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プールびらきはサニーデイ
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「どりゃあ!」
身長2メートルにならんとする角刈りの巨漢が、野獣のようにプールサイドに出現しました。
まるで人間に進化したゴリラです。野生のゴリラは本当は知的で物静かな動物だったりしますが、彼はまったく逆でまるっきりキング・コング、おりゃあどりゃあと威嚇の雄叫びを上げながら突然、
「漢は黙って8コースじゃい!」
などと言い捨て問答無用で、手近なところにいた鷹取洋二を抱え上げてプールに投げ込みました。
「はっはっは、なんだい……ってうわあ!」
ざぶんと洋二の体は水柱を上げます。それを見て血が騒ぎ、ますますいきりたつコングな彼の名は、三年生の
鬼河内 巌
というのです。血ぶるいする野獣となった彼はもう、男子という男子を手当たり次第にプールに叩き込むつもりでした。
しかしこのとき、鋭いホイッスルが鳴り響きました。
「おい! 迷惑行為は厳禁だ!」
ホイッスルを首から下げ、走ってくるのは浅井幸太先生ではありませんか。
これで静まるかと思いきや、
「教師であろうと手加減なしじゃあ!」
おらあ、と喚いて巌は浅井先生につかみかかったのです。荒々しくプールに投げ捨てるつもりです。
鉄筋コンクリート製と見紛う両腕で、ガッと先生の肩をつかみます。
宙に舞いました。
浅井先生ではなく、巌の体が。人形みたいに軽々と。
どさっ、と背中から叩き落とされ、巌はぽかんと口を開けたまま放心状態になっていました。なにが起こったのか、まるで理解できていない様子です。
柔道の背負い投げ。教科書に載せたいくらい美しいフォームで、先生が巌を投げ飛ばしたのです。
「このまま生徒指導室に来い。お説教だ」
浅井先生は特に怒気を表にすることもなく淡々と告げると、
「大丈夫か? 災難だったな」
洋二を助けて水から引っ張り上げます。優しく洋二の肩を叩きその無事を確認すると、振り返って巌を見下ろしました。
「まだ立ってなかったのか。ほら、さっさと起きるんだ」
これでも手加減したんだからな、と先生は言葉を添えました。
その一部始終を目にして、巌の妹
鬼河内 萌
はため息をつくのでした。
「ああ……またやってる……」
兄の粗暴はいつものことなので積極的に無視していましたが、他人に迷惑をかけるのはいけません。こってり絞られれば、多少は反省するのではと思いたいところです。
「それはそうとして、ふっふーん♪」
萌は表情を一変させていました。そそくさと
海原 茂
に近づいていきます。
生徒会長海原茂はすっくと立って腕組し、無言で透明な水を見つめているのでした。学校指定水着なので上半身は裸、萌の想像通り体毛は少なくて、しなやかな肉付きは男性ながら色っぽい。濡れた髪をオールバックにして、競泳用とおぼしきゴーグルをかけています。
「せんぱーい、先輩、海原先輩っ、プールでなにをたたずんでいるんですか? ひょっとして誰かと待ち合わせー?」
「鬼河内か。別に誰と待ち合わせでもない」
クールな反応の茂ですが、うっそだー、と萌は言いたいのです。
「鷹取先輩が溺れかけたけど、意識がはっきりしてるから人工呼吸ができなくて残念……とか思ってませんっ!?」
「いや別に……というか、どういう話なんだ?」
ゴーグル(おそらくメガネと同じ度が入っているものでしょう)をつけた茂の表情は読めません。発言は真意か演技か、今ひとつはっきりしないところ。
「ねえねえ、それはそうとして」
発育としては凹凸が少ない……というより、限りなくぺったんこに近い体型な萌ですが、紺色のスクール水着は吸い付くようで、なんともよく映えています。プラスチックみたいなつるつるの腕を、彼女はするりと茂にからめて言いました。
「ボクと一緒にプールに入ろっ、先輩♪」
泳ごうよ、と7コースへいざなう彼女です。ところが茂は静かに首を振りました。
「人生に水泳は必要ない」
「えー! 思いっきり泳ごうよ!」
「いや、それは……得意ではなくて」
あいかわらず表情は読めませんが、なんだか言葉に勢いがないのはわかりました。
もしかして先輩、カナヅチ?――と思った萌ですが、彼の心境を思ってそれは言わず、
「じゃあ鬼ごっこにしよう。ボクが鬼になるから、海原先輩は捕まらないように泳いで逃げてね☆」
と、遊ぶ用に解放されたコースを選んで食い下がりました。
「あ……いや俺は……」
茂はプールに入れられると気が進まない様子で、水をかき分けてよたよたと歩き出しました。
本当に泳げないようですね。歩いているだけですから。しかも、かなりぎこちなく。
それならそれで、いいのです。萌はニンマリしました。先輩にじゃれつくにはこの上ないチャンスじゃないですか。
「そういえば聞いたことあります? 寝子高のプールには得体の知れないナニカが潜んでいるとか? 鬼コーチ……じゃなくて、MMR出動だよ!」
などとイタズラっぽく声を上げ、先輩の追跡を開始したのです。
大変水の抵抗の少ない体型
(失礼!)をしている流線型乙女の萌は、水泳が得意でありました。
するすると泳いであっさりと茂に追いつきました。だけど、タッチして終わりなんてつもりはない。
「容疑者発見! 確保ー!」
両腕をひろげるや、彼の背中に(つる)ぺたーと密着するのでした。
二人の汗が潤滑油になったのか、なんとも心地良いつるつる感です。萌は幸せのあまり夢見心地で表情をとろけさせました。茂の体温を感じます。茂の鼓動も伝わってきます。血が騒ぐのも――ああ、先輩先輩!
これにとどまりません。つるつるな二人にさらなる変化が発生しました。萌の脚が彼の脚の間に、するりと入ってしまったのです。これは狙ってのことではありませんが、なんともラッキーな(?)ハプニング。当然、萌の膝は茂を刺激してしまう格好となります。
ちょっと力入れてみましょうか? うりうりと……。
「いかん! き、急な運動でのぼせたようだ!」
言いながら茂は口元を押さえて萌を振り払い、ばちゃばちゃと水音を上げながら走り出しました。
「すまない。またな!」
――鼻血?
茂の指の間から赤いものが見えています。そう、それは真っ赤な青春の血潮……ようするに鼻血でした。
「先輩……」
サイズ37センチのバストを両腕で抱くようにしながら、萌は彼の背中を見送りました。
楽しいキャッキャウフフタイムがあっさり終わってしまったのは残念ですが、彼の温もりはしっかりと味わうことができました。
せっかくだからあのまま、茂を溺れさせてもよかったかもしれません。水に? それとも自分の魅力に?
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
桂木京介
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
学校生活
恋愛
スポーツ
定員
1000人
参加キャラクター数
108人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年09月26日
参加申し込みの期限
2013年10月03日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年10月03日 11時00分
参加キャラクター一覧
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