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星幽塔のふたり
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「おー、ちゃんと時間通りに来たね! えらいえらい」
星幽塔の第一階層。サジタリオ城下町の西門の外で。
薬師寺 亜美佳
は、目の前にいる2m程の高さがあるドラゴンの頭を撫でていた。
「亜美佳……子供扱いはやめて欲しいと言ったはずだが?」
とか何とか言いながらもちょっと頭を下げ、亜美佳が撫でやすいようにしてやっているのは、とあるドラゴンの一族であるジェイドだ。
何の接点もないと思われる2人の出会いは寝子島だった。
寝子島と呼応してしまったのか、以前ジェイドは何の前触れもなく島に飛ばされてしまったのだ。
数百年は生きているジェイドだが、一族の中ではまだまだ若者。人の姿を取れば中学生くらいだ。そんな彼が昔の貴族の子弟のような古風な姿でポツンと佇んでいる所を、亜美佳が声をかけてくれたのだった。
(「『これは本来の姿ではない』とか言い出すから、新手の中二病かと思った」 by亜美佳)
「だってジェイド、人の姿だと私の教え子達とたいして変わらないんだもん。本当はこんなに立派な姿なのにね!」
亜美佳はにこにこしながらジェイドの固い翡翠のような鱗を撫でる。ジェイドは撫でられるままじっと亜美佳を見た。
「―――亜美佳は本当に俺が怖くはないのか?」
「どうして怖いの? あなたはこんなに素敵なのに」
亜美佳はその艶やかな黒い瞳で、ジェイドの視線を真正面から受けた。
「初めてこの姿を見せてくれた時も、ちっとも怖くなかったわ。それどころか、小さい頃絵本で見た生き物が本当に目の前にいるって、ワクワクが止まらなかったもの」
そう言うと亜美佳はギュッとジェイドに抱きつく。ジェイドは一瞬硬直したが、少し声を上ずらせて言った。
「ほ、ほら亜美佳。今日は空の散歩をするんだろう? 早く背に乗れ」
「ありがとう! ジェイドのおすすめの場所に連れて行ってね!」
ジェイドの狼狽など気付くことなく亜美佳は大きく頷くと、伏せた彼の背中に上らせてもらう。
ジェイドは亜美佳が自分の角を握った事を確認すると、その大きな翼を雄大に羽ばたかせ、大空に舞い上がった。
*
「は~~~、楽しかった!」
ポスンと花の咲く美しい草原に横になると、亜美佳はうーんと手足を伸ばした。その横でジェイドが満足そうに彼女を見ている。
実際、素晴らしい空中散歩だったのだ。ただでさえ珍しい星幽塔の景色。それを上空から自由に眺めるのは圧巻の一言だった。その上ジェイドの飛行はそれは安定していて気持ち良くて。亜美佳は心ゆくまで異世界の空と景色を堪能する事ができたのだ。
「ここは山に囲まれて人里も遠いから、体力のあるドラゴンくらいしか訪れない。美しい場所だろう?」
「うん、素敵ね」
2人きりの草原。風の通り道を草花が描いていく。しばし亜美佳はその極上の景色に心奪われていたが、ふと隣のジェイドを見上げた。
「ねぇ、ジェイドは人の姿は取らないの?」
「え?!」
「勿論ドラゴンの姿も素敵だけど、ずっとだと話していると首が痛くなる時もあるのよね。人の姿でいるのはつらいの?」
「い、いや、そんな事は全くないが……」
「! じゃあ寝子島での姿も見せてよ。私、あの姿も好きよ」
「む、む……」
ドラゴンジェイドは口をへの字にして考える。しかし次の瞬間、すっとその姿は消え、上品な少年の姿が現れた。
「あー、人のジェイドだ! 可愛いのよねー、この姿!」
亜美佳はにこにこしながら彼の艶やかな緑髪を撫でる。彼女は子供が大好きなのだ。
少年ジェイドは撫でられながらも複雑な気持ちだった。
ドラゴンの姿を怖がらず、真っすぐに自分に向かってくれる亜美佳。彼女の瞳が向けられる度、抱き着かれる度、心がさわりとざわめく。そしてもっともっと触れて欲しいと思ってしまう。こんな事は数百年生きてきて初めてで。
けれど、この少年の姿で撫でられるのは何か違う。違うのだけれど、やっぱり嬉しい。……俺は一体どうしてしまったんだ?!?
数百年も生きてきて、己の初恋に右往左往するジェイド。しかもその相手が超鈍感の亜美佳とは。―――頑張れジェイド! 敵はかなり手強いぞ!!
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担当ゲームマスター
KAN
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
恋愛
SF・ファンタジー
動物・自然
定員
5人
参加キャラクター数
5人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2021年05月20日
参加申し込みの期限
2021年05月27日 11時00分
アクション投稿の期限
2021年05月27日 11時00分
参加キャラクター一覧
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