き出す。
「こうなったら夏休みをしっかり取り戻しつつ、理事長にも文句を言ってやるわ」
桜は、自身のやる気のボルテージが、ひしひしと高まっていくのを感じた。
愛唯は、学生に紛れてゲームをしているうちに、だんだんと楽しくなってきていた。
「先生にバレてしまうといけないので、おおっぴらには騒げませんが、なんだかみなさんと一緒にわいわいやりたくなりますね」
周囲には、格闘ゲームへの熱い声援、流れるダンスゲームのBGM、わきあいあいと情報交流をしてモンスターを集める高校生達。なんだか青春時代に戻ったみたいだ。
「あ、ねこったーにもねこもん仲間がいますね。協力したいけど、生徒さんじゃないことがバレてしまわないでしょうか?」
少し不安だったが、楽しい雰囲気に後押しされて、愛唯はリプを送ってみることにした。
『よろしれば、私にも協力させてください。まだ見つかっていないねこもんがいたら、積極的に探しにいきます』
出自には触れずにツイートすると、すぐに返信がついた。
『リプ、ありがとう♪ それじゃあ、キミにはストニャイクのゲットをお願いするね。サファリニャークまで結構時間がかかるかもだけど、このサイトのチャートの通りにすればラクにいけるから☆』
タルトからの返信にはリプ主の正体を気にする素振りは微塵もなく、そこに愛唯はほっと安堵する。
「あら? また通知が」
『追伸♪ 私達は寝子高生とか気にしないから、こっちに来て一緒に遊んでも大丈夫だよ♪』
「まあ」
わずかな文面から全てを察されてしまったことに愛唯は驚きを隠せなかった。
(もしかして、こういうのはこの学校ではよくあることなのでしょうか?)
もし、そうだとしたら、そんな学校に通ってみたかったな……などとぼんやり思いつつ、愛唯は言われたとおりにサファリニャークを目指すことにした。
<< もどる
1
…
2
3
4
5
6
…
12
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
【終業式】夏休みを賭けた、ザ・ゲーム
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
水月 鏡花
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
5人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
ゲーム
定員
1000人
参加キャラクター数
26人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2022年03月17日
参加申し込みの期限
2022年03月24日 11時00分
アクション投稿の期限
2022年03月24日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!