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猛進するは鉄の独楽、逃げるは孤独の少女
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機械というのは正確な物である。プログラムされた行動には絶対に服従であり、自己というものはない。
そこから繰り出される攻撃は正確無比。寸分も違わず同じ位置を狙撃し続ける事すら可能だ。
だがそこにこそ隙があると武術の心得がある者は考える。
なぜなら彼らは同じ行動しかできないが故にそのパターンに“臨機応変さ”はないのだ。それはどういうことか。それならば簡単に説明がつくだろう。
殴る、蹴るという攻撃があるとすれば人ならばそれらを組み合わせ、多種多様な基本を応用した攻撃を生み出すことができる。
だが機械ならばそうはいかない。あらかじめ組み合わされたパターンしか試行する事ができないのである。組み合わせのパターンがなければ要は殴る、蹴るいずれかのみということだ。
尾鎌 蛇那伊
の相対していた敵はまさにその典型である。
硬質な盾と同じく硬質のブレードを要する単眼型の量産型兵士のメカであるそれはいくつかの斬りつけ方と盾で殴る、防御する以外の攻撃パターンがない。量産型の仕方がない故ともいえるが。
蛇那伊の頭を狙って振り下ろされたブレードの刃に手の動きを合わせ、弾くようにいなすと蛇那伊はもう一方の掌底でガーディアンS型の胴体部分を打つ。
ずんっと重い衝撃を受けたガーディアンS型はその体をぐしゃりと曲げ、大きく吹っ飛んだ。受け身も取れずに地面を転がったそれはタダの動かない鉄くずと化す。
「あら、案外脆いのね貴方。さあ、次はどの子かしらっ!? どれだけ来ても相手してあげられるわよぉっ!」
蛇那伊の叫びに反応したガーディアンS型が数体その目の前に押し寄せる。一体一体はそうでもないが数が多くなれば油断はできない。量産機は数が命とは言ったものである。
盾を構えてタックルをかましてくるガーディアンS型の盾の外周部分目掛けて蛇那伊は腰を落とした掌底を打ち込んだ。硬いが故に自重がある大盾には中心以外で攻撃を受ければバランスを崩しやすいという欠点がある。それは機械であるならば補正が容易い事だがその愚直なプログラムに従うという行動こそが隙を生むのだ。
崩れた体のバランスを補正しようとして身体の重心を反対側へもっていこうとしたガーディアンS型だったがその左腹部は完全にがら空きとなった。
それを見逃さず蛇那伊は腹部の中でも比較的装甲の弱い関節の継ぎ目を狙って攻撃を放とうとした……がそれをやめ、蛇那伊は左後方へ斜めに跳躍しその場を離れる。
直後、蛇那伊のいた位置をレールガンの砲弾が打ち抜いた。あのままいればほぼ即死の位置である。
頬を一筋の汗を流しながら蛇那伊はS型の奥を見る。すると瓦礫を盾にその僅かな隙間からガーディアンB型の砲口が見えたのだ。伏兵である。
ガーディアンのS型をガーディアンB型の射線軸に常に入るように動いていた蛇那伊にとって先程の一撃は完全に不意を突かれた一撃だったのだ。
「瓦礫で塞がれて行けない場所からの狙撃……やっかいな事をしてくれるわね。でもいいわ、そういう状況でこそ、湧き上がる闘志っていうのがあるのよ、人を甘く見ないでもらいたいわねぇっ!」
蛇那伊は数秒おきに飛来するレールガンの砲撃を避けながら襲い来るガーディアンS型を鉄くずへと変えていく。
時に踏み台にし時に盾にしその戦い方はまさに勇猛果敢、陽動として十分すぎる働きであった。
戦いながら蛇那伊はいつしかレールガンが飛来しなくなったことに気が付き、伏兵の位置を見ると瓦礫の隙間から見えたのは金髪の女性と黒髪の女性の後ろ姿。
「味方があっちにいたのね、ありがたいわ。それにしても……あんな黒髪の女の子、いたかしら?」
蛇那伊が気にしていた方面、瓦礫で塞がれた向こう側では二人の女性が奮闘していた。
金髪の女性、着物から零れそうな胸をたゆんたゆんと揺らし赤い長剣でガーディアンを引き裂くのはツクヨである。彼女はちーあの仲間であり、無類の戦闘狂だ。
「ああっ、くっそ! いつもと感覚が違って動きづらいことありゃしないっ! 胸ってのはこんなに重たいのかよ!?」
そういいながらガーディアンB型を踏みつけ、その頭部へちーあの支給品【じゅさつ丸】で貫く“女性”は
御剣 刀
である。そう、今の彼は刀の副作用で女体化しているのであった。
女体化した彼は少し小柄になり、胸は揺れる程に大きくなった。見目麗しいその姿は町中であればナンパされること間違いなしである。
御剣と背中合わせになったツクヨはにやりと笑う。彼女にとって普段と違う御剣は新鮮だったのだろう。
「その姿も可愛いですよぉ、カタナぁ? ふふ、色んな服を着せたくなっちゃいますねぇっ」
「誰が着るかっ! それにしてもこの刀、なんで女体化なんて……切れ味が良くなかったらちーあに文句でも言ってたところだっ」
そう、じゅさつ丸は非常に切れ味がいいのである。女体化という副作用さえなければ良質の刀剣として名を馳せるだろうという程に。
硬質の盾だろうが装甲だろうがいとも容易く切り裂けるその切れ味は非常に魅力的だ。女体化という副作用がなければだが。
「ツクヨっ、手前のは任せた! 奥のは俺がやるっ!」
「あひゃはっ、りょーかいですよぉっさあさあ楽しく殺しあいましょうねぇっ!」
御剣に先行して凄まじい速さで加速したツクヨの足は獣の足へと変わっていた。彼女は一時的にその力を開放することで尋常ではない脚力を得るのである。
瞬時にガーディアンS型の懐まで入ったツクヨは笑いながら赤い長剣をその頭部へと突き刺した。そのまま蹴り倒し背中から無数の赤い鎖を展開する。赤い鎖は幾本も奥にいるガーディアンB型の方へと延び、壁や地面へと刺さった。
赤い鎖目掛けて跳躍すると御剣はその一つに乗る。斜めになっている鎖を滑り降りながらガーディアンB型へとじゅさつ丸を構えて迫った。いくつか砲弾が飛んでくるが御剣は難なくそれらを呪殺まるで斬り落とす。ろっこんで加速した彼には音速で飛来する砲弾すらも切断することは容易い。
最後の一体であったそのガーディアンB型と交差すると次の瞬間、ガーディアンB型はぐらりと倒れて爆散した。
「ふう、これで最後か。思った以上に数がいたな……」
「そうですねぇ……久々に楽しくなってしまいしたよぉ。ツクヨ的にはぁ、もっといてもよかったんですけどねぇ」
自分達が倒したガーディアンの瓦礫の山へと腰かけると御剣は隣に座ったツクヨを抱き寄せる。
戦いが終わると戦闘で火照った体を覚ますために行うことがあるのだ。とはいえそれを詳細に何だと聞くのも野暮というものだろう。
ふと抱き寄せてから御剣は気が付く、そう今、自分は女体化しているのだと。いつも通りに事が運ぶにはあるものが足らないと。
少し待ってくれと言おうとした次の瞬間、御剣はツクヨに押し倒されていた。彼女の衣服は既にはだけ、目のやり場に困る光景が彼の目いっぱいに映っている。
「あひゃはっ! 女の子なぁカタナもぉ可愛いですねぇ? いいんですよぉ……ツクヨがこのままでもぉ? それともぉ女の子ならではの“コト”しちゃいますぅ?」
「待って、ちょ、そのゆらゆらしてるのは鎖ぃ!? おいおい、それは流石に心の準備ってものがですね、ツクヨさん……っ!」
彼を押さえつけているツクヨの背中からはゆらゆらと赤い鎖が伸び、それらは御剣の衣服をするすると触手よろしく巻きつきながらも器用に脱がしていく。
その中には先端が“あれ”な形の物も混ざっているようだった。血液から構成され、ツクヨの意思で自在に形を変える鎖の特性によるものだろう。
「大丈夫ですよぉ、痛いのはぁ最初だけぇですからぁっ! むしろ、痛く無くてぇ最高に気持ちがいいかもしれませんしぃっ!」
「あっ、ツクヨさん待ってダメダメ待ってぇぇぇーーー!?」
その日、彼は新たな経験の扉を開いたとか。
◆
戦闘とは命のやり取りである。それは負の感情……痛い、苦しい、死にたくないなどを垂れ流し、辺りにそれは拡散する。
拡散した負の想念は時として呼び寄せるのだ、この世ならざる者共を。
「せいやぁぁっ! ぐっ、もうへとへとだよ……どれだけいるの、こいつらぁっ!」
「はぁはぁ、軽く三十以上は倒したと思うんですけどね。まだ沸きだして来るあたり、打ち止めはまだみたいです」
背中合わせにイヴァと共に武器を構える小柄な少女は
白 真白
である。
彼女はちーあの仲間であるイヴァと共に地面から湧き出るこの世ならざる影達を相手に戦っていたのだが、多勢に無勢……スタミナはつきかけており、窮地に陥っていたのだ。
「この感じじゃ結構な数を引き連れていってくれたティオレちゃんの方だって心配かも……」
「何か突破口があればいいんですけど……」
「よしだったらこのちーあちゃんの腕輪のリミッターを外して一気に……!」
「あっ、それは副作用が……」
真白が心配するのは近くのビルの屋上へ影達を引き寄せたまま駆けあがっていった
ティオレ・ユリウェイス
のことである。
彼女は心配しなくてもいいとだけ言って彼女達を襲っていた影の大半を引き連れて近くのビルの屋上へと向かったのだ。
殺しても死なないような人物だが、この際限なく湧き出る敵を見ると彼女でも危険があるのではと真白は思った、
何とか現状を打破しようとイヴァの制止を聞かず真白は腕輪のリミッターを解除した。白く輝きだした腕輪は彼女に剛腕の力を与えるが……同時に身を裂くような激痛をもたらしたのだった。
たまらずその場にうずくまり、真白は身動きできなくなってしまった。
「いや、無理ぃ無理無理ぃいいっ! これは無理、動けないぃい゛い゛っ!」
「待ってください、今腕輪を外し――きゃぁぁああっ!?」
「い、イヴァちゃんっ!」
痛みでうずくまる真白の腕輪を外そうとしたイヴァであったがその一瞬の隙を突かれ、身体を伸ばした影達によって引っ張りあげられた。
身動きのできない真白の目の前で両腕を影で縛って拘束され、衣服をびりびりに引き裂かれたイヴァは悲鳴を上げる。両足を広げられ、彼女の体の上には幾重にも影達が覆い被さっていった。
「やめっいやぁっ放してぇっ、いぎっ!? あがっ、んぐおっ、おごぉおおっぉ゛お゛っ!? おぐっん゛おぉ゛ぉおお゛ーーーっ!」
影が好むのは感情である。喜び、悲しみ、種類は何でもいいのだ。それ故に無理やりに心へと侵入し感情が沸き出す刺激を与え、沸き出した感情を貪るのである。
イヴァはがくがくと痙攣し、足先をびくびくと振るわせている。痙攣し続ける彼女はただ悲鳴と嗚咽を漏らすだけの存在とされていた。
新たに地面から沸き出した影が動けない真白へゆっくりと近づいてくる。それはイヴァのされている行為をこれから彼女にも行うという宣告でもある。
「あ、待って。今は来ないで……って言っても無理だよね! そうだよね! あっちょっとどこ触って、やめ、そんなぁっところぉっわさわさするなぁぁっ……ひんっ!?」
小柄な体には似つかわしくない大きな乳房を持つ真白はその乳房を影達に弄ばれる。身体にまとわりつく影達は衣服を脱がした真白の乳房をむにむにと弄り倒しているのだ。
身体を撫で回すだけの影達であったが、ついに真白の狭い門をこじ開け……彼らは心の中へと侵入する。
硬い異物が心に侵入してくるその感覚は嫌悪感と共に強制的な快楽をもたらし、真白の身体を跳ね上げさせた。がくがくと震える体はまるで自分の体じゃなくなったかのようにも思える。
「にゃにぃこれぇ……ぎもひっ、でもぉ気持ち悪いぃっ、うれし? あり得な、いぃっ!? あはっ、楽しぃのにぃ、気持ち悪いぃっ、変だよぉ、これぇ、あたまぁ、おかじぎゅなりゅぅ゛う゛っ!」
拘束され、身体を好き勝手に弄ばれながら真白は涙を流しながら舌を突き出して涎を垂らす。押し寄せる様々な感情の渦に彼女は自分を見失っていた。
ゆらりと自身の両足を広げ拘束した人型の影の下半身に何かが見えた気がしたが……既に真白にとってそれはどうでもいいことであった。
影は真白に覆い被さり……彼女の悲鳴とも喜びの声ともわからない声が辺りに木霊した。
彼女達が蹂躙されていた頃、ビルの屋上でも蹂躙されている者達がいた。そう“者達”である。
裸となったティオレが身体を揺らしている。周りには干からびた影達の残骸が転がっていた。
当初は彼女が影に組み敷かれ、感情を刺激で貪られる立場であったのだが、生きてきている経験が深すぎる彼女のこと、影達の刺激では物足らなかったのである。
彼女の下敷きとなっていた影もついには干からび、全く動かない物体へとなり果てた。
「……ったく、これしきのことで簡単にへばっちまうなんてそれでも襲おうとした奴らかい!? ほら、我こそはって猛者はいないのっ!?」
彼女がそう叫ぶと一際大きな体の影が地面からのそりと這い出してきた。その下半身を見て、ティオレはにやりと笑う。いるじゃないか、骨がありそうな奴がと。
彼女は腕を広げ誘うように影を受け入れた。影は彼女の心の中へ侵入する際、大きすぎるその体で心の扉を押し広げるようにして侵入したのだ。
これには流石のティオレものけ反って叫び声をあげた。
狭い部分を広げられるということは、どんな物でも言いようの知れない感覚をもたらすものなのだから。
だが衝撃的だったのはその最初だけであった。それ以降は全く驚きも刺激もない。ただでかい体が揺れているのを見ているだけである。つまらない、彼女はそう思ったのだ。
「はぁ……なっちゃいないねぇ。蹂躙するってのはさぁ……こうやるんだよぉっ!」
自ら起き上がったティオレは影の体を抱き締める形で拘束した。ばたばたと暴れる影だがスイッチの入った彼女を止めることはできない。
影が人の心を蹂躙する方法は自らの一部を相手の身体に突き入れ、そこから魂にアクセスし様々な感情を強制的に流し込む。
その反応で得られる沸き出した感情を糧として食らうのだ。
逆にいえば、心に一部を突き刺されている間、影達の心にもやり方によっては感情を流し込むことができる。常人には到底不可能ではあるが。
「はははっほらほらどうしたぁ! 私のぉ、生きてきた記憶やぁっ抱えてきた感情はぁっ! 美味いかぁ影のデカブツぅっ!」
「……っ!? ーーーっ!! ーーーーーっ!?!?!?!」
普通の人間が生きてきた年数では怨念の塊である影達を凌駕することはできない。それこそ強い精神力がなければ。
だが彼女が生きてきた年数は“濃い”のだ。影達ですら食あたりを起こすほどに。
嬉々として体を揺さぶり、影を蹂躙するティオレの姿を見る限り、どちらが襲っているのかもうわからないだろう。影のもうやめてくれという声が聞こえてきそうな程であった。
ついにはデカかった影もしおしおと干からび、身動きをしないただの塊と化す。
「なんだい、もう終わりかい? あーあ、すごいのは見た目だけってことか」
つまらなそうに立ち上がったティオレの背後で影達が新たにずるすると沸き出してくる。
沸き出した影を見たティオレはにやりとその口角をあげた。それは新たな得物を見つけた獣のようにも見える。
本能的に何かを察した影達の動きが止まった。
にじり寄るティオレ、本能的な恐怖で後ずさる影達。
攻守逆転した状況がそこにあった。
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シナリオジャンル
SF・ファンタジー
バトル
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定員
20人
参加キャラクター数
7人
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シナリオガイド公開日
2021年03月21日
参加申し込みの期限
2021年03月28日 11時00分
アクション投稿の期限
2021年03月28日 11時00分
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