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~紫色の輪舞曲~ 攻めるは碧緑の塔、護るは樹木の異形
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エノコロ岬。寝子島にて海が望める場所の一つでもあるその場所には古びた灯台がある。
白色の壁に海風にも負けない堅牢なつくりのそれは今日も海に面し静かに佇んでいる……はずであった。
今や蔦に覆われ、草木が生い茂りその姿はまるで巨大な樹木。既に灯台としての面影は一切ないようにも見える。
そんな灯台の一階、幅広のスペースが確保された広場のようにもなっている地点にて暴れる人物が一人。
両の手に木でできている人型の異形『トレント』を掴みそれらを猛然と振り回しながらわらわらと襲い来る別のトレントの群れをその人物……
尾鎌 蛇那伊
は薙ぎ倒している。
「オカマタイフーンの威力は見たかしら!? 次はどの子が相手して欲しいの?」
ぐったりとし身動きを一切しなくなった両手のトレントを放り投げ、彼は身構える。
辺りには敵の気配だけが漂い、いつどこからトレントが襲撃してきてもおかしくはない。
警戒する彼の背後で音もなくトレントが地面から出現すると、右腕で彼を殴り飛ばそうと振り被った。だがその殺気を武術の心得がある彼が見逃すはずがない。
振り返りざまに裏拳を繰り出すと蛇那伊は背後にいたトレントの頭部を粉砕する。頭部を失ったトレントはそのまま仰向けに倒れ、動かなくなった。
その直後、彼を取り囲むように地面から出現したトレント達はそれぞれ腕の振り下ろし、回し蹴り、木の蔦を伸ばすと三種類の攻撃を同時に放ったのである。
通常であればこのような三位一体攻撃を躱すことは難しい。だが蛇那伊は一呼吸吸うと冷静に三体のトレントの動きを見極めた。
(同時とはいえ彼らは木偶人形。それぞれの動きにはムラがある……まずは……!)
蛇那伊は最も接近していた腕をハンマーのように振り下ろしていたトレントに狙いを定めるとその腕を右腕でいなし、貫き手を放つ。彼の指がトレントの首関節を貫き、ばきりと首を折る。支えを失ったトレントの頭部はごろりと床に転がった。
続けて蛇那伊は左側面から迫るトレントの回し蹴りを左手を盾代わりにガードし、体を半回転させるとトレントの懐に滑り込んでその足を払った。蹴りの直後で体重を一足に乗せていたトレントは耐えることもできずにすっころぶ。
床に転がったトレントの頭部を踵で思いっきり踏みつけて潰すと眼前まで迫っていたトレントの蔦を掴んでそのまま力任せに引っ張る。トレントは耐えようとしたが前傾姿勢で蔦を放っていたが為にそれは叶わない。
バランスを完全に崩したトレントごと蔦を持ち上げると思いっきり蛇那伊は樹木そのものとなっていた灯台の壁にトレントを叩きつけた。ぐしゃりという音が響き渡り、壁に叩きつけられたトレントは動かない木の塊となり果てる。
「さあ、どんどんいらっしゃいっ! 残さずあたしが相手してあげるわよっ!」
大声で挑発するように叫ぶ蛇那伊に引き寄せられるようにトレント達は彼目掛けてわらわらと向かうのであった。
蛇那伊が敵を一手に惹き付けたおかげで
八神 修
によりちーあ用のベースキャンプの設営は見事に完成していた。壁は周辺の硬めの岩盤等を用い、傾斜も付けたことで遮蔽だけでなく敵の侵入も阻める防御の堅い拠点である。
「これで拠点は問題ないだろ。よし俺たちは常闇も合流したし上階を目指す。連絡の取れない先発隊も心配だしな。ちーあは他の者が合流したら上階へ向かうように知らせてくれ」
「はいなのですっ! 連絡その他もろもろちーあにお任せなのですよー!」
元気よく笑顔で答えたちーあは八神から連絡用の予備携帯電話をもらう。勿論、なくさないように首から下げるストラップ付きである。
「露払いはお任せを。あれだけのトレント……ふむ、燃やせたらいいのですが」
ちーあから受け取ったロングソード・キワミの感覚を振って確かめつつ、合流した
常闇 月
はぼそりと呟いた。
そんな彼女の肩を掴み、八神は念を押すように二度言う。大事なことは二度言う必要があるのだ。
「灯台を壊すなよ? いいか、常闇、壊すなよ?」
真顔でいう彼の言葉にわかっていますと答えると常闇は上階に続く階段へと駆けていく。
彼女は階段を守る様に展開する数体のトレント目掛け、鋼糸を結び付けたロングソード・キワミを鞭剣のように振るうと一薙ぎにする。予想もしない攻撃にトレント達は避けることもできずにまとめて薙ぎ払われ、その場にどしゃどしゃと倒れた。
立ち上がろうと蠢くトレント達を横目に八神と常闇は上階への階段を駆けあがって行く。
ふらふらとしながらも立ち上がり、彼らに追いすがろうとするトレント達であったが次の瞬間には蛇那伊の投げ飛ばしたトレントの死体に潰されそれも叶わずに彼らは動かなくなった。
◆
八神達が上階へ向かった理由の一つに連絡の取れない先発隊の存在があった。拠点を作成してる間に中層部分の偵察、情報収集に務めるはずであった
白 真白
、イヴァを中心とした数名のチームである。
彼女達は中層の偵察を順調に進めていたが突如として出現したレッドトレントの猛威に押され、散り散りとなってしまっていた。
「はは、この数はちょっとまずいかなぁ……」
「ですね……はぁはぁ、流石に……私も、息が上がってきました……っ!」
袋小路の先。背を壁に阻まれ退路を失っているのはイヴァと真白であった。二人は際限なく沸きだし続けるトレント達に押され、この場から撤退できずにいたのである。
二人に対し、狭い通路とはいえトレント達はいうに十体以上は同時に彼女達へと襲い掛かっていた。それでも真白とイヴァは臆することなくそれらに立ち向かっている。
(意識するのは円のイメージ……隙は少なく、動きは最小限っ!)
襲い来るトレントを手に持ったただの木の棒の柄先で打ち据え、そのままの勢いでもう一端の柄先で殴り飛ばす。棒の両端を使った縦横無尽の攻撃、それが棒術の強みである。
棒術は一対多数戦において他の武器よりも優位に働く場合がある。それは使い手が棒術に熟練しているか、といった点であった。
真白はイヴァとの週二回の訓練を欠かさず行っており、その技術は既にそこらの棒術の師範と比べても遜色はない。
その理由としてはイヴァとの実践形式の訓練に他ならない。殺気を飛ばし合う実戦さながらの訓練は成長も早い。生傷も絶えないが。
「今こそ訓練の成果を見せつけてあげる! トルネードオブホワイトォオーーッ!」
ただの木の棒を持ったまま真白は攻撃の回転力を利用し加速度的にその回転を上げていく。
まるで白い竜巻とも言える状態となった真白は群がるトレント達を砕いていった。更に彼女は回転しながらロストワード『疾風』を放つ。
疾風の効果により限界まで引き上げられた回転は真白を巨大な竜巻のごとく回転させ、風圧がトレント達を容赦なく巻き込んでいく。
竜巻に巻き込まれたトレント達は風の刃と殴打によるダメージで物の数秒で木っ端微塵となった。
「イヴァちゃん、イヴァちゃん、今の見てた!? なかなか上手くできたんじゃない!?」
「ええ、上出来です。まだ甘い所はありますが十分実戦レベルですよ」
「へへ……それじゃここから無事に出たらまた訓練で――きゃぁぁああっ!?」
「真白さ――きゃあぁああああ!?」
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~紫色の輪舞曲~ 山に現れ出でるは死者の兵団
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グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
冒険
SF・ファンタジー
バトル
定員
20人
参加キャラクター数
8人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2020年12月23日
参加申し込みの期限
2020年12月30日 11時00分
アクション投稿の期限
2020年12月30日 11時00分
参加キャラクター一覧
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