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【お花見】逢ひ見んことは命なりけり
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チャンスなんてそこらにころがっている。
路傍の石みたいなものだ。ただ、それが姿を現すかどうかは気まぐれだというにすぎない。
「うっお!?」
とレオンが声を上げたのは、なにも注意をひこうとしてでのことではなかった。
単純に転んだのだ。
考えながら歩いていたせいだろうか足をもつれさせ、おまけにさっき蹴ったのとよく似た、丸い石を踏んづけてしまった。
川原のすべすべした石だった。
つまり、よく滑った。
じゃりっと土を蹴立て石をいくつも飛ばして、なんとも盛大にレオンは転んでしまったのだった。
前のめりに倒れる。
とっさに手を突こうとしたものの勢いを殺すのがせいぜい。
鼻からガツン、だ。
「痛てて……」
口の中が土の味、じゃりじゃりとして大層まずい。
幸い怪我はないようだ。これで口の中切ったりしようものなら目も当てられなかっただろう。
でも驚いたのはレオン本人よりむしろカノンだ。
「わあ!?」
兄以上の声をあげ、
「にーちゃん大丈夫!?」
泥だらけの彼に手をさしのべる。
もちろんレオナも平静なはずがない。
「きゃあ!?」
元、の一文字がつくとはいえ『自分』が転んだわけだから仰天し、
「やだもう、何してんのよ?」
と彼に手をさしのべた。
瞬間、目があった。
カノンと、レオナの。
まるきり同じ反応をしたことに互いに気付き、つい、
「……あはは」
「……ふふっ」
笑い合ってしまった。
おや?
レオンは自分の頭越しに、事態が動いたことを知った。
鼻は痛むが手で押さえるわけにはいかない。左右両方、均等に腕を伸ばして、
「……ははっ、何やってんだか俺」
右手をカノン、
左手はレオナ。
弟と妹にあずけたのである。
引っ張るタイミングもカノン、レオナは同じだった。
えいやとレオンは立ち上がった。
「いやあ、参った参った」
「にーちゃん、鼻とおでこ、汚れてる」
「はい、じっとしてて」
レオナが拭いてくれた。ハンカチが黒くはなったがほんの少しだ。
「ドジふんじまった」
すまんすまんと謝るも、自分でも笑えてきてレオンの顔は晴れている。
「ところで二人とも、腹減らねえか? どっかでなにか買い食いしようぜ?」
「さんせー! じゃあおれ、たこ焼きがいいな! さっき屋台があった!」
「私も!」
「よっしゃ、俺がおごってやろう!」
きょうだいっていいよな、とレオンは思った。
願わくばカノンもレオナも、同じ気持ちでいてほしい。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
桂木京介
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
オールジャンル
定員
1000人
参加キャラクター数
67人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2021年01月16日
参加申し込みの期限
2021年01月23日 11時00分
アクション投稿の期限
2021年01月23日 11時00分
参加キャラクター一覧
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