this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
男の娘Day★
<< もどる
1
…
2
3
4
5
6
…
12
つぎへ >>
~
初島 優
の自室にて~
「これは……あり……かなぁ……」
姿見の前で
初島 優
が呟く。
鏡の中には、
シックな白のブラウスとタータンチェックのスカートに身を包んだ、ボブヘアーの女の子
が佇んでいる。
少女が前髪に触れる。優の指先が動いて、前髪が整えられる。
「……うぐぐ……ありだ……ちゃんと男の娘になってる~」
優が顔を覆うと、鏡の中の少女も顔を覆った。
「しょ、しょうが無いよね……絶品スイーツが無料だなんてチャンス、そうないし」
学生である優は、正直お金持ちではない。
「それに……はぁ~どうせ何回も女装してるしねー」
過去の思い出が、脳裏にうかんでは消えていく。
そんな優を、アラームが現実に引き戻した。
「ん? ええ!? もうこんな時間? まずい、遅刻だぁ~」
傍らに置いてあったベストを手に取ると、あたふたと玄関に向かった。
~bonheur前にて~
「うーん、優さん遅いですねー。折角の……くふふコスプレデーなのに」
金色のツインテールを揺らして、
葛城 璃人
がにんまりと笑う。
小柄な体型と長い髪。優しげな童顔にカラコン。
魅力的な女の子にみえる璃人だったが……正真正銘、男の子である。
「んーどしたの、りぃちゃん? お店、入らないの?」
のんびりとした口調で
千鳥 雅人
が訊ねる。
小首を傾げると、黒く艶やかな髪がシャラっと音を立てた。
「なんでもないですよ雅人さん、さ、はいりましょ。……ま、その内来るでしょう」
(ふふ、最初は雅人さんの方で、楽しんじゃいましょ♪)
「うん、はいろ~。ふふー絶品スイーツ、楽しみだなぁ~」
「今日は特別な日ですからね、一個サービスだそうです」
(ある条件をクリアすればですけどねー)
「やった、凄くツイてるなぁ~。りぃちゃん、さそってくれてありがとう」
二人は連れだって店内に入った。
「ふぇ~~、コスプレ喫茶ぁ~? 男の娘でぇ? 聞いてないよぉ~」
「あは、ごめんなさい、伝え忘れてました、許してくださいね★(キラッ)」
ちろっと舌をだす璃人。
「んもぉ~、ひどいよりぃちゃんー。だいたい俺は男の子だし、このままでいいんじゃないかなぁ?」
(あれ、りぃちゃん、なにその笑顔? んん、その手に持ってる服は……)
「くふふ、りぃが手伝ってあげますからね★ 更衣室借りまぁ~す」
「あ、わ、わわぁ~ど、どこいくのぉ~~……」
そして10分ぐらい経過した頃……璃人の後を、悄然とした様子で歩く雅人の姿があった。
椅子を引いて席に着こうとして……ころんと転がる雅人。
「ど、どしたのですか雅人さん。歩きにくいなのです? うーんもうちょっと裾を短くした方が良かったなのです?」
「うぅ……もっと短くしたら、みえちゃうよ~。んもう、足元がスースーして、気になって……大体、なんでミニスカートなの?」
ミニスカートの裾を抑えてもじもじとする雅人。
頬を染めてうつむき加減な仕草は、とっても男の娘? らしい。
紅い帯を巻いた黒い和服に、白いフリルがアレンジされている。
「だって和ゴスはそれが売りなのですよーっ。りぃが雅人さんの為に作ったんですよーっ。うん……すっごく似合ってるですよーっ」
「あ、あんまり見ないで欲しいんだよ~……」
頭の上で小さく結わえた髪が、ゆらゆらと揺れる。
「やん、かーわーいーいー♪ ほんと、女の子みたいなのです……ううん、男の娘ですよーっ!」
胸に手を置いてはしゃぐ璃人。兎耳がぴこぴことお辞儀している。黒い燕尾のジャケットとふわっとした赤のスカート。小ぶりのお尻には、兎さんの尻尾が着いている。いわゆるバニーガールの衣装だった。
「うぅ、喜んで良いのかどうかのか……。りぃちゃんは、相変らずお似合いだよね~」
「あは、ありがとなのです! うふふ、今回はバニーさんなのですよーっ、それもレオタードではなくて、あえてスカートタイプなのです」
横ピースでウインク。わざとらしさのない仕草に雅人が感嘆のため息をつく。
「はふぅ~。まあいいかぁー……ちゅーもんと……すいませ~ん」
~道中にて~
(絶対見てた……いまの男の人、俺のこと見てたー)
早足で歩く優。チェックのスカートがふわふわと揺れている。
(やっぱり出掛けるんじゃ無かったー……)
何度目かの後悔が、優を襲う。足を止めて、引き返そうとして……再び歩き出す。
いま優を支えているのは、bonheurの絶品スイーツが食べれる……ただそれだけだった。
(あ、また男の人歩いてきた……)
大学生らしき青年2人が談笑しながらこちらに歩いてくる。
(下手に恥ずかしがるから目立つんだよー……ええ、こうなったら……)
優は強く念じる。
私は初芝 優子15歳★今年高校生になったばかりの女の子ー!★……と。
若い男性とすれ違いざま、笑顔で小さく会釈。
「え!? あ、ど、ども……………な、なあ、今の子カワイクね?」
「ああ、ちょー可愛かったぜ! いいよなぁ、あんな彼女欲しいぜ~」
遠ざかっていく話し声に優は小さく息を吐いて……唇をほころばせる。
(やた、優子ちゃん可愛いんだって★)
~bonheur店内にて~
しばらくして注文の品を持って店員がテーブルにやって来た。
「おまたせしました! ドリンクと、あと、こちら、サービススイーツのフルーツタルトになります」
艶々とフレッシュフルーツソースが輝き、と甘い香りが漂う。
「わぁ~おいしそなのです♪ さすが売り切れ続出なだけあるのですよーっ」
「うん! えへ、いっただきまぁ~す」
小さなお口を開けて、あんむとスイーツにぱくつく雅人。
しっとりとしたフルーツの柔らかさと、サクッとした生地の食感……カスタードクリームの甘みが口の中に広がる。
「うあぁ~ちょーおいしよぉ~むぐむぐ……」
「あはっ、雅人さん、スプーン使うのですよーっ。んもぉ、クチビルにクリーム着いてるですよーっ……はい、とれましたなのです」
「あう! 指、柔らかいんだよー……ガマン出来なかったんだよー」
バニーな男の娘が、和ゴスの男の娘の世話を焼く。
エイプリルの妄想世界が爆発的に広がり、脳内にお花畑(満開)を作り上げる。
「きゃあぁん! お客様、素敵です! ぜ、是非お写真取らせてくださいな!」
どこから取りだしたのか、ごっついレンズのついた一眼レフを構えるエイプリル。
「今日は男の娘Dayという事で、男の娘なりきりコンテストを開催しているのです。そのエントリーと言うことで、お写真いただければと」
来店した男の娘の中から容姿、仕草、会話、その他(セクハラ時のリアクション……部外秘の事)でナンバー1を決定し、優勝者にはbonheur特製の闇鍋パフェをプレゼントする……といった事を説明する。
「うん、もちろんOKですよーっ。それじゃ、こうですか? あ、これもいいなのです」
手首を曲げて兎さんポーズ。小さなお尻を突き出してセクシーボーズ。ツインテールの毛先を口元に寄せて、ちょっと流し目……次々に繰り出す萌えポーズにシャッター音が加速する。
「り、りぃーちゃん、凄いなぁ……あはは……」
(それにしても……メイドさんたちみんな綺麗だし、女装して落ち着かないし……うぅ、折角のスイーツの味が、よく分からないよ……)
「…………うふふ、素晴らしかったです! ご協力ありがとうございました」
「えー、りぃの魅力は、この程度じゃ見せきれないのですよーっ」
璃人がほっぺたを膨らませる。
「ああん、その顔ゲット! すみません、他の方もお撮りしないといけませんので! というわけで、そちらのお客様もよろしいですか?」
スチャっとレンズが雅人を捕らえる。
「えう? お、俺? え、写真? うぅ、恥ずかしいから、ちょっと……遠慮」
「えーなんでなのです!? 雅人さん可愛いんだから、撮ってもらうですよーっ」
ツンツンと璃人が突く。あう、えうと艶っぽい声を上げる雅人。
「やん! りぃちゃん、だめぇ~……はぁはぁ……分かったよー写真取っていいよ~って……」
「あぁん、さっきのお顔欲しいです、お客様ぁ、ご協力を!」
エイプリルがメイドにあるまじき、爛れた欲望を露わにした顔でレンズを向ける。
「おーけーですよーっ。うふふ、さあ、りぃの指先で、イっちゃうですよーっ」
「やぁん! 指ぃ、つよぃ、あふぅ……んんぅん~♪♪」
(だめなのにーあぅう、と、撮られてるぅ~ん)
硬かった表情も次第にこなれ、自然な? 表情をみせる雅人。
エイプリルの高速連続撮影に笑顔で応える。
「はい、それもいいです、これもいいですね! よしよしよぉ~し……はい、ラスト~!」
「ラスト? えっと、それじゃ……こ、こうかな……? えへへ」
両手でピースを作って、頬を染めた笑顔を向ける雅人。
彼の耳元でほおっとため息が零れる。
「雅人さん、今日一番の笑顔ですよーっ。うふふ、りぃもあとで写真もらっちゃいますなのです」
そんな桃色空間ただようbonheur店内に、「ふえぇ~ん」と情けない声が響く。
入り口には……まるでどこぞの名画のように、頬を抑えている優の姿があった。
「あー、優くん遅いですよーっ……あ、あら、あらあらあら? これは優くんもとい、優子ちゃんなのです♪」
良く通る璃人の声に、店中の視線が優に集まる。
「うわぁ~~り、りぃちゃん、や、やめてよぉ~うぅ、みんな見てるぅ~~」
パタパタと駆けてくる優。
「いいじゃないですか~。うふふ、似合ってますですよーっ。それにしても、女装していらしたとは……ふふふ、すっかり板についちゃってるですよーっ」
「ち、違うよーだ、だって女装したら貰えるって思ってたから……うう、ここで着替えれば良かっただなんて……」
グーにした両手を顎に当てて、頭を振る優。ボブヘアーがふるふると揺れる。
「あはは、そんな絶望的な顔しないでください。別に、りぃはいいふらしたりー、しませんですよーっ♪」
「うわぁー、猛烈に嫌な予感がするー! うぅ、もぉ、こうなったら……」
(演じきってしまおう! そう、俺は、いや私は初芝 優子15歳、女の子なの!)
エイプリルが息を乱しながら一眼レフを向ける。
「あん、とってもプリティーです~、こっち視線くだぁ~い!」
反射的に振り向く優。自分に向けられたレンズに、ビシッとポーズ。
「初芝 優子で~す★ 写真ですか? 全然OKで~す♪」
「あは、優子ちゃん、ノリノリですよーっ♪ ほら、もっとセクシーに、ほら、スカートの裾を……」
「きゃぁ♪ いいんですか~ごちそうさまです! うふふ、素敵です!」
フラッシュが光り、シャッター音が鳴り響く。
「こうですか? こうですね? ほら、こうでしょう!? えへへ、ドンドン撮って下さいね!」
<< もどる
1
…
2
3
4
5
6
…
12
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
男の娘Day★
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
甲二
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
コメディ
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年09月24日
参加申し込みの期限
2013年10月01日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年10月01日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!