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男の娘Day★
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「……ふむ、ここみたいじゃの」
片手に持ったチラシと、看板を見比べる
夏神 零
。
三つに編まれた白い髪が、陽光に反射している。
(なんでも、おなごの格好をすれば、すい~つが無料になるとか……はて面妖なこともあるものじゃ)
ほっそらとした指で取っ手を握り、扉を開く。
「いらっしゃいませ。今週、当店は変装をして頂くことが、御入店の条件となっておりまして」
足を踏み入れた零に、若が声を掛ける。
「ふむ、確かチラシに書いておったな」
ルールを説明する若、そして最後に……
「失礼ですが……あの、お客様は男性でいらっしゃいますよね?」
おずおずと訊ねる。
「ん? まあ、この風体故、よく間違われるが、一応男児じゃ」
「で、ですよね! し、失礼しました! ではこちらに……」
ぺこぺこと頭を下げると、若は零をいざなった。
着替えを終え、店内に案内される零。
「これがめいど服か……ひらひらして、頼り無いのう」
特に希望を出さなかった零は、お店推奨の格好、メイド服に身を包んでいた。
黒いリボンをヘッドドレス風にアレンジした物で髪を結う。
肘上、膝丈のメイド服は、ベースカラーがピンクで、所々黒のワンポイントが入る。
店員とお揃いのエプロンは白で、清潔感が漂う。
ガーターベルト付きのニーソックスの色も白。
銀色の髪と相まって、まるでおとぎ話の世界から飛び出してきた少女のようだった。
「綺麗じゃのう……気に入った。メイド殿、そなたの色遣い、素晴らしいの」
「あ、ありがとうございます。その、私、色にはこだわりがありまして……お客様なら、こんな感じが似合うかなって」
若の、猫の目のような大きな瞳には、微かな誇りと、ひそやかな自信が映っていた。
それを見て取った零は、頬を緩める。
(ふむ、これは拙者というよりも……わらわじゃのう)
「ぴったりじゃ。拙者……いや、わらわが言うのもなんじゃが、とってもぷりてぃじゃの」
「ありがとうございます!」
窓際の席に座っていた
檜扇 舞華
は、そんな二人のやり取りを微笑ましく眺めていた。
(ふふ、お人形さんみたいに、綺麗な子。店員さんも、良いセンスしてるわ……ちょこっとドジっこだけど、うふふ)
薄い陶器のカップに注がれた、ジャスミンティを口に含む。
(熱からず、温からず……うん、合格。ま、私なら、蒸し時間を長くして、もう少し香りをつけるかな)
スイーツにフォークを差し入れる。生地を崩すことなく切り分ける。
そのまま桜色の唇を開き、お口の中に……
(ん、甘み抑えめで素材の味が生きてる。フルーツがさっぱり感を引き出してるし……やるわね)
舞華の格好もメイド服だ。
クリーム色のリボンで長い髪を結い上げる。
黒をベースに、ピンク色のフリルが差し色として映える。
メイド服の長さは、肘上、膝丈だった。
エプロンは白……これは舞華がこだわった。
そしてガーターベルト付きのニーソックスも白。
そう、
デザインは零のものと一緒
だった。
身につけたときの自然さ、こなし方の滑らかさに、店員達の方が驚いていた。
(ふふふ、まあ、一番着慣れてるし、そりゃ……ね)
メイド服を普段着にしている舞華にとっては、雑作もないことだった。
(ん、胸元はちょっと苦しいわね。締めすぎたかしら、ふふ)
男の娘ということで、バストはサラシで締め上げている。
胸元に手をやって、ちょっとだけ調整。
(ふぅ、これでいいかしら……あら……あの子)
銀のメイドさん……零がお客さんに話しかけられている。
あ、また。周りの店員さんも忙しそうだし……
(ちょこっとお手伝いしちゃいましょうか)
スイーツを平らげると、ジャスミンティを飲み干した。
座席に案内された零は、店内を見回す。
チラシの効果なのか、それとも元々人気店なのか、お客の入りは順調で、空いている席は殆ど無い。
メイド服に身を包んだ店員達も、忙しそうに立ち回っている。
注文しようと片手を上げかけた零だったが。
(手をわずらわすのもなんじゃの、自分で告げてくるか)
椅子から立ち上がると、厨房の方に足を向ける。
カウンターの前まで来て、注文を告げようとすると、不意に声を掛けられた。
「あのすいません、ケーキの追加お願いしますー」
「いや、わらわは……」
メイド服の着こなしや、自然な男の娘っぷりから勘違いされたようだ。
自分は店員ではないことを告げようとする零に、再び声が掛けられる。
「店員さーん、お水くださーい」
(はて、如何するか。水ぐらい、わらわでも給仕できるが……)
「しばしまたれよ、只今……」
元来の責任感の強さから、何かしてあげたいと思う零。
そんな零の方をポンと叩くメイド服姿の少女がいた。
「ふふ、手分けしましょうか。お店も忙しくなってきたし」
舞華が爽やかなボーイソプラノで話しかけた。
「うむそうじゃの。ではわらわは水の方を。ええと?」
「
マイちゃん
よ、
わらわちゃん
。私はオーダーの方に入るね」
「かしこまった。よろしくなマイちゃん」
水を要求されたテーブルに向かい、手早く注ぐ零。
周りのテーブルにも気を配り、水を注ぐ。
実家である神社で、常日頃接客をしている為か、無駄なく洗練された動きだ。
「ちょっと~、お手洗いどこ?」
「お手洗い……む、こちらじゃ」
「子供と来たんだけどぉー、子供用の椅子、あるかしら?」
「うむ、しばし待たれよ……こちら、つかってくだされ」
不思議な言葉使いをする、男の娘メイド……わらわちゃんは、片っ端から仕事を片付けていく。
一方の舞華ことマイちゃん。
「オーダーです! モンブラン1、チーズケーキ1、ブッシュドノエル1。チーズケーキはテイクアウトです!」
良く通る声でオーダーを告げる。
「お客様ご来店です! 男性1名様女性1名様、続いて女性2名様御入店されます」
急な助っ人メイドの登場に、最初は面食らった店員達も、手慣れたマイの立ち振る舞いに笑顔を返す。
「マイさんでしたっけ? それでは申し訳ありませんが、お手伝い願えますか?」と一二三。
「ええ、お任せ下さいな。役に立って見せましょう。あそこにもほら、可愛い助っ人メイドさんがいますよ」
ピッと手の平をホールに向けるマイ。
そこには、テーブルを片づけている、零の姿があった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
甲二
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
コメディ
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年09月24日
参加申し込みの期限
2013年10月01日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年10月01日 11時00分
参加キャラクター一覧
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