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【お花見】逢ひ見んことは命なりけり
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少し前、白い飾り封筒を手渡されたとき、なんだこりゃと
如月 庚
は思ったものだ。
古風な封蝋をはがして取り出した中身は、たった一枚の緋色のカードだった。
『Come sta? 桜がとってもキレイに咲いたので、皆でお花見にいきませんか』
あとは日時とこまごまとした詳細がしたためれているだけだ。なにかしら新手の厄介ごとかと身構えていたのだが、このメッセージを見て庚は胸をなで下ろした。
宛名は
『旧1-4の皆サマへ』
とあった。
ま、トラブルでないのなら歓迎だ。
弁当持参ね。交換してみなで食べあう、と。
まあテキトウに準備するとしよう。
いまは春休みとはいえ、寝子高入学当時のクラス1年4組の皆と学校で会うことは少なくない。廊下を通りかかれば「おう」くらいは言うし、立ち話くらいならすることもある。もうちょっと親しくて、NYAINメッセージを交わしあう相手もないわけではない。
でもあらたまってこんな風に、旧1-4として顔を合わせる機会はこれまでなかった気がする。
もうじき俺も三年。
つまり最終学年ということだ。
あっという間か。もう高校生活も残り三分の一。
二年生の一年をふりかえってみても、楽しかったこと大変だったこと、なにかとたくさんあったし、それ以前やこれからと比べても、決して見劣りすることはないだろう。
けれどそれでも最初の一年間、あのクラスであの仲間たちと、戸惑いったり迷ったりしつつ、高校生になるべく育っていったあの日々の『sparkle』――つまり、なにかキラキラとした感情は、もう失われて久しい気がするのだ。
まさか当時の感情のかけらが落ちていることもないとは思うが。
でも、この機会を作ってくれた御薗井には感謝しないとな。
それから数日たち本日、晴れて集合とあいなったというわけだ。
誰が来るかはわかっていない。だからこそ、楽しみではある。
着ていく服には少し迷ったが、ブラックジーンズの上にスカジャンという普段着にしておいた。といってもせっかくの機会である。先日購入したばかりの桜の刺繍が入ったものを選んでいる。
なるほど良い場所を選んだものだ。中心地から少し離れているせいか人はまばらで、河川敷を思いっきり使っても問題はなさそうだ。それでも桜は間断なく植わっており、いずれも見事な花を咲かせている。
「おう」
土手から集合場所の川原に下りていくと、さっそく
浮舟 久雨
と一緒になった。
「浮舟も御薗井に呼び出されたのか?」
「ああ。旧1-4メンバー限定というくくりは面白いな」
「弁当は?」
作った、と久雨は背中のザックを指さす。
「これでも腕によりをかけたつもりだ。庚は?」
「俺はまあ……それなりにな」
庚は左右の手にさげたビニール袋を持ち上げた。コンビニやスーパーの袋だが、なに、大事なのは中身であろう。
「そうか。楽しみにしておこう」
「それなり、って言ったろ? そんな期待するなよ」
このとき、
「浮舟さん、らぎらぎ君」
おーい、と手をふっている姿があった。
薄野 五月
だった。薄緑の生地に桜を散らした和装、濃い緑の袴をあわせており髪飾りも桜モチーフだ。彼女の場合、和装に眼鏡がよく似合う。
「ふっふ、これってぷち同窓会ですよね」
五月は大きなふろしき包みを手にしている。こちらの柄もさりげなく、薄く桜模様が配されているのが奥ゆかしいではないか。
「そういうことになるな」
合点がいったとばかりに久雨は手を打った。ライダーズジャケットにレザーパンツ、脚が長いのでこういう服装がじつに似合う久雨である。
「この集まり、どう呼ぶのが適切なのか考えていたんだ。『旧1-4会』、『お花見1-4』、『久保田美和先生を囲む会』……色々考えたが、その『ぷち同窓会』というのが一番しっくりくるな。名案だ」
「いやあ、お褒めにあずかり光栄ですよー」
アイヤー、と元気な声がした。
「みんな揃ってるネ! 賑やかアル」
髪型はご存じシニヨン、くりっと結った左右両サイドのお団子頭だ。桃色のチャイナ服はきっと、桜をイメージしたものだろう。
畑中 華菜子
の登場である。
「こうやって皆で集まるの久しぶりアルネ」
華菜子は手に『猫島軒』のおかもちを提げているので、なんだか出前の途中みたいにも見える。
「もちろんこれ、中身お弁当アルヨ」
「中華弁当ですね、期待できそうです」
五月のお腹が小さく鳴った。すでにおかもちから、食欲をそそる香りがほんのりとただよっているのである。
「え? もしかして私が最後とか? みんな早いね?」
つっかけ履きに朱色のジャージという格好で、到着したのは
瞬城 真魚
だ。人数が集まっているのを見て気が急いたらしく、途中からかけ足だったので息が弾んでいる。両手にテントみたいな大荷物を抱えていた。
「にしても今日、天気良すぎて暑いくらいじゃない? あー、参った参った」
真魚はジッパーを下ろして前を開ける。白いTシャツの中央には、某プロレス団体のロゴマークがプリントされていた。
「まおちゃんお疲れアル~」
両手をのばし真魚とタッチして、「でもラストじゃないアルヨ」と華菜子は笑った。
「そうだな。そもそも肝心の主催者がいない」
久雨がふりかえった。青い髪がなびく。
「そうだった」
と、ここで人影に気付き、「ここだ」と庚は土手の上に呼びかけた。
「おー来た来た。おやまあまた可愛い格好しちゃって」
真魚は目の上に手をかざし、やってくる姿を確認するのだ。
桜イメージの桃色のパーカー、短いスカートはフリル地で、黒いスパッツとボーダー柄のニーソックスの間には、白い絶対領域がくっくりのぞいている。
最初、彼女は土手の階段を下りようとしたが、途中で面倒になったらしく斜面に飛び降り、ずざーっと滑り降りて到着した。
そう彼女がやってきたのだ。
「チャオチャオ~! 待たせてごめんナノ!!」
この場にいる全員に招待カードを手渡した主、招待主にして主催者、
御薗井 E セレッソ
が!
「えへへー、お花見ナノ! みんな来てくれて嬉しいノ! みんなに招待状を渡したのは」
見る者すべてを幸せにするような笑みでセレッソは告げた。
「ワタシが、じゃなくて皆が皆で集まるのが好きだからなのヨ!」
さあ、ぷち同窓会の幕開けだ。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
桂木京介
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
オールジャンル
定員
1000人
参加キャラクター数
67人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2021年01月16日
参加申し込みの期限
2021年01月23日 11時00分
アクション投稿の期限
2021年01月23日 11時00分
参加キャラクター一覧
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