this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
今日も愛すべき『フツウ』の日。
<< もどる
1
…
7
8
9
10
11
…
25
つぎへ >>
「ただいまー」
昼下がり。
配達を終えて、
西野町 圭吾
は店番をしていた。
といっても夕方にならないとお客は少ないためネット販売の手続きや本を読みながらであったが。
(帰ってきたら、今日は店番をしてもらおうかな)
夕方になると、学校から帰った娘がリヤカーで移動販売を行うのだが、今日はあいにくの雨。
ここ最近はそれで手伝いを控えてもらっていた。
だからといって雨の中リヤカーをひかせるわけにはいかない。
(お客さんは喜ぶかもな)
たまに出てくる看板娘。それも悪くない。
「すみませーん」
「あ、いらっしゃい。いつものですか?」
「今日はいつもより多めに頂いてもいいですか?」
「はい。これくらいでいいですか?」
「あ、もう少し……」
「ではこれくらいで?」
「はい、ありがとうございます」
舞華が購入したものは雪花菜、卯の花、つまりおから。
健康志向だったり、体重を気にする生徒に重宝されているのだ。
消費期限が短い食べ物のため、定期発注ではなく必要になるたびに配達をお願いするか、舞華が買いに来る。
「豆腐くださいっス」
ちょうどそのとき、
霧桐 舞衣
も買い物にやってきた。
「あ、どうもっス。いつもお勤めお疲れさまっス」
「こんにちは。大学終わったの?」
「ういっス」
「そろそろ、あたしは失礼するわ。今日も頑張ってね」
舞華は意味深長な言葉を放って、次の買い物に向かう。
霧桐は苦く笑った。
「なにをお探しですか?」
西野町は人のいい笑顔を浮かべて、霧桐に尋ねる。
「あ、今日はすき焼きなんで、お豆腐が一丁欲しいっス」
「お好みはありますか?」
「特にないっス」
「では焼き豆腐をお持ちしますね」
すき焼きがよほど楽しみなのだろう。
喜びがにじんだ霧桐の表情を見て、西野町はこっそりと微笑んだ。
「ハーイ、皆さん今日はジンガからのアウーパチドゥーの流れを教えるネー。まずはジンガからネー」
怪しげな日本語を駆使して、
毒島 イヴ
はシーサイドタウンのスポーツジムでカポエイラを指導していた。
カポエイラ。ブラジルの腿法。格闘技のようなダンスのような不思議なもの。
ジンガ。カポエイラの基本ステップで「よちよち歩き」という意味。
もっとも、その動きはよちよち歩きというよりは、間違ったラッパーのようだ。
なんにせよ体への負荷はそれなりのものである。
「もっと重心低いヨー? 全然ダメネー」
「もっと重心低いよー!」
イヴは中央で手本を見せる。
重心を低くし、足で弧を描くようにしながら、左右にステップを踏む。
「手はー顔をーマモール!」
「手はー顔をーまもーる!」
イヴの言葉を復唱して、生徒たちは体に叩き込んでいるらしい。
「カラの、アウーパチドゥー!」
「からの、子安キック!」
「違うネ。アウーパチドゥーネ!」
「はい! アウーパチドゥー!」
地面に手をつき、空を蹴り上げるような、逆立ちをするような流麗な動き。
(え、そんなの簡単にできないんですけど……!?)
初心者生徒諸君は心も体も冷や汗たらたらだったが、イヴの天真爛漫、無邪気な笑顔と乳の前ではそんな苦言をこぼすことなどできないのだった。
シーサイドタウンの一角。
ぽつりと独特の雰囲気を醸し出す建物があった。
ミニシアター・リュミエール
。
「ふー」
店主の
鳳翔 皐月
は入場券売り場でぼけーっと煙草を吸っている。
(雨の日はお客が少ないなー)
彼女が退屈そうにするのも無理はない。
なんとか予定通り上映していくものの、平日の雨ということで、客席は三分の一も埋まらない。
午前中はアニメ映画の『映画館戦争 反乱の絆』やアクションものの『タイタンマン3』を上映した。
このシアターでは珍しく、最新作映画で無難な作品だったが、それでも(いや、むしろだからこそ?)お客の入りはよくなかった。
上映の最中は、言ってしまえば暇だった。
最近はすべてデジタル仕様のため、データ取り込んでスタートボタンを押して、照明や音響の調整をしておけば、あとはやることがない。
そのため、映写室から観客と一緒になって映画鑑賞を愉しんでいる。
(ただそれをずっと繰り返してるだけだからな)
鳳翔はほわーっとあくびをすると、煙草を置いて、コーヒーを一口すすった。
「ここだ」
扉を開けて、ぶっきらぼうな声が入ってくる。
「いらっしゃい……おや、珍しいね」
その声の主は、
ジニー・劉
。
彼自身はときたまふらりとこの映画館にやってくるためそこまで珍しいということはないのだが、問題はそのとなりだった。
「……いらっしゃい」
改めて鳳翔はとなりの彼女に挨拶をした。
「こんにちは」
この空間では珍しい、明るく穏やかに
鹿嶋 洋美
は返答した。
「二人だ。今からはなんだ?」
「んー『レンガ倒し』っていうホームドラマ系だ」
「じゃあそれで」
鹿島は(聞いたことないなぁ)と首をかしげた。
「好きな席にどうぞ」
二人は奥へ入っていく。
鳳翔はくすりと笑った。
(さて、流すか)
気だるげに鳳翔は映写室に入って、上映準備をする。
ただ準備を終えてから彼女は、普段とは違うものを映画の合間に眺めたのだった。
「劉さ、……あ」
映画がはじまって五分。意外と面白いねと劉に声をかけようと、鹿嶋はとなりを見た。
すると、カクリ、コクリ、睡魔に蝕まれる劉の姿が。
(う、となりに女がいるってだけで緊張して童貞丸出し格好悪ィ)
からのベタなホームドラマ。
緊張と退屈の板挟みになり、劉が勝手に体力を消耗した末の眠気――ということを知らない鹿嶋は、申し訳なさそうにその横顔を見つめる。
(いつも夜更かししてるらしいし、疲れてるのかな?)
悪いことをしたかなと鹿嶋はこっそりと落ち込む。
そんな乙女心に気がつくことなく劉はついに意識を手放した。
カクン。劉は鹿嶋にもたれかかってきた。
(ッひぃ!)
鹿嶋は突然の出来事に内心驚きながら、(でも、疲れてるんだもんね)劉を起こさずにそっとしておくことにした。
(重い……ね)
肩にずしりとかかる重み。
それから温み。
鹿嶋は微笑み、映像に集中した。
<< もどる
1
…
7
8
9
10
11
…
25
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
今日も愛すべき『フツウ』の日。
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
つるこ。
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年09月25日
参加申し込みの期限
2013年10月02日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年10月02日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!