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●○おいでませ! 猫カフェBlack&White○●
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●
多々納 新斗
は、究極に困っていた。
彼が手を伸ばしただけで、野良猫が全力で逃げていく。
昔からそうだった。
何故か、どうしてか、猫は新斗をみるとそそくさと逃げていってしまうのだ。
猫を苛めた経験も無く、むしろ野良猫を見つければ餌をあげ、撫でてやる側の人間だというのに。
もっとも、餌はあげても新斗がその場を離れるまで決して食べてもらえないし、食べてる隙にそっと近付いて撫でようとしても、一瞬で遠くに走り去っていってしまうのだから、撫でれた試しも無いのだが。
そう、いつもの事だった。
だが、今回は仕方がないとあきらめるわけにはいかなかった。
(『猫に大量に囲まれる少女のイラスト』を描く仕事が舞い込んできたわけだが……)
イラストレーターとして小遣い稼ぎをしている新斗のもとに、よりにもよってそんな依頼が来てしまっているのだ。
納期はまだ先だが、見てのとおり猫に囲まれるどころか一瞬で逃げられるこの現実。
想像で描く事も出来なくはないが、なかなか良いイラストのアイディアが浮かばない。
(……一度、実地に行ってみるか)
新斗はネコッターを弄りながら思う。
ネコッターでは、丁度、旧市街に出来た猫カフェのツイートが流れていた。
(ここだな……!)
新斗はHPも確認して、旧市街の猫カフェの前に辿り着いた。
どきどきと、心臓の鼓動が早くなる。
(流石に、ここでも逃げられたりはしないよな……)
常に猫に逃げられる新斗。
ここでも駄目だったら、もう後がない。
意を決して、扉を押す手に力をこめる。
新斗の力に反比例して、思いっきり軽く開く扉。
おもわず転がりかけた新斗を、千早が抱きとめた。
「っと、わりぃ! 猫蹴ったりしてないやん?!」
慌てて足元を確認する新斗。
思いっきり店内に転がり込んだが、猫にも人にも被害はないようだった。
「大丈夫です、お客様のほうこそ、お怪我はありませんか」
「あー、僕は平気。それより、猫カフェを利用するのは初めてなのだが、注意事項なんかあるか……?」
「そうですね。当店では、猫スタッフの身体に害のあるチョコレート、ネギ類の持込は禁止させていただいております」
「まぁ、飲食店に他店の品物を持ち込むのはマナー違反だよな」
「はい。それと、猫スタッフは当店の大切なスタッフですから、乱暴な扱いはご遠慮いただいております」
「それも大丈夫だな。むしろ、触れるかどうか不安なのだが……」
「猫が苦手ですか?」
「逆だね。猫が僕を苦手なんだ……」
そっと目をそらして答える新斗に、千早は少しだけ首を傾げつつ、新斗を猫スペースに案内する。
猫スペースに恐る恐る足を踏み入れる新斗。
「うおっ?!」
すりすりすり。
いきなり足元に擦り寄ってきたお猫様に、新斗は思いっきり飛び退く。
「お客様?」
「あ、あ、大丈夫、大丈夫だぞ、衝撃が激しかっただけだ」
心配げな千早に全力で大丈夫だと頷いて、新斗は足に纏わりつくお猫様のもふもふ感を全力で味わう。
(これは軽く感動を覚えるな……! よし、向こうで本格的に愛でてやろう)
ごくりと喉を鳴らし、新斗はお猫様達が集まるキャットタワーへにじり寄る。
新斗がかなりの至近距離にいるというのに、お猫様達は逃げ出さなかった。
(触れる、のか……!)
手の届く距離にお猫様がいる。
新斗はゆっくりと、震えそうになる手を差し伸べる。
「うはっ?!」
ぺろり。
お猫様が、新斗の手を舐めた。
(なんつー懐っこさ! ざらざらしてしっとりして、ゴロゴロ喉まで鳴らして……!)
新斗は覚悟を決めた。
両手でそっと、お猫様を抱きかかえる。
逃げない。
暴れない。
なぁーんと鳴いて、新斗をじっと見つめるお猫様。
(猫カフェ、最高ーーーーーーーーーーーー!!)
お猫様を抱いていなかったら、その場でガッツポーズしそうな勢いで新斗は感動していた。
(このような生き物に大量に囲まれれば、さぞや幸せな気持ちになるだろうな……!)
感動しながらも、新斗は仕事の事を決して忘れていなかった。
猫に囲まれた少女。
いまの新斗には、少女がどれ程幸せそうにしているか、手に取るように想像できた。
(うむ、創作意欲が沸いてきた……!)
この意欲が消えないうちに、描ききらねば。
「店長! また利用させてもらうぞ!」
頭の中で、得られた構図と感動を整理して、新斗は意気揚々と店を後にするのだった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
霜月零
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年10月06日
参加申し込みの期限
2013年10月13日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年10月13日 11時00分
参加キャラクター一覧
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