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異類恋愛譚
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君は扉を開けたら異世界だったらどうするかい?
そしてそのピンチを騎士が救ってくれたら―――。
*
綴 柚枝
は、まさにその状況に陥っていた。
寝子島で危ない猫耳お姉さんから逃げるため、目の前の扉をくぐったら空の上。真っ逆さまに落ちるところを、銀髪紫眼の竜騎士に抱きとめられたのだ。
「……あ、あの……っ……ありがとう……ございました……?」
柚枝は自分を抱きとめてくれている青年に恐る恐る声をかけた。しかし騎士は、マジマジと自分を見ている。そして小さく呟いた。
「俺の【宝石】……」
「え?」
「……お前は誰だ?」
青年は最初の呟きよりしっかりとした口調で柚枝に問う。漸く聞き取れた柚枝は慌てて答えた。
「ええと、柚枝。俺は綴柚枝。助けてくれてありがとう、ございます。ところで此処は一体どこ……?」
青年にお姫様抱っこされながらも柚枝は、ここは星幽塔という世界である事、青年はキュリオスという竜人の魔法剣士である事を知ったのだった。
キュリオスは、口数は多くないが、親切だった。混乱する柚枝を城下町の『Barアストラル』まで連れて行き、情報を集めてくれた。
「そっか~、俺星幽塔に呼応しちゃったのか。お姉さんから逃げたいって思ったからかな」
キュリオスとテーブルを挟んで座った柚枝は、自分が何とか帰れそうだと知り、ほっとしながら言う。キュリオスは柚枝を見つめながら小さく首を振った。
「いや、多分俺が柚枝と呼応したのだと思う」
「え? なんでキュリオスと呼応?」
「―――柚枝は俺の【宝石】だから」
「は??」
訳の分からない言葉に戸惑う柚枝だが、まるで愛を囁くようにこちらを熱く見つめてくるキュリオスに、何だか赤面してしまう。……だって、こんな銀髪紫眼のドイケメンに見つめられたら誰だって赤くなるだろうがよっ!
「ま、まあいいや! そうだ、キュリオスは何飲んでるんだ?」
「あ」
気恥ずかしくなってしまった柚枝は空気を変えようと、キュリオスのグラスに手を伸ばし、ゴクリ。すると、体がぽっぽと熱くなり始めたではないか。
「これは酒だ。軽めのものにしていたが……大丈夫か、柚枝?」
「ん? 大丈夫ー! お酒って大したことないんだな~!」
実は竜人は酒に強い者が多く、キュリオスもその1人だ。そんな彼の『軽め』は通常人には通用せず、ましてや未成年の柚枝が飲んでしまったら……。
「柚枝、柚枝! 帰るのだろう、送るぞ」
「ん~、ありがとうキュリオス~……」
柚枝は返事をしながらも、目を開けられなかった。
キュリオスの声が聞こえる。そうだ、家に帰らなきゃいけないんだ。でも何でだろう、俺今とっても温かくて、幸せだ。
そう、キュリオス。実は俺君に言っていない事がある。この世界で君に抱きとめられた時に、君の綺麗な紫水晶の瞳を見た時に、心の中で何かがパチンと弾けた感覚がしたんだ。まるでキラキラ光る星屑が体全体に広がっていくような。
あんな感覚初めてだったよ、キュリオス。君はどう感じたんだろう。―――【宝石】って何?
ああ、体がふわふわする。温かい、ゆりかご。眠いよ、キュリオス。ずっと、ずっと、こうしていたい……。
*
目覚めた時には、いつもの自分のベッドだった。
「はれ……夢、か……」
柚枝はちょっと呆然と考える。すると背後から声がした。
「……おはよう」
「うん、おはよ…………って、えええええ!?」
バッ! 慌てて後ろを振り返ると、キュリオスがベッドで微笑んでいる。
「あれ?! キュリオス?!? え、夢?! 何で? 何が?!?」
「昨晩柚枝を抱えて異世界の扉をくぐった。抱いていて思ったのだが、柚枝はちょっと細いな。もっと食べた方がいい」
「あ、はい……じゃなくて! どうしてここにいるの?!」
「ようやく逢えた【宝石】と離れる訳ないだろう?」
そう言いながら、キュリオスは柚枝の額に軽くキスを落とした。
「それに、ベッドに下ろした柚枝が、俺を離してくれなかった。……嬉しかったが、我慢するのに難儀した」
「が、我慢?!」
「柚枝の承諾がなければと、据え膳を我慢したんだ。褒めて欲しい」
「!」
驚く柚枝を、キュリオスは今なら問題なかろうとばかりに抱き寄せる。
(据え膳って、据え膳って、俺の事~~~~?!)
心の中で叫びながらも、キュリオスの腕の中をちょっと心地いいと感じてしまう柚枝であった。
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担当ゲームマスター
KAN
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
恋愛
SF・ファンタジー
動物・自然
定員
5人
参加キャラクター数
5人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2021年05月20日
参加申し込みの期限
2021年05月27日 11時00分
アクション投稿の期限
2021年05月27日 11時00分
参加キャラクター一覧
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