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束の間の休息、戦士達の安らぎ
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休息。それは誰にでも必要なものである。
戦いにおいてそれを欠いてしまっては人々は正常な判断すらままならないだろう。
飢えた兵士が勝利できないように披露した兵士もまた役には立たないのだから。
寝子島にあるとある服飾店。
そこでは色々な服をとっかえひっかえ着せられている少女がいた。彼女の名はナディス。
一見、都会に出てきたばかりのおっかなびっくりな田舎少女に見えるが彼女はこれでもれっきとした異世界の勇者である。
「えっと、あ、そのこれはちょっと可愛すぎでは……っ」
「そんなことないわよぉ、せっかく可愛いんだし、たまにはこうやって攻めるのも大事よぉ?」
首元が可愛らしいフリルの意匠であしらわれた長袖を着たナディスは恥ずかしそうにしながら更衣室からカーテン越しに顔だけを覗かせる。
彼女にとってみれば異世界である寝子島の文化はどれも珍しくかつ華やかに見えたのだ。
そんな文化の衣装を自分なんかが身に着けても似合わないのではと思ってしまってさえいる。
このところ、身体の急成長を迎えたのか彼女の乳房は大きく発達しており、体つきは少年と見間違えることもあった以前とは違い、完全に女性のそれであった。
体つきが急変化してしまったこともあって今回の買い物というわけであるわけだが。
ナディスは顔だけ出して店内をちらりと見る、そこには二人の人物がいた。
一人は次にナディスに何を着せようかわくわくしながら楽しそうに選ぶ
尾鎌 蛇那伊
。
もう一人は慣れない女性用服飾店に苦戦しながらもなんとかナディスに似合いの服を選んでやろうとする師匠、
風雲児 轟
の姿があったのだ。
「……可愛い服、可愛い……うーん、やっぱ動きやすい服に目がいっちまうなぁ。戦いに邪魔になるようなもんはうーむ……」
「轟ちゃん、ちゃんと師匠さんしてるのねぇ。可愛いだけの服じゃなくて動きやすさとか戦闘の邪魔にならない服を考えるなんて。普通はこういうのって選べないから可愛いだけに傾倒したり自分の好みを押し付けたりとかしちゃうもんだから」
「そういうもんなのか。俺は服には正直疎い。いい服っていうと特撮系ヒロインものとかそういうのが浮かんじまってなぁ」
難しい顔をしながら腕を組む轟の肩をポンポンと軽く叩きながら蛇那伊は楽しそうに笑う。
「あらそういう服って結構好きよ? 格闘戦とか考えるとちゃんと理にかなっているもの。とはいえ、そういう服はここにはなさそうだけれど。あ、これ、ナディスちゃんに似合うんじゃないかしら?」
そういって服の中から蛇那伊が選び出したのはホットパンツであった。丈は短く、大胆にも太ももがかなり露出するタイプである。
轟はそれを見て自分では思いも付かないタイプの服だけど戦闘するには最適かもしれない、なによりも動きやすいしと思った。師匠としては太ももがセクシーに露出しているような気もしたが、ホットパンツの中では丈の長い方なのでまるでただのパンツと見間違うような他のじゃなくてよかったと胸を撫で下ろす。
「これだったらタイツとかオーバーニー、それにストッキングなんかも合わせることができそうねぇ。ナディスちゃーんっ、これちょっと来てみてくれるぅ?」
「あ、はいっ……って、わっわっ、これ本当にズボン的なものなんですか!? 太もも、結構出ちゃう気が……っ!?」
その後、蛇那伊と轟によって上に羽織るコート選びが始まった。上下が決まったことでコート選びの方は割とすんなりと決まる。
蛇那伊も轟も戦闘ができる人物だからか見た目も良くかつ戦闘に邪魔にならないコートをと選び、ナディスの初コートは腰で巻くことのできるタイプのコートに決まったのである。
その丈は長すぎず、身近過ぎず実に適切なものだった。
「あ、これ……可愛いなぁ。でもうーん、戦うのには適さないし……やめとこう」
ナディスはそれだけ呟くと蛇那伊に呼ばれて彼の方へと歩いていく。
蛇那伊は気づかなかったようだが、その一言を轟は聞き逃していなかった。
ナディスが見ていた衣服の前まで来るとそれを手に取る。
「ん、これか。確かに戦いには適さないけど……よしっ」
彼女が見ていたのは可愛らしいタイプの服装であり、おおよそ戦闘には適していないデザインであった。
だがそれを見ていた彼女の表情は勇者ナディスではなく、年相応の女の子だったのである。
轟はナディスに内緒でそれをこっそりと会計しプレゼント用に包んでもらう。
その後、轟と蛇那伊はナディスと共にあるお店へと向かった。
「ツクヨちゃんにお勧めのお店を聞いておいてよかったわぁ。ここなら貴女のサイズに合った下着も見つかるはずよ?」
「え、あの、下着も買わないとダメなんですか? いっそ無くても……」
「あら、そういうのはだめよ? 戦う者にとって自分に合った下着を着用する、っていうのも大事なことなんだから」
「そ、そういうものですか。し、ししょーもやっぱり下着は大事だと思いますか?」
不意にナディスに聞かれた轟は真面目に考える。
下着は戦闘に直接的に関係するものではない。だが無関係とはいえないものだ。
何しろ合わない下着をつけた不快感を抱えながらの戦闘や、ずれて傷にでもなったらそれで戦闘にも支障が出るだろう。
「ああ、自分に合ったもんを身につけないと可動域にも差が出るし、戦いやすさにも関わってくるだろうからな。予算は俺達が持つからしっかり選んでくるといいぜ」
「ししょーもそういうんだったら……うん、選んできますね!」
意を決して下着店に入っていくナディスを見送った轟と蛇那伊は缶ジュースを手に店の近くにあるベンチに腰かけた。
指でプルタブを開けると小気味よい炭酸の音が響く。
「元気よく選びに行ったわね、ああいう明るさが本来の戦いじゃないあの子の顔なのね……」
「ああ、あいつは良く笑ういい子なんだ。ん、そういやこの前、下着を買いに付き合ったような気がするんだが……女子ってのはそんな頻繁に下着が必要なもんなのか?」
「馬鹿ねぇ、ナディスちゃんを見て気づいてなかったの? あの子、またワンサイズ上がったみたいよ」
「そ、そうだったのか!? どうりでこの間の組手の時、動きが若干悪かったわけだ。はやく言ってくれれば良かったのによ」
「ナディスちゃんもちゃんと女の子だし言い辛かったんでしょうねぇ。師匠なんだし、そういう変化も見てあげなきゃよ? あの子にとっては師匠であって、ある意味親のような存在なんでしょうから」
そうなのだ。ナディスは勇者に目覚めた戦いの折、家族を目の前で殺されている。
彼女には救うべき世界があるが、それ以前に親を失った年若い少女でもあるのだから。
「そうだよな、俺はあいつの師匠だ。弟子のことはしっかりと考えてやらなくちゃいけねえよな」
若干、難しい顔をした轟に気づいたのか蛇那伊は彼の背中をぺしぺしと笑いながら叩く。
「なーに難しく考えてるのよぉ。いつも通りでいいの、いつも通りで。あの子にとっては師匠である轟ちゃんがいてくれるのが大事なんでしょうからねぇ。」
「ははは、いつも通りで尚且つしっかりと気づくべきところには気づく、師匠ってのは難しいもんだな。師匠である俺も日々勉強って感じか」
「そうそう、千里も一歩の道からってわけじゃないけどゆっくりとあなた達のペースでいけばいいのよ。私もこれまで通りお手伝いするから安心してなさい」
下着を選び終えたのか買い物袋を持ったナディスが二人の元まで駆けてくる。その表情は晴れやかだった。
「ししょー、何を話していたんですか? 蛇那伊さんも一緒に笑って」
「いや、大したことじゃねえ。それよりナディス、これは俺からのプレゼントだ」
「え、ししょー……これってさっきの」
轟から渡されたプレゼントの包みを開け、中身を見たナディスは目を丸くする。驚いてはいるが顔の端々からは嬉しさが滲みだしていた。
「欲しそうな顔で見てただろ。戦闘には適さねぇけどナディスも女の子だし、可愛らしいお洒落ってのも大事だからな!」
「ししょー……ありがとうございますぅうううっ! 私、絶対、これ大事にしますねッ!」
「待て待てえぇ、くっつくのは色々とますいっ! ああっぁぁ!」
満面の笑みを浮かべるナディスにがっしりと抱き着かれ、轟はあたふたと慌てた。
それもそうだろう。胸が大きくなったナディスにくっつかれるのだ、その柔らかい乳房は容赦なく押し付けられるのである。
あたふたする轟の姿に笑いを堪えながら蛇那伊は肘で轟の横っ腹をつんつんと小突く。
「やるじゃなぁーい、轟ちゃん。それだけちゃんと見てるならさっきのはお節介だったかしら」
「俺だけじゃ気づけない所も悔しいがあるからな。そういうとこは気づいたら教えてくれ。頼りにしてるからな、お前のことも」
「わぁお、ふふ、そう言われたら私も頑張らないわけにはいかないわねぇ!」
「ぐわぁぁあ!? お前までくっつくんじゃねぇぇええーーっ! あ、暑苦しいいぃいっ!」
轟の悲鳴と楽しそうな蛇那伊とナディスの笑い声が穏やかな町中に響く。
たまには戦士にもこういった休息は大事なのだ。
休息あってこその戦いの日々なのだから。
◆
一方、別の場所ではある男の財布が悲鳴を上げていた。
その男の名は
御剣 刀
。
髪をアップにしいつもの着物ではなく近代的な服へと衣装チェンジしたツクヨと共に食事をしている。
彼女の服装は近代的になっても大きく肩や谷間が出る服装であり、お腹も露出していた。実に目のやり場に困りそうなものである。
御剣の前でツクヨは笑顔でデザートのパフェを頬張っていた。甘味に満面の笑みを浮かべる所だけ見れば普通の綺麗な女性だ。
こんな女性が刀剣を振り回し敵陣へ笑顔で突っ込んでいく戦闘狂とは到底思えない。
「んぐ、あむはむ……あひゃはっ! いいですねぇファミレスっていうのも! これは私の世界にはありませんからぁ。ふふ、いくらでも入ってしまいそうですよぉ、はむっ」
「ははは……それだけ喜んでくれたなら俺も嬉しいよ」
搾りだすような声をした御剣にも理由があった。彼女の食事はこの店だけではない。そう、既に数件目の梯子である。
とうの昔に予定していた予算は軽くオーバーし、彼は今後しばらくバイト三昧の日々に追われるだろうことは明白であった。
それでも彼女に食事を食べさせているのは実に小気味よく食べるからである。ぱくぱくと食べるその良い食べっぷりは見ていて気持ちがよくなるほどだ。
「ふふ、今日は色んな所に行きましたねぇ。寝子島ラーメンでしたっけ、あの魚介のスープは通いたくなる味でしたよ。それと初めて食べたあの天ぷらとかいう揚げ物がのったお蕎麦! あひゃは、かき揚げとかいう似た揚げ物が添えられた定食も美味しかったですねぇ」
目を閉じうっとりしながら食べ歩いた場所のことを回想するツクヨを見て御剣は笑う。
たまにはこういった戦いのない平和な日々もいいかもしれない、彼はそう思ったのだ。
「ケバブとかいう食べにくいですけど味は好みなやつも良かったですしぃ、焼肉も満足感が得られましたよぉ。あの独特な焼き方は不思議でした……まだまだ寝子島は不思議が多いんですねぇ」
「ん? ツクヨの世界では肉はどうやって食べるんだ? あれが珍しいとか焼く以外の方法とか?」
「私の世界では魔法を使って焼きますねぇ。鉄板とか網とか使いませんし。一瞬で終わってしまいますから」
「魔法で一瞬……それはまたすごい世界だな。魔法なんてこの世界じゃ使えないしなぁ。精々、物語の中にある空想の産物って感じだし」
魔法が珍しいという御剣の言葉を聞いてツクヨはにやりと悪戯そうに笑う。
その瞬間、御剣は軽く身構える。なぜなら彼女がそういう顔をする時は何か悪戯を仕掛けてくる時だからだ。
ツクヨは指を御剣の前でくるくると回す。数秒の後、彼女の指先が淡く光った。
するとなんと、ツクヨの衣装がセクシーなメイド服姿になってしまったのである。勿論、その大きな零れそうな乳房、腰つきなどは凶悪な武器と化した。男にとっては。
「ぶふっ!? おま、こんな所でなんて格好を!?」
「えぇー? 何を言ってるんですかぁ? ツクヨは服装なんか変えてないですよぉ?」
「えっ、だってお前、メイド姿に……!」
「ほうほう、刀はぁ……メイド姿が見たかった、と。ですよねぇ、メイド喫茶とかいうのに視線が移っていましたからねぇ……ふふ」
いや、あれはだなぁと言い訳をしようとする刀であったがツクヨに衣装が再び変わる。
今度はこのファミレスの可愛らしい衣装だった。可愛らしさの中に色っぽさを忘れない店長の良い趣味が反映された一品。
「うおわ!? ツクヨがこの店の衣装を着ると、おお、これはこれで……いい……じゃなくてぇえああぁぁぁああっ!?」
「あひゃはぁっ! ここの衣装も好きなんですねぇ? 可愛らしいですし、ツクヨは好きですよぉ?」
谷間を強調するようにテーブルに肘をついて前かがみになったツクヨは妖しい笑みを御剣に向けた。
御剣は赤面しながらねじくれた不思議な格好になっている。見たい心と見ちゃいけない紳士心がせめぎ合った結果の現代芸術ともいえよう。
「まって、待ってくださいいい、これ、何の魔法だぁ!?」
「ふふ、相手の見たい衣装を見せる幻覚魔法ですよぉ。範囲も影響も小さいですから『フツウ』には影響しませんので安心してくださいねぇ」
その後、ツクヨにたっぷりとからかわれた御剣は若干憔悴してツクヨと共にファミレスを後にした。
人気のない公園の端までくるとツクヨはポータルを開いた。空間が小さく縦に裂け、その向こうにはツクヨの部屋が見える。
ツクヨは穏やかな笑みを浮かべ、御剣に手を伸ばした。
「ほら、何してるんですかぁ? 早く来てくださいよ、刀ぁ。今日はいっぱい楽しませてくれたわけですし、今度はツクヨが刀を楽しませる番ですよぉ」
ツクヨは御剣の手を握るとぐいっと引っ張って抱き寄せながら自身の部屋へと引きずり込んだ。
抱き合いながらベッドに倒れる二人の背後でポータルがゆっくりと閉じる。
御剣を抱き締めるツクヨは彼に軽くキスをすると、片手を彼のシャツの中へと潜り込ませもう一方の手を下へと伸ばす。
ある部分に触れられた御剣は、はうっと吐息交じりの声を漏らした。
その後、御剣はたっぷりとツクヨに『恩返し』されることとなったのである。
そして『ナニカ』を搾り尽くされた御剣は彼女の部屋に泊まることとなり、様々な『恩返し』をされたのであった。
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