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男の娘Day★
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~bonheur入り口にて~
「なぁー八神ぃーこれ、どーいうことだ?」
桜井 ラッセル
がむすっとした顔で
八神 修
に問いかける。
「どうやら……変装というのは、客も含めてのことらしいな」
「おすすめは男の娘だと……おいおい男ってのは頼りがいのあるのが、いいんだろ。ひらひらのスカートは女の子が履くから輝き放つもんで……」
持論を展開する桜井の横で、顎に手を当てる八神。
茶色のサラサラヘアーと整ったマスク、均整の取れた体。そんな彼が立っているだけで絵になった。
「今週は変装をしないと、入店出来ないみたいだな……さて、何を着る、桜井?」
「あぁ? き、着ねーよ」
「そうか、それも選択の一つだろう。となると、お前とはここでさよならだな。なにせ変装しないと入店出来ないのだから」
「くっ、そ、そだった……」
「残念だな、この店のスイーツは新聞にも取り上げられるほどの名物だ。それが、なんとタダで頂ける」
二人の目の前を、店員が通り過ぎる。トレーからふわっと甘く、爽やかな香りが漂う。
「うぐ……うまそ……」
喉を鳴らす桜井。金色の髪を三つ編みにした、爽やかな外見。イケメンと言っても差し支えないだろう。
そんな彼は、お菓子に目がなかった。
「あのタルトは絶対うまい。旬の材料を贅沢につかってるぜ……うう」
「残念だ。あんなに美味そうな物が食べれないなんて……安心しろ、あとでしっかりレポートしてやろう」
立ち去りかける八神、慌てたように桜井が声を上げる。
「わ、分かった、お、俺も男だ! きっちり男の娘になってやろうじゃないか! いいか、す、スイーツの為だからな!」
足を止め振り向く八神。
「ふふ、そうか。ま、俺も一人より二人の方が心強いよ」
先に行っててくれという八神の声を受けて、桜井は更衣室に向かった。
「こちらでお召し替え頂きます。どのような衣装をご希望ですか?」
先導するメイド……一二三が衣装カタログを指し示す。
「ナース服、客室乗務員、レオタード……そうですね、お客様はスタイルがよろしいので、
スクール水着
などいかかですか?」
「ぶはっ! す、すくぅるみずぎぃ?」
一瞬、大きく
『さくらい』
と名札のついたスク水を着た自分の姿を想像して
、げんなりする。
パラパラとめくってみるが、今ひとつピンと来ない。
「わかんね~、店員さんにおまかせするわ。あんま変じゃない奴で頼む」
「分かりました。それでは、お客様にピッタリなもの、お見繕いいたします」
重ねた手をエプロンの前に置いて、お辞儀する一二三。艶やかな唇の端が、少しだけ上がった。
暫くの後……鏡の前で、言葉を失う桜井の姿があった。
「これは…………なんだ?」
「コンセプトは
地方都市の中学生2年生。初めて恋らしきものを知るも、言い出す勇気が持てない、内気な女の子
……でございます」
金色の髪は左右で結わえられ、サクランボの形をした髪留めで留められている。
紺色のセーラー服は長袖で、襟と袖には白いラインが入っている。 エンジのスカーフが胸の前で結ばれていた。
靴下は膝下までのもので、ひよこさんの絵
が入っていた。
「……変じゃね? おかしくね? っていうか、スカート短いだろこれ?」
「とってもお似合いです。どこからどう見ても、中学2年生です。見えそうで見えないのがポイントです。恋を知って短くしたのです」
「そうか……中学2年生、内気な女の子ね……はぁ……」
金のお下げが揺れる。
「まあいいや、席、案内してくれ……」
一方桜井と別れた八神は、若に店内を案内してもらってから更衣室に向かった。
「お客様ご希望はございますか?」
「そうだね……お任せしようかな。君なら俺に似合った物をチョイスしてくれそうだ」
切れ長の瞳で微笑み掛ける八神。若の顔が紅潮する。
「お、お任せ下さい……そうですね、お客様は色白で、お顔も整っていらっしゃるので、シンプルに行きたいと思います」
衣装ダンスの前を数回往復して、衣装を見繕う。
「
白のワンピース、胸にはピンクのブローチで……髪はロングのウイッグにいたしましょう。足元は……素足にサンダルで
」
若が一度席をはずし、着替えて貰う。
「メイクもしますね。薄いルージュと、チークで……」
手際よく若の手が動く。持ち前の手先の器用さが生きた。
最後に、ウイッグにブラシを入れて、完成。
「できた……こちらで、いかがでしょうか?」
おそるおそる若が訊ねる。
八神はじっくりと鏡に映る自分を見つめる。無言の時が流れる。
「……お気に、召しませんでしたか?」
「……これは予想外だね」
「す、すみません! や、やり直します!」
慌てる若の目の前で手を振る八神。
「ふふ、違うよ、まさかこれ程までとはね。もう変装ではなく、変身レベルだよ。良い仕事、しましたわね」
艶然と微笑む八神。
再び、若の顔が紅潮した。
先に着替えを済ませた桜井は、席に案内された。
スイーツを注文しようとしたところ、既にお連れの方にされていると言われた。
「相変らず手回しのいい奴だな。さて、と……八神はまだこなさそうだな……」
ふと、賑やかな声が聞こえてくる。
(なんだ? って、うお!? スゲー勢いで写真撮ってるぞ)
桜井の視線の先には、指が残像に見えるくらいシャッターを切るエイプリルと、はしゃぐ璃人。
そして、半ばやけくそでポーズを取る初芝 優子の姿があった。
その傍らでは、
千鳥 雅人
がぼおっとして立っていた。
異様な光景を眺める桜井の視線に、雅人が気づく。
「あ……えっと、どうも~、えへへ」
「お、おう……」
和ゴス姿の雅人。セーラー服姿の桜井。
互いに曖昧な笑みを浮かべる。
(うわ、あの人も……男の娘なのかな? セーラー服かぁ)
(おぉ、あっちも男の娘という奴か。着物みたいなの着てるな)
ちらちらと交わす視線……そして、互いの境遇をなんとなく察する。
「その、なんだ……ま、思い出になっていいじゃね? へへ、そう思わないと、やってらんねーからな」
桜井なりの優しさだろうか、言い方はぶっきらぼうだが、人の良さを感じさせる。
ぴこぴこと頭のアンテナが動く。どうやら喜んでいるらしい。
「あ、ありがとうなんだよ~。その、あなたも大変ですね。でも……なんていうか、似合ってるんだよ~」
雅人なりの思いやりだったが……
「あー、そっか~まあ、ありがとよ……」
(セーラー服が似合うって……どんなだよ、とほほ……)
「ここ、よろしいかしら?」
ハスキーボイスに振り向く桜井。視線の先には、白いワンピース姿の女性が佇んでいた。
「え!? あ、あの、ゆ、友人を待ってるんだけど……」
(うお、すげえ美人! なかなかお目にかかれないレベルだぜ……)
「うふふ、私も待ち合わせなの。あなたのお友達が来るまで、いいでしょう?」
切れ長の瞳が桜井を見つめる。囚われたように、桜井は頷いていた。
「ありがとう。ふふ、あなた……中学生かしら? 髪留め、可愛いわね」
「ど、どうも。いや、あの、これは……なんつーか、スイーツの為つーか」
「そうなの……と、言う事は……あら、もしかしてあなた、男性?」
かぁーっと頬が赤くなる。
「……いや、まあ、一応……その、変っすよね? こんな格好」
「うふふ、全然変じゃないわ。整ったお顔してるもの、良くお似合いよ。髪も……ふふ、さらさらね」
ほっそらとした女性の指が髪に触れる。
(やべえ、すっげえドキドキする。どうしちまったんだ)
「あ、ありがと……んん……」
「ふふ、髪、気持ちいいでしょう? ふふふ、お肌も……」
ツツっと指先が髪から頬を伝い、アゴに走る。
「うおっ!? う、うぅ……ちょ、ちょっと……は、恥ずかしいから」
「可愛い唇ね……ふふふ、食べちゃいたいかも?」
思わず目を閉じる桜井。やけに大きく心臓の音が聞こえた。
「ふふ、満更じゃなさそうね……そうか、こういうのが好きなんだな、桜井は」
耳触りのいい、ハスキーボイスが、聞き慣れた声に変る。
(え……この声って……もしかして?)
おそるおそる目を空けた桜井の前に、見慣れた笑顔が飛び込んできた。
「おま、もしかして……八神?」
「ふふ、ようやく気がついたか。どうだい、俺の変装もなかなかのもんだろう?」
「全然分からなかったぜ……」
「だろうな、色々と工夫したからな。それにしても、桜井、おまえ、案外可愛い所あるじゃないか。目を瞑った顔、なかなかだったぞ?」
「うぅ! よ、よしくてくれよぉ~、うう、なんてこった……」
頭を抱える桜井。お下げがぴこんと揺れた。
「まあまぁ、とりあえずスイーツ頂こう。こほん……店員さん、スイーツ2つ、おねがいしまーす」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
甲二
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
コメディ
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年09月24日
参加申し込みの期限
2013年10月01日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年10月01日 11時00分
参加キャラクター一覧
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