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「ふーっ!」
島野夏帆が先に顔を上げました。十文字若菜がつづいて浮上します。
二人の潜水対決は、若菜をくすぐろうと追い回した夏帆のほうが先に、ためていた酸素が切れてしまうという結果に終わったのでした。
「ふふふ、私の勝ちね。次は平泳ぎで競争かな?」
とガッツポーズを取る若菜に頭上から声が聞こえました。
「若菜せんぱーい」
と呼びかけているのは
鴇波 羽衣
です。縫い目のしっかり入った指定水着を着ています。羽衣が立っているのは、『6』と書かれた初心者コース用の飛び込み台のようでした。
「羽衣ちゃん」
まぶしそうな顔をして、若菜は後輩を見上げました。
体育科の生徒ですが、羽衣はそれほど水泳は得意ではありません。正確に言えば、飛び込みと潜水だけは非常に得意なのですが、普通の泳ぎが苦手なのです。だからコースは6コース、でも、飛び込みはしたいというわけですね。
「羽衣ちゃん、水着姿かわいいよー」
「いやあ、そんな、かわいいだなんて……アハハ」
若菜が手を振ると、気恥ずかしそうに羽衣は身をよじります。
でも、照れている間は笑っていても、飛び込みの姿勢を取るや彼女の表情は一気に変化しました。真面目そのもの、緊張も交えて口は一文字、眉もまっすぐになります。
集中は限界まで高まりました。
今、真下に人はいません。飛び込んでも大丈夫です。
よし、と一言自分に呼びかけて、一気に羽衣は飛び込みました!
連続写真で見たくなるような、とても美しいフォームの飛び込みでした。飛び込み競技ではないのですぐに着水します。その音も、余計な水音はほとんどなく、抵抗力も限りなく小さい状態です。
水中に到達するや、羽衣は浮き上がろうともせずそのまま邁進しました。息が続く限り水中だけを進んで、やがて見事、25メートル泳ぎ切ったのでした。
「ん~っ気持ちいい~!」
ぱっと水上に顔を出して羽衣は深呼吸しました。
水中だけを進むとなんだか、魚になった気分です。それも、スピードのあるカジキのような。
しかし羽衣のいい気持ちは長続きしませんでした。彼女はあることに気づいたのです。
――って、このプール結構深い……! 足が付かないよ!
足元の崖が、いきなり崩壊したように羽衣は感じました。
いざ泳ぎ、つまり一般的な自由形や平泳ぎになると、本当に苦手な彼女でした。どうしよどうしよと一気に焦りますが、再び潜ってなんとか、ハシゴのあるところまで到達してことなきを得ました。
「いい泳ぎだったね」
と若菜が褒めてくれますが、自分のは『潜水』であって『泳ぎ』ではないと羽衣は思っているので複雑な心境です。
こんなときのために、普通の泳ぎも練習しておいたほうがいいかもしれませんね。
それだけじゃありません。スクール水着だけじゃなくて、もっと可愛い水着や素敵な水着、あるいは大胆な水着も着てみたいと思っています。
――可愛い水着、今度お店に探しに行ってみようかなー。
これから夏にかけて、羽衣の抱負は少し増えたようです。
「やあ、私は1年1組の
畑生 言嗣
」
と言って現れた少年は、プールなのに水着を着ていませんでした。体操服ですらありません。
「おっと、怪しいものじゃないよ。写真を撮影していてね」
そこに若菜と夏帆も泳ぎ着きました。勝負は小休止しているようです。
「畑生さんはまた趣味の撮影?」
と訊いた若菜に、言嗣は慇懃無礼気味に返答します。
「趣味、ね。そんな個人的なものではなく、もっと崇高……そうだな、芸術活動とでも呼んでくれないかね?」
「あー、そうね、芸術活動ね。参加していい?」
「もちろんだ。グラビア風に仕立ててみせよう。こう見えて、しろうと写真家としてそこそこ人気があるんだよ、私は」
ある程度まとまったら、冊子にして販売するのもいいかなぁ――なんて言嗣は考えます。利益が出るようなら本格的に考えてもいいでしょう。
「さあ、なら三人集まってくれるかな。よし、そのままのポーズで笑って……」
と、彼は羽衣と若菜、それに夏帆を同時にフレームに収めるのでした。
「完成したら、できた写真を送らせてもらうよ。あと、個人別も撮りたいな」
三人に礼を告げて離れると、言嗣はすぐに
最上 るるか
に呼び止められました。
「畑生! 探したんだからね!」
かくいうるるかは本日、おニューのビキニにて見参、プールサイドをキャットウォークに見立てたか、モデルのごとく優麗に歩みを進めてきます。
彼女の歩みに合わせて、視線がついーっと動きました。少なくとも、るるかにはそう思えました。視線といっても言嗣の視線ではありません。周辺の、たくさんの男子の視線です。るるかの肢体に集まる熱視線です。称賛を一心に浴びているようで、るるかは大変に気持ちがいい。
ふっと余裕の笑みを彼女は見せます。
「ねえ、サンオイル塗ってくんない?」
そういって、パラソルの下にサングラスをかけて寝そべります。
……ん、パラソル? いつの間に準備されていたのでしょう。
「サンオイルを塗るほどの陽差しではないと思うよ」
「なによ風情のない人ね。あ~あ喉乾いた。トロピカルジュースが飲みたいなー持ってきて」
「それよりは撮影を進めましょう。おっと、あまりそのパラソル出しっ放しにしていると、風紀委員の北風女史に怒られると思うよ」
「……風情のない人ね」
ぶつくさ言いながら、るるかはパラソルを畳みました。
「はい、じゃあお望みのグラビア撮影をさせてあげる。可愛く撮ってよね畑生!」
「はいはい」
軽くいなしつつも、言嗣はるるかが取るポーズの数々にシャッターを切るのでした。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
桂木京介
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
学校生活
恋愛
スポーツ
定員
1000人
参加キャラクター数
108人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年09月26日
参加申し込みの期限
2013年10月03日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年10月03日 11時00分
参加キャラクター一覧
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