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とてたたたた。
効果音にすればこんな感じ。
すごい早足、
見帰り沼の コトコ
は迷うことなく、『魔法少女ミスティックエール』のグッズ売り場に向かう。
迷うことなく?
「ことこちゃんそっち正反対っすよー!」
おーい、と
後藤 杏那
(ごとう・あんな)が追いかけてくる。迷ったというより、ハローニャックのあまりの大きさに目がくらまされたという感じだろうか。
おかっぱ頭にまん丸お目々、ふくふくほっぺのコトコだが、これは『人がた』なる仮の姿だ。本当は子ガエルのほしびとだけど、本日はしっぽも上手に隠して『みぬまことこ』という少女に変身している。
変身してたって変身はしたいもの。魔法少女になりたいな、というわけで本日、魔法少女の変身ステッキを買うため友達の
比嘉 桐太
(ひが・とうた)とともに、コトコはハローニャックを訪れているのだ。
引率役は桐太のご近所さん杏那である。「キャバ嬢してるから昼間はヒマっす」とのことで、こころよくふたりをこの場所に連れてきてくれたお姉さんだが、キャバ嬢なる言葉の意味がコトコにはわからない。昼がヒマということは?
やこーせいってことなのれすかねえ?
フクロウみたいなものだろうか。にしては昼間も元気そうではあるが。
でも『あんなねーね』は赤いジャージを着ているので、フクロウというよりはフラミンゴのほうが似ている気がする。
「こっちみたいだよ、『エール』の売り場は」
桐太が先導してくれた。
「とたにーにも、みたいものあるのれは?」
「まずはことこちゃんの変身ステッキを見ようよ。人気商品って話だし、売り切れになっちゃったら困るよね」
「えーりゅのすてっち、さきれすか?」
「うん。探そう」
「あい、さがすれす!」
と力強くうなずいてからコトコは言い足した。
「とたにーに、やさしいれすね」
「そんなことないよ」
桐太はくすぐったいような顔をする。
「ことこちゃんには前、ぼくの『でんでんむしのおうこく』も見つけてもらったし、そのおかえしもまだだから……これくらいは手つだわせてよ」
とたにーに、なんかちょっと、おとなっぱくなったきがするれす。
コトコは思った。なぜなのかは、わからないけど。
まもなく『魔法少女ミスティックエール』商品の集まった一角にたどり着いた。
箱が山積み……されていたのだろうが、もう午後に入っているせいかだいぶ減っている様子だ。用意されたスペースの三分の一くらいが空いている。でも大丈夫、まだまだあるから。
「おー! えーりゅ!」
さっそくコトコは一箱をかかえあげた。ちゃんと『魔法少女ミスティックエール DX変身ステッキ(ミスティッククラウンつき)』とある。
「みっけたれす! もつれす!」
箱は大きいけれど軽いパッケージ、カバーは透明になっており、ピンクのステッキがしっかりと見える。
「とたにーに、こえ、かえましゅか?」
「えっと……」
「コトコちゃん、予算はいくらっすかねぇ?」
たずねる杏那に、コトコは持参のがま口財布を開けて見せた。
「おさいふこえれす……おかねー……とーわかんにゃい」
「めっちゃ入ってるっすねー。ぜんぜん大丈夫っすよ」
杏那はVサインする。
よかった、と満面の笑顔でコトコは箱をだきしめるように両手でもつのだった。
「たいせつなのれ、ちゃんともつれす」
このままレジまで行くかまえだったが、
「ほあ、えーりゅのまえの、ぜんたいじゃーれす!」
急になにか発見し、コトコの視線は別の売り場に向かった。
わかってるよと言うように、
「あーしがあずかっとくっす。行ってくるといいっすよ」
と杏那がコトコからDX変身ステッキの箱を受け取る。杏那は箱をカートに入れた。ステッキまる一箱どころか、コトコと桐太が入ってもまだスペースが余るような特大カートだ。
「ぜんたいじゃー!」
テレビ番組表でいえば『魔法少女ミスティックエール』の時間帯、日曜朝(ニチアサ)特撮番組のグッズ売り場なのだった。五色に塗り分けられた五人のチーム、毎年やっている戦隊モノである。変身ブレスレッドに巨大ロボ、武器など玩具が充実していた。番組は視聴率的には苦戦しているらしいが、コトコは大好きなのだ。
「とたにーに、するれす!」
さっそくサンプル品の変身ブレスレットを左手首にはめ、コトコは右腕を水平にのばす。左脚を前につきだし右脚をななめうしろに下げるポーズも見事に決まった。
「ちぇーんじ! ぜんたいじゃー!」
「え? ぼく?」
桐太はコトコにつづいてはいたが、急に呼びかけられ目を白黒するばかりだ。
「そうれす! ぜんたいじゃーごっこ!」
「あ、うん」
桐太も同じポーズを取った。桐太は前作途中で戦隊モノには興味がなくなり、本作は観たことがないのだがそのことは黙っている。
「じゃあ……レッドから変身どうぞ」
「え? れっど、とーなの!!」
「うん。ぼく、せんたいだとブルーやイエローのほうが好きだから」
「わかったれす! ぜんたいれーっど!」
コトコはヒーローに変身した。『人がた』に変身してたって、やっぱり変身はしたいもの。魔法少女だってヒーローだって、コトコにとっては同じあこがれだ。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
桂木京介
シナリオタイプ(らっポ)
プライベートシナリオS(400)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
NPC交流
定員
6人
参加キャラクター数
6人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2020年12月29日
参加申し込みの期限
2021年01月05日 11時00分
アクション投稿の期限
2021年01月05日 11時00分
参加キャラクター一覧
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