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プールびらきはサニーデイ
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本日、浅井幸太先生はなにかと大変でした。
教師としてプール監視をする大変さはもちろん、女子生徒の麗しい(場合によっては過激な)水着姿にはほとほと困り果てていたのです。
どうして? それは言わずもがな、直視できないからです。
しかし、監視役である以上、見ないわけにはいかない。
けれど見るとまぶしい。でも見ないと困る。
それを知ってて、先輩の高野先生はからかうような言動をしてきますし……。
「あ! 先生! お仕事ご苦労様なんだにゃー」
唐突に声をかけられて、先生ははっと足を止めました。
「青物か」
プールにぷかぷか浮かんでいた女生徒が、彼を呼び止めたのです。
青物 といき
です。午後の陽差しのように輝く黄金の髪、これが普段より輝いて見えるのは、七色のエクステを外しているからと思われます。彼女は、指定水着をぴったりと着こなしていました。
心なしか、浅井先生がほっとした顔になったようにといきには見えました。自分を呼んだのが、陸上部として、そして担任としてよく知っているといきだったからでしょうか。それとも……?
といきはプールの底に立つと、首だけ先生を見上げます。
「センセー、いまちょっと時間もらっていいかにゃー?」
先生は周囲を一瞥して、危険がなさそうなのを確認してうなずきました。
「まあ、立ち話程度なら」
「立ち話、立ち話っ」
と唱うように水から出ようとしたといきですが、早口で先生は言うのです。
「そのままでいい、そのままでっ!」
水着が見えないほうがいい――という本音は秘密です。
「いいのかにゃー?」
「うん、いいからいいから」
まあそれなら、ということで、といきはニコっと笑んで告げました。
「センセーは泳げるんですか?」
「ああ、それなりにな。現役時代は夏のトレーニングで遠泳をよくやったもんだ。といっても10キロがせいぜいだが」
「10キロも遠泳!? 体力あるんですにゃー!」
といきは目をキラキラさせます。
「さすがに今じゃ無理かも……あの頃はバカみたいに体力があったからなあ。いくらでも飯が食えたもんだ」
そんな話をするときの浅井先生は、なんともいい顔をしているのです。厳しくも楽しい日々だったのでしょう。
「体力といえば、青物だって存分だろう。長距離ランナーなんだから」
「いえそれが……実は私、あんまり泳ぐのって得意じゃないんですよねー。体がそんなに大きくない上に水に沈みやすい性質のせいか、すぐ疲れるんだにゃー」
「なに、水泳ってのはコツがあるんだ。無駄な力が入らないようにすれば楽に続くようになる」
彼の言葉が、いえ、言葉にこめられた優しさが嬉しくて、といきは勇気を出して言ったのです。
「い、いつか……先生に、泳ぎとか、教えてもらいたいにゃあ」
勇気はあれど、ちょっと小声になってしまうのは乙女だからでしょうか。頬が熱くなってきます。
「あ、えーと……お、おう」
微妙に煮え切らないけれどこの前向きな返事で十分でした。彼女は照れ隠しのように、
「もー! 冗談ですニャー!」
と言って舌を出したのです。
「な、なんだ冗談か。大人をからかうもんじゃないぞ」
「へへー! ではまた、ですニャー!」
ちょっと大袈裟に笑うと、そのままバシャバシャ、力強くといきは先生の元から泳ぎ去っていくのでした。
さっきのお願い、叶ったらいいな――なんて、本当は思ってたりするのですけれどね。
さて浅井先生は仕事中なわけですが、ここに一人、生徒に混じって遊んでいる教師がおりました。
「いえーい! あたしの勝ちー!」
全力クロールでプールの壁に到達し、ガッツポーズなんてしております。
ばしゃっと水飛沫を上げる彼女は
相原 まゆ
、ちょっと小さいしかなりの童顔なので、はっきり言ってまったく違和感なく高校生に混じっていますが、実は34歳の立派な大人です。
本日担当の高野、浅井の両先生と、相原先生をわけたのはなんでしょう。
それは運命……要するにジャンケンでした。勝った相原先生は『プール内から生徒の安全を守る』という名目で、プールを楽しんでいたのです。
「まゆちゃんせんせ、それありえへん!」
彼女から遅れること数秒、ぜはぜは言ってゴールしたのは
直風 満帆
でした。先生と競争していたのです。
「ありえへん、ってなにが?」
「ちょっと待って……はあ」
コースロープにつかまって満帆は言うのでした。
「うちはなあ、足が付かんねん。このプール、深いから。なんかにつかまるか常に泳いでへんと、頭までズッポリやね~ん! だから実力が出せへんねん」
「あたしだって付かないよう」
「そらそうかもしれへんけどな、うちはまゆちゃんせんせみたいに……」
びっ、と人差し指で、満帆は先生の胸の辺りを指しました。
「水に浮く、
泳ぐのに邪魔そうな、
スイマーとしてはありえへん、
自前の浮き袋!
な~んて持ってへんし!」
「おっほっほ、年の功年の功。10年早いということね」
「え……でも本当は17、いや18年くらいの……」
「ストーップ! あたしが『10年』と言ったら10年なの!」
「かー、もうせんせにはかなわんわ!」
つい漫才口調になってしまうのは、満帆に流れる関西の血のせいでしょうか。
「先生、いいですか?」
このとき、プールサイドから
旅鴉 月詠
が呼びかけたので、「いつでも再戦受けるわよっ」と言い残して相原先生は泳ぎ去ってしましました。
「くー……いつか追いついたる……自前の浮き袋……」
それが浮くのかどうかはさておき、実際、この深さでは満帆にも浮き袋が必要と思われました。
彼女はすいすいと泳いで、遊び用のコースに移動します。高野先生を見つけて呼びかけました。
「なぁなぁ、ゆーきちゃーん! 浮き輪使てもええかなぁ?」
「なんだ? 直風、お前泳げるんならそんなものいらんだろう」
「あかんねん。自前の浮き袋小そうて沈んでまうんよ」
「自前の? よくわからんが」
そういう言い回しは、あまり得手ではない高野先生なのでした。
「……まあ、ほら」
と投げ渡された浮き輪を「おおきに!」と装着すると、満帆はぷかぷか、ご満悦で浮かびながら友人のといきのところへ漂っていくのでした。
「といきちゃーん、遊ぼうなー」
「みつほちゃん! ご機嫌なものしてるにゃー」
「浮き袋が育つまでの補助や」
「にゃー?」
でも満帆さん、お忘れなく。本当は、陸上部の先輩カーシャちゃん(ことエカテリーナ・クロキ)のように、『自前の浮き袋』が小さいほうが水泳には有利なのですよ……。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
桂木京介
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
学校生活
恋愛
スポーツ
定員
1000人
参加キャラクター数
108人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年09月26日
参加申し込みの期限
2013年10月03日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年10月03日 11時00分
参加キャラクター一覧
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