【中間テスト】雛鶴先生の勉強会｜リアクション

【中間テスト】雛鶴先生の勉強会

☆勉強、再び

「そろそろ再開するよぉ」
　ウォルター先生が声を上げ、勉強再開となりました。

　美味しいお茶とお菓子で少し余裕が出てきた莉鳥は、周りの子の様子にも目が行き届くようになってきました。
「うう、もうチョーク当てられないようにしないと……あれ、ここってどうやるんだろう」
　心の中がついだだもれになってしまう想花に、莉鳥は声をかけました。
「そこはね……この公式を使うのよ」
「あっ、そうなんだ……！　ありがとうございます」　
　莉鳥は理数系に強いので、基本的な問題なら簡単にこなすのでした。
「先生、ここはどうしてこうなるんですか？」
「えっ、ちょっと待って、これは……」
　さゆり先生が小萩に数学の問題を聞かれ、悩んでいます。
「どれ？　ああ、これは難しいわね……」
　覗き込んだ莉鳥も一緒に悩んだりしつつ。
　中間試験への準備を着々と進めていくのでした。

「稲積、ここ違ってるよぉ」
　ウォルター先生に指摘され、柚春はドキッとしました。
「えっ？　あれ……」
「ワークのここにある解き方をチェックしてみてねぇ」
「そうか、ここ見落としてた……」
　いろいろ聞かなくても、一目見て問題点を指摘できるウォルター先生に感心しつつ。
　柚春の胸のドキドキはなかなか収まってくれないのでした。　
　
　
　夕闇が迫るころ勉強会は終了し。
「これ、食べきれなかった分のお菓子はお土産に持って行ってね」
　さゆり先生が、用意したお菓子を持たせてくれました。
「わーい、ありがとうございます！」
　ののこが目を輝かせ。
「ありがとうございました」
「お邪魔しました～」
　片づけを手伝ってから、皆は帰っていきます。
（あおいも満足感得られる日だったら嬉しい）　
　修はそう思いながら、ののこたちと帰っていくあおいに手を振ります。
「また明日」
「またね」
　その手の振りは、いつもより弾んでいました。

このページにイラストを設定する

あとがき

担当マスター：茄子りんこ
ファンレターはマスターページから！

ご参加ありがとうございました。
情報が中間テストの科目にないことに気づいてませんでした、ごめんなさい（汗）
テストはなくても、日常生活に役立つかと思います、たぶん。

すでに中間テストのガイドも出ていますが、勉強の成果がテスト結果に反映されますように。
皆さま、頑張ってください！

それでは、またご縁がありましたらご参加お待ちしております。

↑ページトップに戻る