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【新年度】サクラサク、ひとつ大人になる四月
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●放課後の風景・その2
廊下には早くも、いくつかの部活動の案内ポスターが貼られていてにぎやかだ。その一つ一つを眺めながら新入生の
月守 輝夜
と
青木 慎之介
は歩いている。せっかくだからと校内探検をしてみることにしたのだ。
「部活かあ……私は中学では帰宅部だったし高校ではバイトもしたいから部活は難しいかな」
いずれ慎之介が留学したとき会いに行くためにお金を貯めよう、と輝夜は考えていた。探すなら部活より割りのいいバイトだ。
「慎之介くんはバスケ部? 見学に行く?」
「今日はいいや。月守と学校みて回りたいからさ!」
そうして歩くうち辿り着いた場所は広々とした学食だった。
「慎之介くんはお昼どうする? お弁当? 学食? 私は作れる時はお弁当で起きられない時は学食かな」
俺は学食が多くなりそうな気がする、と慎之介は答える。
「学食ってあこがれるよね。中学は給食だったからお弁当を持って行ったり学食で食券買ったり……」
輝夜の視線が一点で止まる。昼食時間も終わりかけて閑散としている中、5~6人は座れそうなテーブルいっぱいに料理を並べて食べている女子の先輩がいる。
「すいません、追加でこれとこれとこれとこれを……軽音部なんで、事前に腹ごしらえしないと」
「あんた本当によく食べるねえ! 今年度初の全メニュー制覇だよ!」
学食のおばちゃんも仰天な彼女は
楡宮 遠海
である。
輝夜だって、高校生活3年間の間にいつか――1日1食ずつ食べて――学食メニューを制覇してみたいとは思っていたけれど、まさか一度の食事で制覇する人がいるなんて!
高校ってすごい人がいるものだ。
校内見学の最後に、二人は屋上へ行った。
屋上から景色を見渡すとついこの前まで通っていた中学校の校舎が見えた。
思ったより近いことを知り、寝ぼけて中学校に登校しないように気を付けなくちゃ、と思う。
桜がきれいだった。でもこの桜が紅葉する頃には彼は留学しているかもしれないのだ。
「慎之介くんは夏休みまではこっちに居れるの?」
そのつもり、と彼は頷いたけれど、輝夜は不安になって念押しせずにはいられなかった。
「急に居なくならないでね。約束」
オフコース、と彼は笑った。
◇
放課後、図書室へ足を運んだ
綾辻 綾花
はドアを開けた途端、「わっ!?」と声をあげることとなった。図書室に行く途中から猫が校内に居る姿をちらちら見かけて珍しいと思っていたが、図書室の中までも猫たちが闊歩していたからだ。
書架の向こうから、こら、だめだよ、と聞きなれた声がして、綾花は早足でそちらへ向かう。
「珪先生、大丈夫ですか? ……って、ぷぷっ」
そこには
早川 珪
先生が猫まみれになっているという、思わず吹き出してしまうほど可愛らしい光景が広がっていた。
「笑ってないで、助けてくれないか?」
「あ、すみません! 今すぐ」
先生に乞われ、綾花はにゃーにゃーと猫たちに声を掛け、いつも持ってる煮干しで猫たちをつって、なんとか先生を救出した。
「いったい今日は何だってこんなに猫が多いんだ?」
先生はやれやれとスーツについた猫の毛をはたいて落す。
神魂かな、と思ったけれどそれは先生に言ってもわかるまい。
「本で遊んだりしてないから本は無事みたいですね。にゃんこも新学期を祝ってくれてるのかな?」
なんて誤魔化して、猫たちを抱き上げ喉のあたりを撫でてあげた。
「綾辻さんはずいぶん猫に慣れているね」
「それはもう、大好きですから。珪先生も煮干しあげてみますか?」
先生はちょっとためらったが、好奇心に負けて綾花から煮干しを受け取り、猫たちの口元で遊ばせてみる。
猫たちは先生の手から煮干しを攫うようにして取り、一度床に置いてはむはむ。
「食べる姿も可愛いです」
「うん」
猫を見つめる先生の眼差しがさっきよりずっと柔らかくなっている。
(ホームルームでちょっと緊張したけれど……ここは落ち着きます)
今年も珪先生が担任だと嬉しかったんだけれど……と残念に思うがここに来れば毎日でも先生には会える。
少しでも先生といる時間を長くしたくて、綾花は申し出た。
「何か手伝えることはありますか?」
「ありがとう。それじゃあ……」
図書カードの整理などいくつかの難しくはないが手間のかかる用事を言いつかり、綾花は今日もこの安らぐ場所で放課後のゆるりとした時をすごすこととなる。
◇
五十嵐 尚輝
先生は放課後いつもどおり理科室にいた。
ようやく先生のクラスになる希望が叶った
御巫 時子
は改めて五十嵐先生のもとを訪れていた。
「去年私が
尚輝先生のクラスになってみたい、と言った
のを覚えていますか……?」
「はい。なりましたね、同じクラスに」
「やっぱり私は理数系にご縁がありました……尚輝先生、一年間宜しくお願い致します」
「こちらこそ、よろしくお願いします」
この年上の、先生と呼ばれる人が、少年みたいな顔ではにかむように笑うときはいつだって胸がときめく。
今年もたくさん一緒にいられますように……、そう願わずにはいられない。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
NPC交流
定員
1000人
参加キャラクター数
34人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2021年02月06日
参加申し込みの期限
2021年02月13日 11時00分
アクション投稿の期限
2021年02月13日 11時00分
参加キャラクター一覧
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