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【新年度】サクラサク、ひとつ大人になる四月
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●放課後の風景・その3
どうも今日は猫が多い。
三階にある三年生の教室の中にまで入ってくるなんてフツウじゃない。
そのことに気付きつつも、
八神 修
は平然と猫を抱き上げてその首筋を撫でてやっていた。
高校に入学したその日にののこという神が落っこちて来てからというもの、高校生活=フツウじゃないことのオンパレードで、寧ろフツウじゃないことをフツウと受け止めてしまいがちな自分がいることに、修は苦笑する。そんな高校生活の癒しは、彼女だ。
「どうしたの修くん? 帰らないの?」
――
七夜 あおい
。どこか子犬を思わせる、ツインテールの女の子。
「わあ、猫! 可愛いね」
あおいは手を伸ばし、修の腕の中にいる猫の頭をそっと撫でる。
その笑顔が眩しくて、思わず心の声がそのまま口に出から出てしまう。
「今年はあおいと同じ組になれて良かったよ」
「うん?」
「違う組でも合同授業はあるけど、それでも一寸、特別な感じがするからさ」
「そうだね」
あおいは照れ臭そうに上目遣いになる。
「修君は、3年生でしたいこと、ある?」
「俺は今までと同じ。多分、コレに邁進」
と、机に出しっぱなしだった参考書の方を見る。
国内でもかなり偏差値の高い大学を目指す身だ。受験の準備は着々で、どんなときでも学ぶことができるように端末にもいろいろな資料やアプリを入れてある。
彼のどこででも学ぶ姿をずっと見てきたあおいの感想は、『修君らしいなあ』。
「あおいは?」と修は質問を返した。「何かしたいことある?」
「私? そうだなあ……修君ほどじゃないにせよ、さすがに私も勉強しないとなあと思っているよ。医療看護系の専門学校を目指すことに決めたから。でも、高校三年生って人生で一度きりじゃない? 勉強だけじゃなくて、学祭とかも目いっぱい楽しみたいし、出掛けたりとかもいっぱいしたいな」
うん、と修はその言葉に頷く。
「大丈夫だよ。俺が居るよ。いつでも力を添えるから、楽しんでいけるさ」
すると修の腕の中の猫もみゃあ、と鳴いたので猫の言葉も代弁。
「猫もあおいを応援してるってさ」
「ありがとう」
さて、と修は腰をあげた。
「少し掃除をして教室を綺麗にして帰ろうかな。一年過ごす場所だからね」
「手伝うよ」
「ありがとう、猫の手も借りたかったんだにゃあん。助かるんだにゃあん」
抱っこしている猫の手をくいくいしておどけると、あおいの顔が開いてゆく。
「ふふふ」
修も微笑み、顔を見合わせる。
「今年もよろしくね」
「こちらこそ、修君」
◇
「先生、先生、義弘せーんせい!」
廊下で呼ばれて
桐島 義弘
先生は平静を装いつつもジト目で振り返る。
「宮祀。なぜ屈み気味に後ろから付いてくるんだ」
「ズボンのお尻が破れてないかチェックしてるんですよ。もし破れてたら繕ってあげようと思って」
宮祀 智瑜
の悪気ない笑顔に、桐島先生はため息をつく。
「俺のことを何だと思ってるんだ……」
「ええー? すぐズボンが破れる先生? 以前は破れる事が多かったのに最近は減って寂しいです。いちご柄のパンツ可愛かったのに」
「あのなあ……!」
先生が力んで反論しようとした瞬間。
ビリッ!
と盛大な音がして、スーツのズボンが裂けた!
「あああっ! 新調したばかりなのに!」
どうやらお約束は健在だったようで。
「大丈夫ですっ。私がすぐ繕いますよ」
ほくほく顔で針と糸を取り出す智瑜。彼女の出番は今年もありそうである。
◇
所属している陸上部は休み。ホームルームを終えたその足で、
椎井 莉鳥
は海岸を訪れた。
波の音が静かだった。海は傾いた太陽の光を反射させて、きらきらと砂漠みたいに光っている。
春の海はこんなに穏やかなものだろうか。
その穏やかさが、元カレのことを思い出させる。
激高したり、あまりしないやつだった。
自分が一年留年したときも。
別れたにもかかわらず、何かと一緒に過ごすことになったときも。
「なぜあいつのことを……冗談やめてよね……もう終わったのよ!」
彼は先に卒業し、自分は彼のいない学校で高校生活を送ることになる。
終わったはずのことなのに、気にする必要もないことなのに、彼の顔がちらつく自分にいらついて、莉鳥は砂浜を走り出した。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
NPC交流
定員
1000人
参加キャラクター数
34人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2021年02月06日
参加申し込みの期限
2021年02月13日 11時00分
アクション投稿の期限
2021年02月13日 11時00分
参加キャラクター一覧
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