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【三寮祭】ばっひゅーんシャッフル☆ナイト
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●桜花寮~パジャマパーティその1
三寮祭が行われる日の夕方、
穂現 まう
はシーサイドタウンは桜川を挟んで並び立つ桜花寮の五階建ての白い壁を見上げていた。
「まう、桜花寮にお泊りする……」
ふだん暮らしている猫鳴館の手伝いしたほうが良かったかもしれないという考えもちらりと頭を過ぎったが、いいのだ。今日はこちらに気が向いた。非公式な存在である猫鳴館はいつでも誰でもウェルカムな雰囲気があるが、桜花寮は寮母さんがいたり門限があったりして普段だとちょっと気が引ける。こういう機会は存分に生かしたいものだ。
案内された空き部屋を今宵の宿と定めると、夕方までは自由時間。のんびり桜花寮を見学する。
「猫鳴館と違って、ぼろぼろじゃない……」
桜花寮のいいところで猫鳴館に取り入れて過ごしやすくなりそうなところはないか、つい探してしまう。ソファがあって本や漫画が自由に読めるオープンスペースも素敵だし、、屋上からの眺めも素晴らしい。もっともどれも、そのまま猫鳴館に当てはめればあのオンボロな建物が過ごしやすくなるということではなくて、桜花寮にあるからこその良さな気はするけれど。
夕食は食堂でベテラン寮母の
座間 トシコ
さんの故郷、長崎の郷土料理である皿うどんが振舞われた。ぱりぱりした揚麺の上に野菜とシーフードたっぷりのとろみのあるスープがかかっていて絶品だ。
「毎朝毎晩トシコさんの料理が食べられる桜花寮の人たちが羨ましい……」
夕食後は着替えて、お待ちかねのパジャマパーティだ。
話しやすいようにいくつかのグループに分かれて話すことになり、にゃんこなフード付き着ぐるみパジャマ姿になったまうは、
月守 輝夜
と
青木 慎之介
、
水上 桜
とその友人の有沢 茉奈らと一緒になった。五人はそれぞれ持ってきたお菓子を広げていく。
「駄菓子屋で売ってるチョコやおせんべい、持ってきたよ……」
「私もチョコとスナック菓子を持ってきました」
青地に星を散りばめた可愛らしいパジャマで参戦なのは輝夜である。
慎之介のパジャマも輝夜と同じような青地で、ポップなテイストのロケットを散りばめた柄だ。
「なんだかふたりとも宇宙っぽくて、まるでペアルックね」
桜の軽口に、輝夜はふぁあっと頬を染めた。お互い相談したわけでもないのに、雰囲気が似たパジャマを持ってきたなんて。運命というには大げさだが、シンクロニシティを感じてしまう。
ちなみに輝夜も慎之介も旧市街の実家から登校しているので、寮生活にはささやかな憧れがある。自宅が旧市街で良かったと思うのは、家は彼の家と近いから一緒に登下校出来るところか。
「寮って賑やかで楽しそうだよね」と輝夜は慎之介に囁きかける。
「アイシンクソー」
慎之介は片目を瞑ってそれに答えた。
茉奈が出したパッキーに続いて、水色のシンプルなパジャマを着た桜がお菓子を出した。
「旧市街の老舗のせんべい屋で売っていた『猫瓦せんべい』だよ。硬そうに見えるけどそうでもないし、味はちょっぴり甘めなんだ」
「アイラブイット! 知ってる、美味いよな、それ!」
慎之介が腰を浮かす。女子の中に男子一人だが難なく馴染んでいるところは、男女問わず友だちになってしまう社交的な彼らしい。真っ先に手を伸ばしてかぶりつき、笑顔になった慎之介につられて、ほかの女子たちもお菓子に手を伸ばし、雑談モードに入りはじめる。
話題は自然と恋バナだ。
「あー! 彼氏ほしい!」
とは茉奈の口癖のようなもので、桜は彼女の恋愛に掛けるパッションに今宵も頭が下がりっぱなしだ。
「告白されるなら、とびっきりロマンティックな場所でしてほしい!」
夜空の綺麗な云々、ライトアップされた薔薇園云々、二人きりになったときに彼が跪いて手の甲にキスを云々。彼女のイメージ(妄想?)はナイアガラの滝の奔流のごとし。有沢茉奈。彼氏ゲットに血道をあげる高校2年生女子。
(そこまで情熱を燃やせる茉奈が羨ましいよ)
友人だしこういう子だと知ってはいたが、それでも桜はややドン引き気味に身構えながら聞いている。
問題は「で、桜は?」と茉奈が怒涛の如く話した直後に矛先を向けられたことだ。
「え、あの熱量のあとに話すの? すっごく話しづらいんだけど」
どうしようとしばし悩んだ後に、「ちょっと変わった我が家のハナシ」というテーマで自分の親のなれそめについて話すことにした。客と銀行員という立場で出会いを経て1年後に、母が振られた勢いで大騒ぎして父に悪絡みをするというとてもロマンティックとは言い難い再会を果たした。けれど人生とは何がどう転ぶか分からないわけで――。
「そんなうちの両親ですが、今では私という娘に恵まれて夫婦をやっているんだもん、必ずしも恋がキラキラとドラマのようである必要はないのかもね」と桜は話を締めくくろうとした。しかし茉奈はそれで終わらせてなるものかと、悪戯っぽく瞳を光らせる。
「ちょっと待ってよ、親の話はいいから桜の話が聞きたい」
「え? 私もコイバナしなきゃダメ?」
「そりゃそうでしょ」
「いや、今はフリーだし。それに元カレは……相思相愛だったよ? でもさあ、その……趣味がね……」
動物好きなのはまあいい。
(でもそれが寄生虫だもん……)というセリフは、さすがの桜にも言えなかった。
口ごもる様子に、突っ込んで聞いちゃアカン感を感じた茉奈は、今度はまうに視線を向ける。
「穂現さんはコイバナ、なにかある?」
「コイバナ……は、よくわからないけど……」
まうがぽつぽつと話し始める。
「ドキッとする瞬間は、もたれかかってもらったり、とかかな……」
「「「もたれかかって!?」」」
桜も茉奈も、恋人がいる輝夜さえもざわつく。
「そんなに親密な関係なんですか!?」
「え? そうだね。あとは添い寝してもらう……とか……」
「「「そ、添い寝!?」」」
まうは何故みんながそんなに驚いているのか分からず困惑する。
まうが好きなのは『猫』である。(猫に)もたれかかってもらったり、(猫に)添い寝してもらうことは、まうにとっては日常、かつ、最高のご褒美だ。
――ということはまったく伝わっていないが、誤解を解くという発想もなく、まうは話題を変えた。
「あとは……家族の話だっけ。我が家……か。まうは猫鳴館が家だと思ってるから」
「家族構成は?」
桜が尋ねる。そんな大胆なお付き合いを許している家族ってどんな人たちだろうと興味が湧いたのだ。
しかしまうはゆるぅりと曖昧に笑ってはぐらかした。
「家族構成? ……内緒、だよ」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
NPC交流
オールジャンル
定員
1000人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2021年05月29日
参加申し込みの期限
2021年06月05日 11時00分
アクション投稿の期限
2021年06月05日 11時00分
参加キャラクター一覧
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